伊IK Multimediaは、iPhone/iPod Touchでハウス、ヒップホップ、トランスなど、さまざまなジャンルのダンス・トラックをリアルタイムで制作できるアプリ「GrooveMaker」を発売した。

エミネム、カニエ・ウェスト、リル・ジョンらプロの楽曲に使われている製品を多くリリースする同社のiPhone/iPod Touch用アプリは、わずか数分間でダンスフロア、ゲーム、ビデオ、TV、CMなどの音楽として通用するトラックを作成可能。

「ドラムループ」、「キック」、「ベース」、「ライン」など、わかりやすく分類されたループを選んで8小節のグルーブを作成。最大8トラック保存できるグルーブを、時間軸に乗せるだけで楽曲が出来上がる。

直感的なミックス画面でテンポ調整も自由自在

「ランダム・ミックス」を用い、楽器中心・パーカッション中心などテイスト別に用意されたボタンをタップすれば、「グルーブ・ジェネレイター」機能が音楽的な組み合わせを自動生成。完成した曲は、16bit、44khzのステレオWavに書き出し、WiFi/ブラウザ経由でPCにダウンロードでき、音楽ソフトや、ビデオ編集ソフトへの取り込みも可能。

今回発売されたのは、テクノ、トランス、ケミカル・ビーツ・スタイルの「GrooveMaker Club」(600円)、4つ打ちを基本としたハウスの「GrooveMaker House」(1,200円)、ヒップホップ、R&B系の「GrooveMaker Hip-Hop」(1,200円)。同時に、ハウス、ヒップホップ系の無償ダウンロード版「GrooveMaker FREE」も提供。その他、エレクトロ、テクノなど4タイトルも近日発売予定。

Mix Browserボタンでシーケンス・ミックスを保存(左)。ファイルをPCに転送することもできる(右)

ループはジャンル、テイストによって分類された「ソング」という単位でロードすることができる