フックアップは仏HERCULESのDJ向けオールインワンパッケージ「DJ CONSOLE RMX」を6月13日に発売する。標準価格は7万1,400円。同製品はDJ用途に適したUSB DJコントローラ/オーディオインタフェースとDJソフトが同梱されるオールインワンパッケージ。同社はこれまでにもコントローラ/オーディオインタフェースとDJソフトを組み合わせた「DJ CONSOLE」シリーズを発売してきたが、DJ CONSOLE RMXはプロフェッショナルユースにも応えるハイエンドモデルだ。

堅牢なアルミ製筐体に細やかな操作を可能としたフェーダ/ノブ/ボタン類を装備する「DJ CONSOLE RMX」付属のDJコントローラ/オーディオインタフェース

同梱されるDJコントローラ/オーディオインタフェースは35×25cmで、操作に十分な大きさを確保した上で持ち運べるサイズとなっている。トッププレートには業務用DJミキサー等同様にアルミニウムプレートを採用し、重量は約3.2kgで安定した操作を実現している。2つの大型ジョグホイールに加え、6本のフェーダや12個のノブ、42個のプッシュボタンを装備し、パソコンに触れることなくDJソフトの操作が可能だ。パソコンとの接続はUSBで、電源もUSBバスパワーで供給される。

このコントローラは同梱ソフトで使用できるほか、Native Instrumentsの「Traktor DJ」など他社ソフトにも対応し、製品にはTraktor DJ 2.5.3以降/3.3以降用のプリセットファイルが用意されている。

内蔵オーディオインタフェース機能は4in/4out仕様で、通常のライン入力とアナログターンテーブルを接続するライン入力に対応。出力はフロアとモニタが独立しており、また業務/コンシュマーレベル(+4dBu/-10dBV)の両方に対応している。マイク入力とヘッドフォン出力端子は本体を据え置きで、ラックマウントでも使いやすいようにそれぞれ2系統用意されている。また、持ち運びに便利な専用バッグも付属する。

DJソフトはAtomixの「Virtual DJ」の最新版、バージョン5をベースとしたDJ CONSOLE RMX専用版がバンドルされる。自動ビートマッチング機能や多彩なエフェクト、キルスイッチ機能を備えたEQなどが搭載されている。同製品の対応OSはWindows XP SP2/Vista、Mac OS X v10.4/10.5。