日立グローバルストレージテクノロジーズは18日、サーバー向けHDD「Ultrastar」シリーズの新製品として、容量450GBの「Ultrastar 15K450」を発表した。3.5インチ型の垂直磁気記録方式HDDで、従来モデル「15K300」から50%の容量アップを実現した。出荷はすでに開始されている。

「Ultrastar 15K450」

15,000回転のサーバー向けモデル。流体軸受け(FDB)の採用により、騒音の低減と位置決め精度の向上を実現しているほか、RVS(Rotational Vibration Safeguard)技術によって、複数台搭載時の振動による性能低下を抑えている。またディスク停止時にヘッドを待避させるロードアンロード機構により、耐衝撃性も高めている。

インタフェースはSAS(3Gb/s)とFCAL(4Gb/s)の2種類。ディスク枚数は4枚で従来と同じだが、面記録密度が183Gb/平方inch(最大)とさらに高密度化が図られており、450GBという大容量を実現した。ちなみに15,000回転で450GBのHDDとしては、米Seagate Technologyからも「Cheetah 15K.6」が発表されている。

主な仕様
記憶容量 450GB
ディスク枚数 4
ヘッド本数 8
平均シーク時間(リード) 3.6ms
ディスク回転数 15000rpm
平均回転待ち時間 2.0ms
面記録密度(最大) 183Gb/平方inch
データバッファ容量 16MB
騒音(アイドル時) 3.7ベル
非動作時耐衝撃 250G(2ms)
消費電力(アイドル時) 13.3W(SAS)/13.4W(FCAL)