Windows 7のリリースも目前にせまってきた。すでに購入準備はお済みだろうか?本稿では、Windows 7に付属するツール類を紹介してきたが、ここでは、ユーザー補助でも使われるツール類をみていきたい。地味に考えられがちなツールも使い勝手が向上している。

マウスに自動追随する拡大鏡

まずは、拡大鏡である。Vistaの拡大鏡は、起動すると画面上部に拡大されたルーペウィンドウが表示される(図1)。

図1 Windows Vistaの拡大鏡

Windows 7では、図2のようなダイアログが表示される。

図2 Windows 7の拡大鏡を起動

[表示]メニューから、拡大表示のメニューを選択する(図3)。

図3 [表示]メニューの選択

全画面表示では、図4のように指定した倍率(図2のダイアログの[-]、[+]ボタンで設定する)で、デスクトップが表示されるようになる。

図4 全画面表示

このときに、マウスの移動にあわせデスクトップも移動する。[ルーペ]を選択すると、矩形領域が、設定した倍率で表示される(図5)。

図5 ルーペ

任意の領域のみを拡大したい場合などで使えるであろう。図5の左上にある虫眼鏡は、しばらく時間が経過すると、図2のダイアログがアイコンになり、デスクトップのじゃまにならないようになる。表示メニューの[固定]はVistaの拡大鏡と同じ表示モードとなる。マウスの動きに追随するようになり、より使いやすくなった感がある。