フジテレビ"ノイタミナ"ほかにて現在放送中のTVアニメ『さらい屋五葉』。残すところあと一話にきて、弥一が五葉を始めた本当の理由を一人知った政之助。物語はどう結末を迎えるのか……。

そこで今回は、メインキャスト陣が語った、ベスト名台詞やアフレコ現場でのエピソードのほか、毎週本編最後のお楽しみとして好評だった"予告"を紹介。最終回に向けて、さらなる期待を高めていこう。


■質問項目
Q1. 今までの本編のエピソードや、アフレコ現場で印象に残っている出来事を教えてください。
Q2. あなたが選ぶ「さらい屋五葉」のベスト名台詞は何ですか?
Q3. 最終回の予告(予想)をお願いします。「さ~て来週のさらい屋五葉は?」
Q4. 最後に、本作品を楽しみにしているファンの皆さんへのメッセージをお願いします。

■浪川大輔 (秋津政之助役)
A1. 無事政を12話までやり通すことが出来ました。アフレコの度に、監督に「政は収録じゃなくてオーディションだから」って言われていたので(笑)なんとかシリーズ通して出来て良かったです! 監督のご飯が食べられなくなるのもちょっと残念です。台詞の少ない静かな作品でしたが、絵や間、現場の雰囲気、そして……「ござる」……静けさのなかに詰まった全てが印象に残る作品でした。

A2. やっぱり「ござる」と、最終回の最後の台詞です。実は、弥一のある台詞ともリンクしています。その他にも印象に残っているのはいっぱいありますが、「行って参る」とか。「行くで"ござる"」ではないという点で。政にとってはあまりなかった言い回しなので、すごく気になりました。

A3. さ~て来週のさらい屋五葉は?
原作がまだ続いている中、アニメはどう締めるのか。そして弥一は? 対する仁は! そして、五葉との出会いが政を成長させましたが、その五葉もどうなっていくのか……
良い"終わり"になることを願って、いざ最終回へ!

A4. 役者陣、皆さんがこの作品に参加できてよかった! と思っています。少ない台詞一つ一つに懸けた気持ちの重さを、感じていただけておりますでしょうか。勿論演技だけでなく、全てにおいてクオリティの高いものが出来たと思っています。スタッフ・キャスト、一枚岩となって作った作品なのでぜひ最後まで見て欲しいです。そしてDVDも一家に1セット! 人にこんなに堂々と紹介できる作品はありません! 本当に多くの人に見てもらいたい作品です。アフレコは終わりましたが、これからもみんなで盛り上げていきたいなと思いますので、どうぞお手を拝借願います!

■櫻井孝宏 (弥一役)
A1. 画・音・空気感、全てが印象的でした。なかなか出会えない質感の作品だったと思います。新鮮で刺激的で大人な雰囲気を味わえましたし、毎週、監督が作ってきて下さる「小料理」も味わい深かったです。

A2. たくさんありますね。これは観る人によって印象に違いが出ますから選びにくいのですが……。弥一に限定すれば、「つまらねえ」と「笑おうとすりゃ、笑えるもんだぜ」の二台詞が特にインパクトがありました。理由は無いです。耳に残っている言葉だから、ですね。

A3. さ~て来週のさらい屋五葉は?
……五葉です。
ついにおれらが拐かされる時がきちまった。
短ぇ間だったが付き合ってくれてありがとよ。
じゃ、またいつか何処かで♡
さよならでござる。

A4. 楽しむ事が出来る作品に出会えて本当に嬉しかったです。アニメ版の「さらいや五葉」を最後まで見届けてやって下さい。

秋津政之助

弥一

■大浦冬華 (おたけ役)
A1. 毎回、望月監督が江戸料理を作ってきて下さいました。これがホント~に美味しくて、収録の合間にわらわら群がってました♪ 本気で、スタジオで白米を炊く話がでたくらい(笑) それから、猫!! ふふふ……

A2. 台詞ではありませんが、「野暮」っていう言葉が好きです。気づいていても知らないフリをする気遣いが人と人との繋がりには必要っていうこと、ありますよね。

A3. さ~て来週のさらい屋五葉は?
おたけです。「五葉の夏休み」、「猫、ダイエットをする」の2本です!! (……ウソ)

A4. 原作の世界観そのままの、本当に素敵な作品になっていると思います。是非、最後まで"粋"な五葉たちを観てください。

■高塚正也 (梅造役)
A1. 第五話「上手くいくさ」。マイク前で隣にいた政之助に突然……
"和やか"『これってどう読むの?』と訊かれたこと。そこですか? 浪川さん。(笑)

A2. 「全くうぜえ」(松吉/第三話「徐々に巻き込んで」より)
政之助が友太郎と一緒に寝こけている無邪気な寝顔にとても共感できる一言でした。

A3. さ~て来週のさらい屋五葉は?
「監督です。」……やってほしかったなぁ。

A4.「さらい屋五葉」御覧下さってありがとうございます。最終回……お楽しみに!

