パナソニックは17日、縦型洗濯乾燥機の新モデル「NA-FR80S2」(洗濯脱水容量8kg/乾燥容量4.5kg)、「NA-FR70S2」(洗濯脱水容量7.0kg/乾燥容量4.0kg)を発表した。発売は、4月10日を予定している。価格はオープンで、市場価格は、NA-FR80S2が16万円前後、NA-FR70S2が15万円前後と予想される。

節水性能がさらにアップした縦型洗濯乾燥機「NA-FR80S2」

NA-FR80S2/70S2は、「NA-FR80S1」「NA-FR70S1」の後継モデルとなる洗濯乾燥機。新製品の大きな特徴となっているのが、「エコウォッシュシステム」の搭載による、さらに進歩した節水性能だ。従来モデルでは、洗濯槽内の洗浄液を循環させ、洗濯物にシャワーのようにふり掛けるという「節水循環システム」を採用。循環は、内槽の回転による遠心力で、洗浄液が内槽の外側に設けられた水路を通って、洗濯槽の上部に運ばれるという手順で行われていた。

エコウォッシュシステムでは、「循環ジェットシャワー」を採用。内槽の回転数を上げることで、より少ない水でも、効率的に循環が行えるようになっている。さらに、パルセーターの回転する強さを、左回りと右回りとで変える「ダンシングかくはん水流」を新たに採用。低い水位でも、洗濯物が上下に入れ替わり「もみ洗い効果」を発揮できるようになった。これらの節水機能の搭載により、洗濯時の使用水量は、NA-FR80S2が99Lで、NA-FR70S2が98L、洗濯~乾燥まで行った際の使用水量はNA-FR80S2が122Lで、NA-FR70S2が119Lとなっている(従来モデルのNA-FR80S1では、洗濯時105L、洗濯~乾燥時131L)。

また、循環ジェットシャワーの採用により、デリケートな衣類を洗うための「上質おうちクリーニング」コースが新たに搭載されている。従来モデルに搭載されていた「おうちクリーニング」コースでは、パルセーターを回転させて、洗濯を行っていたが、同コースでは、パルセーターを回さず洗濯物に洗浄液を浸透させるだけなので、衣類を傷めることなく洗うことが可能だ。

また、「エアーダンパーサスペンション」の採用などにより、洗濯時約26dB/脱水時約37dB/乾燥時約45dBと静音性も高い。なお、洗濯機本体の前面パネルの内側には、制振材として、ハードファイバーボードが使用されている。