ウェザーニューズは17日、2009年春のスギ花粉飛散傾向を発表した。

ウェザーニューズで発表している飛散開始予想時期

予測は、2008年6月から9月の日照時間や最高気温、降水量などのデータをもとに作成。スギ花粉の雄花は、一般的に夏の日照時間が長く、気温が高いと多く作られると言われている。2008年の夏は、西~東日本ではゲリラ雷雨があるものの7~8月は晴れることが多く、対して北日本では6月は晴れる日が多かったが、7~8月は前線の影響で曇りや雨の日が続いていた。このことから、同社では来春の飛散が、西~東日本が昨シーズンと同等かそれを上回るところが多く、北日本では昨シーズンより少なくなるとしている。

また来春の飛散時期は、1月から2月に寒気の影響で真冬の寒さを迎えることを考慮して、昨シーズンと同じぐらいかやや遅めと予測。ちなみに同社が運営するサイト「ウェザーニュース」では、会員からスギ花粉の雄花状況報告が寄せられており、実際の様子を飛散予測に役立てている。数々の報告をみて同社では、12月までに断片的に流れ込んでいる寒気がスギ花粉の成長に影響をしていると捉えている。