単行本として発売されたフォトブック『深海のとっても変わった生きもの』(幻冬舎)が、iPad向け電子書籍アプリ(1,200円)になって販売されている。

深海の生物は地上で生存させることが難しいため、標本撮影が用いられることが多いそうだが、この本では海洋研究開発機構の研究者が深海調査船から、また自身の研究室で撮影した、生きた深海生物の写真を多数掲載。ほぼ暗闇の深海269メートルで発見された極彩色のベニハゼや、ダンゴムシの親玉のような重さ2kgのダイオウグゾクムシなど、誰も知らない新種や謎の多い生き物たちの姿を見ることができる。

深海のとっても変わった生きもの(1,200円)。海洋研究開発機構研究者が撮りためた約1000種の写真から85点を厳選

アプリ版ではiPadを水面に見立て"潜る"動作をすることで、潜水を疑似体験しながらその水深に住む生物を表示していく「SHINKAI EXPLORER」機能を搭載。書籍とは違った楽しみ方が可能だ。