サクソンコートパブリッシングは20日、『セインvsシェーン アメリカとイギリス、英語も文化もこんなに違う!』の書店販売を開始。同日、都内で行われた書店販売を記念したトークショー&握手・サイン会には、タレントのセイン・カミュとシェーン英会話スクールを展開するシェーンコポレーションジャパンの代表取締役社長のシェーン・リプスコムが登場した。

同著は、アメリカ人のセインとイギリス人のシェーンがナビゲーターとなり、両国の常識や非常識をお互いの国に対するステレオタイプな誤解や偏見を交えて対決するというもの。文法や表現法など語学上の違いにとどまらず、衣食住や教育、政治、犯罪など幅広い分野において、アメリカとイギリスの違いを面白おかしく紹介している。

トークショーでは、イギリス人のシェーン(Shene)がアメリカ映画『シェーン』にちなんで名づけられたことを明かし、「僕の生まれた年、母親が一番好きだった映画が『シェーン』でした。でもその年、母親が二番目に好きだった映画は『バンビ』だったので、もしかしたら僕の名前はバンビだったかもしれません(笑)」と会場の笑いを誘った。続いて、アメリカ人のセイン(Thene)も「僕の母親がシェイクスピアの『マクベス』が好きでつけた名前」であることに触れ、「イギリス人のシェーンがアメリカ映画、そしてアメリカ人の僕、セインがイギリスの作品にちなんで名づけられたなんて……。名前も一文字しか違わないし、僕らの出会いは運命的ですね」と仲のよさをアピールした。

ボキャブラリーを答えるクイズでは、セイン、シェーンともに苦戦。たとえば、イギリスでは「簡単」(シェーン)な「wellies」という単語に、セインは「???」状態。ちなみに「wellies」は、現在では農作業用ブーツとして使用されているウェリントン・ブーツが略されたものだという。続いて、アメリカで使われている「Bling-bling」が何を意味するのか、語学の達人シェーンもお手上げ。こちらは「ダイヤなど光るアクセサリーをじゃらじゃらとつけることを指す」(セイン)のだとか。

また、イギリス英語とアメリカ英語の発音の違いの一端も紹介された。セインとシェーンが「tomato」「controversy」などの単語や文章をそれぞれ発音すると、その違いに会場からはどよめきが。セインは「アメリカ英語は納豆みたいにねぱねばした感じで発音しますね。一方イギリス英語はドライな印象」と違いについて語った。

同著についてシェーンは「この本は教材というより、英語を学ぶ上でその国の背景を学ぶのに最適。留学してみたい、イギリスやアメリカにちょっとでも興味がある人は是非読んでいただきたいですね」と呼びかけた。