ヨドバシカメラ マルチメディア Akiba マネージャ 家電製品アドバイザー(AV情報家電) 高橋克仁氏

新MacBook、新MacBook Proの発表・発売からはや数日。量販店での売れ行きはどのような状況にあるのか、気になるところだ。そこで発売開始後初の週末となる19日、ヨドバシカメラ マルチメディア Akibaのアップル製品関連コーナーを取材させていただき、ヨドバシカメラ マルチメディア Akiba マネージャ 家電製品アドバイザー(AV情報家電) 高橋克仁氏にお話を伺った。

--お客さんの反応はいかがですか?

高橋克仁氏(以下、高橋氏): まったく新しく、特にMacBookがモデルチェンジしていますので、どんな製品になったのか、まずは興味本位で見にいらっしゃるお客様が圧倒的に多いですね。どんな機能が追加されたのか、どんなデザインになったのか、そういったことを確認にいらっしゃる方が多いです。

-- 買いに来るというよりも、まずは見に来る?

高橋氏: まずは見に来る方です。購入しているお客様も当然いらっしゃるのですが、そういった方はこの時期に新製品が出るということを知っている方ですね。

-- MacBookでは、どのモデルが人気がありますか?

Mac上でWindowsゲームを楽しむという人は少なくない

高橋氏: MacBookの中では、真ん中のモデル(2.0GHz MacBook、MB466J/A)ですね。価格が安く、グラフィックス機能が良くなりましたので、Windowsを載せても使えそう、従来の仕事に差し支えなさそうとお考えになるお客様が多いようです。後は、ご予算によって上位モデルをお買いになるようですね。

-- これまでの新モデルが出る際の反応と比べてどうですか?

高橋氏: あまり変わっていない印象はありますね。ただ、過去の販売実績に比べると、お買い求めになる方の数ははるかに多いです。CPU、HDD、メモリについての情報以外にも、ゲームやビデオ編集をするためにグラフィックス性能を重要視してお買いになる方が多いです。

-- ゲームというと、最初からWindowsと併用する方が多いのでしょうか?

高橋氏: (お客様に)お話を聞いているとそのようです。

-- Windowsを使うという方には、Boot Campや仮想化ソフトなど、どのような方法が人気があるのですか?

高橋氏: 決まっていないですね。

-- 仮想化ソフトでは、どれが人気がありますか?

高橋氏: VMware Fusionが知名度もあって人気がありますね。

-- MacBookが人気があるということでしたが、それに影響されてMacBook Proが売れなくなっているということはありますか?

「MacBook Pro」

高橋氏: いえ、それはないです。全般的に販売台数が伸びていますので。MacBook ProよりはMacBookが売れていますが、それでもたとえば28万8,000円の2.53GHz MacBook Pro(MB471J/A)は在庫がすぐになくなる状態なんですよ。在庫があれば売れる、入ってきたらすぐ売れるという感じです。

-- 28万8,000円のモデルがですか?

高橋氏: 28万8,000円のモデルです。なぜこんなに出るのかなとは思うのですけど、スペックを見ると確かに文句のいいようのないレベルになっていますから。

-- フルモデルチェンジした製品の初期ロットに対する不安を話す方などはいますか?

高橋氏: そのようなお話は今のところないですね。そういった不安をお持ちになる方もいらっしゃるかもしれませんが、お客様の総数が増えて相対的にそういった方の割合は減っているのだと思います。

-- MacBookでFireWire 400(IEEE1394a)がなくなったことに対する反応はいかがでしょう?

高橋氏: いまのところ反応はないですね。

-- MacBook ホワイトの売れ行きはどうですか?

高橋氏: 一番下のモデル(MacBook ホワイト)はまったく売れていません。

-- すでに新製品を買ったという方は、既存のMacユーザーと、まったく初めてMacを手に入れるという方のどちらが多いですか?

高橋氏: 私がご案内させていただいた中では、PowerBook G4からの移行など、Macユーザーの方が多いです。

-- 初めてMacを買うという方は、どのモデルを選ぶ合が多いですか?

高橋氏: 2.0GHz MacBookです。

-- 高橋さんから見た感想はいかがでしょう?

高橋氏: トラックパッドはすごく良いと思います。お客様も「おっ」という反応をしていたりしますね。アルミ筐体についてはMacBook Airを見ていたので衝撃は少なかったですね。ただ、新製品の質感は触っていただかないと分からないので、ぜひご来店いただいて確かめてほしいと思います。

アルミ筐体の質感などを含めたデモを行うと、デモ終了後の売れ行きが上がるという