Webブラウザ「Firefox」の次期バージョンで、Windows 2000 / XP SP2のサポートが打ち切られる見込みだ。Mozilla CorporationのMichael Connor氏が15日、開発者向けメーリングリスト上で提案の形で明らかにしたもの。

次々期FirefoxはWindows 2000 / XP SP2をサポートせず

Raise minimum requirements for 1.9.2 on Windows to WinXP SP3」と題された文書では、次々期バージョンのFirefox (v3.6、開発コード名「Namoroka」) に採用予定のHTMLレンダリングエンジン「Gecko 1.9.2」では、Windows 2000 / XP SP2のサポート廃止を提案。その理由には、多くのOSをサポートするコストは無ではないことと、Microsoftが2010年7月13日で両OSのサポートを終了することが挙げられている。

Mozillaでは、Firefox v3.6のリリースを2010年初頭に計画している。次期バージョンのFirefox v3.5では、現行どおりWindows 2000 / XP SP2をサポートするが、Windows XP SP2のユーザはSP3へバージョンアップ、Windows 2000のユーザは他のOSへ移行しないかぎり、Firefox v3.6を利用できないことになる。