パフォーマンスと携帯性を両立、そして選びやすい価格

ThinkPadシリーズのなかで、トップのモバイル性能と言えるのはThinkPad X200sだろう。厚さではThinkPad X300系に敵わないものの、モバイルのなかでも小ささ・軽さを第一に求めるならばX200sで間違い無い。ただし同じモバイルでも別のベクトルがある。程よいサイズの液晶パネルで文字の視認性やキーボード入力の快適さを求めるならばThinkPad X301や、今回のT400sが検討対象になるのではないだろうか。そして今回比較したとおり、ThinkPad T400sとX301とのサイズの違いは数値で見るよりも少なく感じる。

1.8型HDDを採用するThinkPad T400s。SSDもBTOで選べるが、HDDの大容量と低コストも魅力だ

こうして比べていくなかで、ThinkPad T400sを選びたくなる理由は価格だ。ThinkPad X301もX200sも究極の小ささ・軽さを求めて多くの技術が導入された結果、スタンダードなノートブックPCと比べて高価である。一方で、ThinkPad T400sは20万円前後というスタンダードな価格設定となっている。かつThinkPad T400sはパフォーマンスの面でもこれまでのモバイルノートとは一線を画し、据え置きノートと比べても引けをとらない。ビジネスでならば、普段は据え置き、いざとなればモバイルというのがニーズだろう。これまでのフルサイズノートとさほど変わらないパフォーマンスと価格でありつつ、この薄さ・軽さを実現したThinkPad T400sはビジネスノートとしてかなり魅力的な製品と言えそうだ。

■試用機の仕様
型番 ThinkPad T400s 2801-A7J
CPU Intel Core 2 Duo SP9400(2.40GHz)
チップセット Intel GS45 Express
メモリ PC3-8500 2GB×1
ストレージ 250GB 1.8型 SATA HDD
グラフィックス Intel GMA X4500MHD(チップセット内蔵)
ディスプレイ LEDバックライト採用14.1型ワイド(1440×900ドット)
オーディオ Conexant HDオーディオ
ネットワーク Intel 82567LM(1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T)
無線LAN Intel WiFi Link 5100 AGN(IEEE802.11a/g/n)
セキュリティ Intel AMT・TPM・指紋認証ほか
インタフェース D-Sub15ピン、DisplayPort、USB2.0×2、USB2.0/eSATA×1、LAN、オーディオ入出力、ExpressCard/34スロットほか
サイズ/重量 W337×D241×H21.1~25.9mm/約1.77kg
バッテリ駆動時間 約6.3時間
OS Windows XP Professional SP3