日本生産性本部と日本経済青年協議会は、2009年度の新入社員を対象に実施した「働くことの意識」調査結果をまとめた。同調査は1968年より行われ、今年で41回目。

同調査によると、「デートの約束があった時、残業を命じられたら、あなたはどうしますか」という質問に対し、「デートをやめて仕事をする」(82.8%)が「ことわってデートをする」(16.6%)のおよそ5倍にも上った。男女別にみると、「デートをやめて仕事をする」という回答は男性78.6%に対して、女性88.4%と女性のほうが10%近く上回った。

将来結婚した場合、「共働きをするつもりか」どうかについては、「する」との回答が全体で48.9%。特に、女性では63.1%が「する」と回答し、「する」との回答は過去最高だったとのこと。また、「する」との回答の男女でのポイント差は24.2%(男性(38.9%)、女性63.1%))で過去最高の開きとなった。

今年度新たに加えられた「積極的に『婚活』をしないと結婚できないか」との質問には、全体の31.1%が「はい」と回答した。男女別では、男性35.2%、女性25.6%と男性の方が10 ポイント近く上回り、男性35.2%、女性25.6%と男性のほうが「婚活」の必要性を強く感じているようだ。「デートと残業」の項目においても、男性のほうが女性より10 ポイント近くデートを重視する結果となっており、恋愛や結婚について女性のほうがドライな感覚をもっていることが窺えるという。