おたけ

梅造

■内田夕夜 (松吉役)
A1. 毎回スタジオに監督手作りのお通しがあった事。初回のお漬物から始まって毎回美味しかったです。私は蕗の煮浸しが一番好きだったかな。

A2. 「弥一殿」、「弥一」、「イチ」、「イチさん」。それぞれのキャラクターが、それぞれの立場や状況で弥一を呼ぶ呼び方が好きでした。それともう一つ「見合い」(第九話「お助けに参る」より)。テストの時、浪川君が「具合い」と読み間違えて、松吉なのに爆笑してしまい戻ってくるのが大変だったから。

A3. さ~て来週のさらい屋五葉は?
こんにちは、楓です。
五葉ばかりがピックアップされていますが七葉もあります。
今回台詞の無かった私ですが、最終回は台詞の無いシーンが2分くらい続きます。
放送事故ギリギリです。

A4. 応援ありがとうございます。私も好きな作品でした。終わってしまうのは寂しいけれど、良かったと思います。ダラダラと延ばさずスパッと終わる。残り香だけ置いて。

■木下浩之 (八木平左衛門役)
A1.政之助役の浪川くんが収録中、「見合い」を「具合い」と読み間違えてスタジオ内大爆笑! 自分の役名の「平左」を「左平」と読み間違え、スタジオ内が凍り付きました……

A2. 自分の不甲斐無さに落ち込む政之助に言った八木の一言。 「過ぎた事は気にするな」(第七話「野暮でござった」より)人間良かった事より、悪かった事の方がいつまでも心に残るものですよね。自分も人からこう言われたい……

A3. さ~て来週のさらい屋五葉は?
いよいよ弥一の過去が明らかに! その時、政之助は? そして五葉の運命は……!

A4. 異色のアニメ時代劇、オノナツメ先生の艶っぽい絵と奥深いストーリーをどうぞ心ゆくまでお楽しみ下さいまし!

松吉

八木平左衛門

■高梁碧 (お絹役)
A1. ご存知の通りこの作品の予告はちょっと独特なんですが、誰が何を言うのか原稿を手渡されるまで分からないので、毎回とても楽しみにしていました(笑)

A2. 第二話のタイトル、「抱かれたい」です(笑) 実際は遊女の台詞で、予告では弥一が言ったんですが、まさかそう来るとは思っていなかったのでキャスト全員大爆笑でした。

A3. さ~て来週のさらい屋五葉は?
弥一です。来週はいよいよ最終回。だが放送は終わっても、DVDで俺達に会えるらしいぜ。各巻二話収録、全六巻で、第一巻は7月23日発売だそうだ。買わねえなんて……つまらねぇよ。
……スイマセンでした……。

A4. いよいよ弥一を巡る過去の因縁も大詰めになってきました! 本当に大切に、楽しくやらせていただいている作品です。ぜひ最後まで、五葉の世界観を楽しんでいただけたらと思います。

■宝亀克寿 (ご隠居役)
A1. 望月監督が毎回料理してスタジオに運んでくれた江戸時代の料理を頂けた事でしょうか? 手間暇かかった料理でした。

A2. 「女たちは郷里を思い出すとさびしくなる ならば、ここでの生活が苦ばかりでなければ、郷里を想い、悲哀に暮れる事も少なくなるのではないかと……」(秋津政之助/第十話「汚い野良猫」より)
郭の遊女達の心情を思いやる、グッとくる台詞でした。

A3. さ~て来週のさらい屋五葉は?
政之助が全ての望みを捨てて「五葉」の一人として自覚し、自立します。

A4. 詩情溢れる作品です。戦闘もの学園ものの多いアニメ作品の中で、大人の人に是非見てもらいたい作品です。音楽、絵、本当に素晴らしい出来上がりです。

お絹

ご隠居


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