アメリカンホーム保険は31日、小学生の子どもを持ち、中学受験を応援している(または応援する予定の)20代~50代の男性に対して行った、『中学受験応援パパの意識調査』の結果について公表した。これによると、中学受験が家族の結束力を強めるきっかけになると思うか聞いたところ、「きっかけになると思う」と回答した父親は52.8%で、半数強を占めた。

調査は、2010年7月28日~8月1日の5日間に、インターネットリサーチ(モバイルリサーチ)で実施。1,000名の有効回答サンプルを得た。

これによると、全回答者(1,000名)に、中学受験が家族の結束力を強めるきっかけになると思うか聞いたところ、全体では「きっかけになると思う」と回答した父親は52.8%、「きっかけにはならないと思う」は47.2%となり、中学受験が家族の結束力を強めるきっかけになると思う父親が半数強を占めた。

中学受験が「家族の結束力を強めるきっかけになると思う」父親が半数強を占めた

同じく全回答者に、勉強している子どものために飲み物や夜食などを作ったことがあるか聞いたところ、全体では「ある」と回答した父親が16.4%、「ない」は83.6%。また、作ったことがあると回答した(164人)父親に、子どものために作ったものを自由回答形式で聞いたところ、最も多かったのは「おにぎり」で19.5%、次いで「ココア」(11.6%)、「ラーメン」(8.5%)、「うどん」(6.7%)と続いた。

全回答者に、子どもが行っている小学校以外の勉強方法を複数回答で聞いたところ、全体では「進学塾」(45.6%)が最も多く、次いで「通信教育」(31.5%)、「配偶者が教えている」(30.2%)、「自分が教えている」(26.5%)という結果となった。

これを、子供(小学校の上の子供)の学年別に見ると、「進学塾」と回答した人は、子供の学年が上がるほど多くなっており、「3年生」(28.8%)、「4年生」(34.0%)、「5年生」(50.3%)、「6年生」(55.0%)。「配偶者が教えている」と回答した人は、「進学塾」とは逆に子供の学年が上がるほど少なくなっており、「3年生」(35.6%)、「4年生」(34.0%)、「5年生」(29.5%)、「6年生」(26.3%)となった。

子どもの中学受験のための勉強として、「e-ラーニング」を今後利用させたいか聞いたところ、「利用させたい(「利用させたい」「やや利用させたい」の計)」と回答した人は全体の27.5%。「利用させたい」と回答した人(275人)に、その理由を複数回答で聞いたところ、「自由な時間・自由な場所で勉強できる」(77.5%)が最も多く、「子どものペースに合わせて勉強できる」(57.8%)、「使用する教材やコンテンツの範囲が広い」(37.8%)、「低価格で教育サービスが受けられる」(36.7%)が続いた。

「e-ラーニング」を今後利用させたいか聞いたところ、「利用させたい(「利用させたい」「やや利用させたい」の計)」と回答した人は全体の27.5%だった

また、全回答者に、今年の夏に子どもが塾の夏期講習や夏期合宿に参加するか聞いたところ、「夏期講習に参加」と回答した人は37.6%、「夏期合宿に参加」と回答した人は4.5%だった。

子どもが夏期講習に参加するという回答者(376人)に、受講・参加する夏期講習の費用を聞いたところ、「1万円」は10.4%、「2万円」は15.2%、「3万円」は17.3%、「4万円」は5.1%、「5万円」は18.9%で、平均金額は5.9万円となった。

さらに、夏期講習の費用の支払いに対してどのように感じているか聞いたところ、「大変と感じている(「非常に大変と感じている」「やや大変と感じている」の計)」と回答した人は81.3%、「大変とは感じていない(「あまり大変とは感じていない」「全く大変とは感じていない」の計)」は18.6%で、8割強が「大変と感じている」という結果だった。

全回答者に、仮に自身が健康を損ない長期入院となった場合、子どもの中学受験を諦めるか聞いたところ、全体では「諦めない」と回答した人が60.3%、「諦める」が39.7%。また、仮に子どもが第一志望の私立中学に合格したが、不測の事態が発生し自己資金不足で入学金などの用意ができなくなった場合に、どのように対処するかを聞いたところ、「入学は諦めず、教育ローンなどの借入をして入学を実現させる」が76.0%、「入学は諦める」は24.0%となった。

仮に自身が健康を損ない長期入院となった場合、子どもの中学受験を諦めるか聞いたところ、全体では「諦めない」と回答した人が60.3%だった