園子温監督の最新作『冷たい熱帯魚』が27日、都内で開催中の映画祭「第11回東京フィルメックス」で上映され、出演者の吹越満、でんでん、黒沢あすか、神楽坂恵らが舞台挨拶を行った。

左から、園子温監督、黒沢あすか、でんでん、吹越満、神楽坂恵、梶原ひかり、渡辺哲 拡大画像を見る

同作は、小さな熱帯魚店を営む男・社本(吹越)が、娘・美津子(梶原ひかり)の万引き事件で知り合った、社本と同じく熱帯魚を商う村田(でんでん)に導かれるようにして猟奇殺人事件に巻き込まれるというサスペンス。1993年の埼玉愛犬家連続殺人事件をベースにしており、過激な暴力・性描写でR-18指定作品となっている。ベネチア国際映画祭に出品されて絶賛を浴びた。

園子温監督は「今まで撮ってきた作品の中でも一番の作品。娯楽映画になっていると思います。自信はあります」と胸を張り、ベネチア国際映画祭に出席した時のことを振り返り「反響がすさまじくよかったのでうれしかった」と感想を語った。でんでんは「外国の女性の方が映画を見て笑っていましたね。国民性の違いなのかな」と首をかしげながらも、「大きな渦に巻き込まれるのを楽しんでほしい」とアピール。神楽坂の夫を演じた吹越は「神楽坂さんと夫婦になるためにはどうしたらいいか悩みましたね。『とりあえずキスをしようか』と監督に言われたこともありました(笑)」と撮影エピソードを明かしていた。

『冷たい熱帯魚』は、1月29日よりテアトル新宿ほかで全国順次公開。