歌手で女優の島谷ひとみが24日、4年連続で主演を務めるミュージカル『赤毛のアン』の東京公演をスタートさせた。

ミュージカル『赤毛のアン』東京公演の初日を迎えた島谷ひとみ 拡大画像を見る

同ミュージカルは、2002年より毎年行われている人気公演。これまで山川恵里佳、華原朋美らが主人公、アン・シャーリーを演じ、2007年より島谷が連続して演じている。カナダの作家、L・M・モンゴメリが1908年に発表した同名小説が原作で、孤児院で暮らす空想好きなおしゃべりのアンが、自分の容姿にコンプレックスを持ちながらも、前向きに学校生活をおくる青春物語。8月15日の仙台公演を皮切りに全国8都市で公演が行われ、この日は東京公演の初日を迎えた。

本番前に取材に応じた島谷は「4年も何か同じ役を続けるのは初めてです。近くに迫った次の誕生日(9月4日)を迎えると30歳になるので、20代最後の仕事になりますが、いい汗をかきながら30代を迎えることができそうです。本公演は体力を消耗しますが、体力が続く限りかわいいアン・シャーリー役を続けていきたいです!」と意気込みを新たにした。

同ミュージカルは、各地方公演に出演するキャストを決める地元オーディションを実施しており、98名が選出。各公演で島谷と共演している。「今年はキャストも変わって、同じ演目でも変化を感じます。自分の中でアン・シャーリーのイメージがより明確になりました。キャストみんなのテンションが高く、私自身も初演の頃と比べるとステージ上で楽しむ余裕がでてきました。毎回それぞれの地域の子供たちとも共演することができるので、いつも同じ舞台がないというのが新鮮です!」充実した表情で語っていた。

観客席を巻き込む舞台演出が特徴の『赤毛のアン』。この日、島谷は集大成ともいえる演技を見せていた