楽天証券は12日、ドイツ銀行グループが提供する中国ETF(上場投信)「db×トラッカーズ」シリーズ6銘柄の取扱いを開始したと発表した。

楽天証券は、1999年から米国株式、2003年より中国株式のサービスを開始。その後の2007年5月に取扱いを開始した海外ETFでは、ダウ30種平均やS&P500種などの先進国の代表的な指数との連動を目指したインデックスファンドをはじめとして、新興国やコモディティに連動したETFなどの商品を提供してきた。

一方、ドイツ銀行グループは、ETFプラットフォームにおいて、額にして500億米ドル以上の運用資産を持ち、2009年「ストラクチャード・プロダクト・マガジン」誌から、ベストETFプロバイダーに選ばれた世界第3位のETF発行会社となっている。

今回楽天証券では、ドイツ銀行グループが運用・管理し、120種類以上のラインナップを誇る「db×トラッカーズ」の中から、現在日本ではdb×トラッカーズのみが提供しているベトナムの指数に連動した中国ETFをはじめとして、インド、中国、台湾などの新興国の指数に連動した中国ETF5銘柄を加えた、計6銘柄の取扱いを開始した。

今回の銘柄追加により、楽天証券で取扱う海外ETFは、97銘柄(米国72銘柄、中国25銘柄)となり、「国内証券会社で最多の取扱い数となる」(楽天証券)としている。