パナソニックは15日、ビエラのプラズマモデル「TH-P42S3」と液晶モデル「TH-L37R3」「TH-L32R3」を発表した。発売は3月18日。価格はオープンで、市場価格はTH-P42S3が13万円前後、TH-L37R3が14万円前後、TH-L32R3が11万円前後と予想される。

USB HDDとSDカードへの録画機能を搭載したTH-P42S3

HDDの容量が1TBに増やされた「TH-L37R3」「TH-L32R3」

TH-P42S3は、昨年2月に発売したTH-P42S2の後継モデル。録画機能の追加が大きな特徴で、USB接続タイプの外付けHDD、またはSD/SDHC/SDXCカードへの録画が可能となっている(SD録画にはClass 10以上のカードが必要)。番組表からの録画だけでなく、現在視聴中の番組をダイレクトに録画することも可能で、追っかけ再生にも対応している。なお、搭載しているチューナーは1基なので、裏番組の録画には対応していない。パネルは、3日に発表した「VT3」「GT3」「ST3」シリーズと同様に電極構造の見直しを行ったもの。発光効率が、昨年モデルに比べて約15%向上しており、より高画質、省電力となっている(TH-P42S2の年間消費電力量は170kWh/年。TH-P42S3の年間消費電力量は138kWh/年)。パネルコントラスト比は200万:1。

TH-L37R3/32R3は、昨年7月に発売したTH-L37R2/32R2の後継モデル。R2シリーズは、500GBのHDDを内蔵した録画対応モデルだったが、R3シリーズでは、HDDの容量を1TBに増量。また、新たにSD/SDHC/SDXCカードへの録画にも対応した。さらに、画面メモ機能を新搭載。リモコンの「静止」ボタンを押すことで、画面を停止、さらに停止した画面を静止画としてSDカードに保存することも可能だ。なお、R3シリーズは、R2シリーズと同様にデジタルチューナーを2基搭載しているが、R2シリーズに採用されていた、長時間録画モードや、2番組の同時録画機能は搭載されていない。同社によると、あくまでも手軽に使える録画テレビを目指したためとのことだ。パネルは従来機種同様にIPSαパネルを使用しているが、バックライトをLED化。コントラスト比の向上と低消費電力化が図られている(TH-L37R2/32R2の年間消費電力量は、それぞれ104kWh/年、77kWh/年。それに対してTH-L37R3/32R3の年間消費電力量は、それぞれ98kWh/年、60kWh/年)。

3モデルとも、入力端子は、HDMI×2(ARC対応)、D4×1、コンポジット×2を装備。本体サイズは、TH-P42S3が1023(W)×671(H)×288(D)mm、TH-L37R3が890(W)×582(H)×260(D)mm、TH-L32R3が769(W)×514(H)×230(D)mm。質量は、TH-P42S3が約26.5kg、TH-L37R3が約16kg、TH-L32R3が約13kg(いずれもスタンド込み)。