弁当男子にスイーツ男子、そして乙男(オトメン)……。料理やお菓子づくりにハマる男性が急増しており、小誌でもそんな男性たちを応援する記事を掲載してきた。そしてついには、若手人気芸人のジャルジャルもお菓子づくりの虜に。スイーツ男子ブームはまだまだ収まりそうにない。

"生クリームの中沢"がスイーツ男子を応援

フレッシュクリームやサワークリーム、クロテッドクリームといった乳製品で有名な中沢フーズ。そんな同社が3日、東京・新橋の同社本社にて「スイーツ男子応援プロジェクト」イベントを開催した。

80年以上にわたって生クリームをつくり続けている同社は、昨今の草食男子、スイーツ男子を応援するべく、同プロジェクトを発足。その第1弾として、洋菓子界の重鎮・吉田菊次郎さんとお笑いコンビのジャルジャルを招いたイベントを行ったわけだ。

ジャルジャルの2人にクリスマスケーキのつくり方を指導する吉田菊次郎さん

吉田菊次郎さんは、大学卒業後渡欧し、フランス、スイスで製菓修行。数々の国際賞を受賞し、帰国後、「ブールミッシュ」を開業。著書も多数あり、映画やテレビ番組での製菓指導も行っている。

イベントでは、そんな吉田さんがジャルジャルの2人にクリスマスケーキのつくり方を指導。スポンジにアンビベ(シロップを塗る)し、スライスしたいちごをサンド、ホイップクリームをナッペ(塗る)して仕上げるまでの工程を吉田さんから教わる2人。ジャルジャルの福徳秀介は小さい頃から生クリーム好きだったとのことで、「僕は中沢さんの生クリームがめっちゃ好きで、子供の頃はホイップクリームを飲んでましたよ」とアピール。吉田さんがホイップクリームをどっさりとスポンジにのせると、嬉しさの余り(?)「おぉーーーーーーー!!!!」と雄叫びを上げて会場を沸かせていた。

吉田さんが側面をナッペする際に、ホイップクリームが流れ落ちると「めっちゃ落ちてますよ、先生っ」と慌てるジャルジャル・後藤淳平。吉田さんは「これはね、こうやってね」といたって冷静

デモンストレーションで吉田さんが1台仕上げると、次はジャルジャルの番。隙間なくスライスしたイチゴを並べた福徳が、適当にポイポイとイチゴを置いていく後藤淳平を叱り付けるシーンも。お菓子づくりにしても料理にしてもその人の性格がよく出るものだが、ここで2人のキャラクターがはっきりと現れたようだ。

「やっぱりお菓子は、女の子のような気持ちになってつくらないといけないですね」と楽しそうな福徳を見て、後藤も徐々に真剣モードに。ケーキ側面のナッペといったやや難易度の高い作業にも取り組み、独創的なデコレーションを経てジャルジャルオリジナルクリスマスケーキが完成した。

ぎっしりとスライスのイチゴを並べるジャルジャル・福徳秀介

後藤も次第に真剣になっていき……

なぜかピエロをイメージしたデコレーションのクリスマスケーキに

「クリスマスは、彼女に高価なプレゼントもいいけれど、こういった手づくりケーキのプレゼントもいいですね!!」と声を揃える2人。吉田さんも、「手づくりだからこそ、自分だけのオリジナルケーキができるんですよ」と締めくくった。

最後は、子どもの頃にしていたという"ホイップクリーム飲み"を披露する福徳

なお、中沢フーズでは2010年1月中旬より、「男性限定スイーツ教室」を東京・新橋の同社本社内キッチンスタジオにて行う。参加費は無料とのことなので、開催日時を同社オフィシャルサイトをチェックして参加してみてはいかがだろうか。

また、2010年1月中旬~2月末限定で、同社製品のホイップ「中沢純乳脂肪42%」がジャルジャルの写真をあしらった「スイーツ男子特別パッケージ」となる。「男子にもカンタンにできちゃう」とのキャッチフレーズ入りで、ますます男性の"お菓子つくりたい欲"を刺激することだろう。