三井住友海上火災保険と大東建託は15日、賃貸住宅居住者向け火災保険のインターネット募集システム『ネットde保険@るーむ』を共同開発し、2010年10月から募集を開始したと発表した。

「ネットde保険@るーむ」は、大東建託の物件データをクラウドコンピューティングで保管させた上で、火災保険契約に必要な情報を自動的に取り込み、すべての保険契約手続きをインターネット上で完結できるようにした、「業界初の画期的な募集システム」(両社)。

新システムの全体像

大東建託の物件データのうち、火災保険契約に必要な情報(物件の所在地、構造、建築年月など)をクラウド経由で取り込むことで、「正確で迅速な契約手続きが可能となる」(同)。物件データは、大東建託の全国約400の店舗、管理戸数60万戸に対応している。

大東建託で部屋を借りた顧客は、店頭または自宅からインターネット上で、賃貸物件の火災保険契約について、動画による補償内容の説明、契約コースの選択、重要事項の確認、保険料の決済など、すべての手続きを完結できる。「ペーパーレス・キャッシュレスによる迅速で手間のかからない、分かりやすい契約手続きとなる」(同)。

「ネットde保険@るーむ」の画面イメージ

また、契約画面上で、地震保険を予めセットしたプランを案内することで、「地震保険の更なる普及拡大を目指す」としている。