アウディ、オープン4シーターの「A5 カブリオレ」を発表

アウディジャパンは、「アウディ A5 カブリオレ」を発表し、8月25日より発売する。価格は784万円。ステアリング位置は右。

A5 カブリオレは、A5 クーペをベースに、電動開閉式ソフトトップを組み合わせたモデル。発売までに、2010年度燃費基準をクリアする見込みだという。

エンジンは、V型6気筒3.2L FSI(ガソリン直噴)で、バルブ制御技術「AVS(アウディ バルブリフト システム)」との組合わせにより燃焼効率を高めている。トランスミッションは、7速Sトロニックで、通常リヤに60%フロントに40%分配するフルタイム4WDシステム「クワトロ」との組み合わせにより、さまざまなドライビングシチュエーションに合わせて、適切な駆動力配分を行う。

ソフトトップは耐候性と断熱性に優れたキャンバス素材と、軽量で頑丈なソフトトップフレームを採用することで高い機密性と遮音性を備える。オープン時15秒、クローズ時17秒の開閉が可能。トランク容量は、ソフトトップのクローズド時に380L、オープン時にクラス最大となる320Lを確保した。

インテリアは、前後席に充分なスペースを確保。シート表面には特殊な加工を施し、直射日光による温度上昇を抑える。また前席の乗降性を高めるシートベルトフィーダーなどを採用し、快適性や使い勝手を高める工夫を施している。

ボディは、設計を根本から見直し、オープン専用に開発した。高張力鋼板を多用する堅牢なボディと、強化Aピラーやポップアップ式ロールオーバーバーなどの安全装備を備えた。ポップアップ式ロールオーバーバーは、車体の横転の可能性を検知しすると、0.25秒以内にリヤシート後方から飛び出し、高強度のAピラーとの間で生存空間を確保するという。

装備は、HDDナビゲーションシステムを搭載する最新世代MMI(マルチ メディア インタフェース)と、Bluetoothハンズフリーフォンシステムに対応し、オプション設定としてバング&オルフセン サウンドシステムを備える。