ジーエフケー マーケティングサービス ジャパン(GfK Japan)は2日、LED電球の家電量販店店頭における販売動向を発表した。それによると、LED電球市場は2009年に引き続き2010年も拡大しており、販売数量は10カ月で55倍に拡大したとのこと。

2009年当初は、LED電球の平均価格は白熱電球の約40倍という7,000円~8,000円台で推移しており、電球全体(白熱電球 / 電球形蛍光管 / LED電球)におけるLED電球の数量構成比は1%未満であった。

LED電球 販売構成比及び販売推移(指数 : 2009年7月=1) GfK Japan調べ

しかし、2009年7月以降に平均価格は3,000円台の新型が各メーカーから発売され、LED電球市場は急速に拡大したとのこと。2010年5月のLED電球の販売数量は2009年7月の55倍、金額では48倍に達している。

また同社は、一般電球向けのE26口金モデルに加えて、小型電球向けのE17口金モデルが発売されたことや、エコポイント制度の変更によって4月以降はLED電球との交換に必要なポイント数が半分となったことで、LED電球は価格的にもより購入しやすい身近な製品になったと分析している。