Fusionマザーに新モデルが続々

今週はFusion APU搭載マザーボードが2種類登場している。SAPPHIREの「IPC-E350M1」とASUSの「E35M1-I DELUXE」で、両モデルとも「E-350」を搭載するMini-ITXのマザーボード。どちらもUSB3.0やBluetoothを搭載する高機能タイプになっており、価格は前者が18,000円前後、後者が19,000円前後。

Fusionマザーも増えてきた。奥がSAPPHIRE製で手前がASUS製

SAPPHIREのIPC-E350M1は、DDR3メモリのSO-DIMMスロットを2つ搭載。拡張スロットはPCI Express x16が1スロットで、そのほかにMINI PCI-E x1の空きスロットも備える。

IPC-E350M1の基板。ヒートシンクはかなり小さめ

バックパネル。USB 3.0×2ポートの隣にはeSATAの端子も見える

ASUSのE35M1-I DELUXEは、大きなヒートシンクを搭載したファンレスモデル。この製品は無線機能も充実しており、Bluetooth 3.0に加え、IEEE 802.11nの無線LANも標準で搭載している。

E35M1-I DELUXEの基板。無線LANのモジュールが刺さっているのが見える

バックパネル。無線LANやBluetoothのアンテナ端子も出ている

大小2つの冷却ファンを搭載

Arctic Coolingの「Freezer 13 Pro」は、ちょっと変わったデュアルファンのCPUクーラー。一見すると普通のサイドフロー型CPUクーラーなのだが、ベース部分を良く見てみると、なんとここにも小型のファンが取り付けられているのだ。これにより、トップフロー型CPUクーラーのように、CPU周辺も冷却することが可能だという。CUSTOMでの価格は4,680円。

Arctic Coolingの「Freezer 13 Pro」。同社らしいデザインのCPUクーラー

ベース部分にも小型ファンが搭載されている。これはかなり珍しいスタイル

ヒートパイプは8mm径が4本で、最大300Wまでの冷却に対応する。冷却ファンは12cmと5cmの2つを搭載。回転数はそれぞれ300~1,350rpm、700~2,700rpmで、ともにPWMによる制御が可能となっている。