FXオンラインジャパン アナリストチームが最新のデイリーレポートをお届けする。先週末には、ギリシャが欧州連合(EU)と国際通貨基金(IMF)に支援を要請したことを好感しユーロが反発。
米国では、予想を上回る住宅市場関連の指標結果を受け、リスクテイクから円は全面安の展開になり、94.35円を付けている。現在も94.20円近辺と高値の水準におり、上を再トライするような雰囲気も見せており注目したいところ。
91.59円からのフィボナッチを引いて見ると、38.20%戻しでサポートされた後61.80を一気にブレイクしている。このまま100%戻し達成となるかが上値の焦点となりそうな勢いだが、94円ミドル付近で上値が抑えられているのが気がかり。
仮にこのレベルで反落した場合は、50.00%がサポートとしてもレジスタンスとしても意識されていない経緯を見れば、再度38.20%戻しまで下落する可能性もある。
注文状況を見ると、上は96円を抜けた水準から96円前半にストップ、下は93円割れにストップが観測されている。直近高値の94.79を抜けると、97.78円までターゲットがないため、上値追いの可能性も出てきた状況を考えると注視した方が良いだろう。
尚、RSIは55近辺とニュートラル。MACDは再度ゴールデンクロスを出しているので、このサインがフェイクにならないか様子をみたいところ。