「Fox Tab」

いつも同じ風景、同じ環境では退屈に陥る。こうならないように人間は刺激を求め、これが脳を活性化する。興奮が起こるとシナプスと呼ばれる神経細胞間の伝達が活発になり、記憶や学習にも効果があるとも言われている。そういう脳内の状況が影響しているのかどうかは定かではないが、3Dテレビや3D映像の話題が今年に入ってドンドン耳に入ってくる。好奇心をかき立てられる話題で聞いていても楽しいものだ。Firefoxにも面白いアドオンが存在する。「Fox Tab」は、タブで表示しているWebサイトを3Dテイストにしてくれる。日常のブラウジングに新しい操作感覚を呼び起こしてくれるだろう。

インストール

「Fox Tab」をインストールするには、FirefoxのアドオンWebサイトで「Firefoxへ追加」をクリックし(図1)、インストールを行う。再起動後にはナビゲーションツールバーにクールなボタンが設置されている(図2)。

図1 アドオンWebサイトで「Firefoxへ追加」をクリック

図2 Fox Tabのボタンが表示される

一つや二つのタブでは、このアドオンの効果やビジュアルの驚きを味わうことができない。だいたい10以上のWebサイトを表示しておきながら、このFoxTabボタンをクリックすると画面が一変する(図3)。

図3 タブ表示が一変する

「Fox Tab」の6つの表示方法

表示方法は右下にある6つのアイコンで変えることができる。円周上にサムネイルが表示される"回転"(図4)、横一列に表示する"横列"(図5)、平面に表示する"グリッド"(図6)、縦横一面立体的な表示を行う"ウォール"(図7)、一枚一枚を大きなサムネイルで巡回する"ページフロー"(図8)、カード上に配列する"スタック"(図9)の6つ。おすすめは3D感が一番強く出ている"ウォール"。まるでモニタが縦横何台も設置してあるラボのような画面で気分を変えてくれるのに最適だ。

図4 回転

図5 横列

図6 グリッド

図7 ウォール

図8 ページフロー

図9 スタック