「Qosmio F40/86G」

東芝は、地上デジタルTVチューナーと3スピーカーを搭載したノートPC「Qosmio F40」シリーズに秋冬モデルとして「F40/86G」を発表した。予想実売価格は20万円台半ば。8月下旬に発売が予定されている。

F40/86Gは、15.4型ワイドWXGA(1,280×800)クリアスーパービュー液晶(2灯式、490cd/m2)、大口径harman/kardonステレオ3スピーカーシステム(2スピーカー+1サブウーハー)を搭載したAVノートPC。HDDに録画したデジタル放送番組を、記録メディアに9回のコピーと1回のムーブ(移動)ができる「ダビング10」に対応している。従来モデルからの変更点は、HDD容量が200GBから250GBになり、さらに長時間の録画が可能になった。

仕様は、CPUがCore 2 Duo P8100(2.10GHz)、チップセットがモバイルIntel GM965 Express、メモリが2GB PC2-5300 DDR2 SDRAM(1GB×2、最大4GB)という組み合わせ。グラフィックス機能はチップセット内蔵Intel GMA X3100を利用する。ストレージは250GB容量のSATA HDD。

光学ドライブはスロットローディング式の2層書き込み対応DVDスーパーマルチドライブ。また、プリンタなしでも画像や文字をディスクに描けるLabelflashに対応している。

その他の機能は、IEEE802.11b/g対応無線LAN、100BASE-TX/10BASE-T有線LAN、HDMI、S/PDIF、USB 2.0×4、IEEE1394、 FeliCaポート、ExpressCardスロット(54/34)×1など。セキュリティ機能としてBIOSパスワード、HDDパスワード、インスタントセキュリティ、セキュリティロック・スロットなどを備える。

OSはWindows Vista Home Premium with SP1がプリインストールされている。また、Office Personal 2007 with Office PowerPoint 2007が搭載されている。

本体サイズは約379(W)×279(D)×38~45(H)mm、重量は約3.4kg。バッテリ駆動時間は約2.2時間。USB接続の横スクロール機能付光学式マウス、Qosmioリモコン、B-CASカードが付属する。

(井上達矢 / デジタル・コンテンツ・パブリッシング)