フォルクスワーゲン グループ ジャパンは、個性的なデザインが人気の「ニュービートル (New Beetle)」の全グレードに、ティプトロニック付き6速オートマチックトランスミッションを採用し、併せて新グレード「ヴィンテージ (Vintage)」を設定した。3月1日より販売する。このニュービートルの6速化により、現在、日本で販売される全フォルクスワーゲン車のオートマチックトランスミッションの6速化が完了する。今回発表されたモデルの価格は236万円から362万円。

ニュービートル カブリオレ ヴィンテージ

「ニュービートル」は1999年の導入以来、旧型ビートルをモチーフとした個性的なデザインが多くの人々の関心を集め、現在までに7万2,000台以上を販売している人気モデル。

今回、ニュービートルのトランスミッションを6速と多段化することにより、燃費を約4~7%改善。それに伴いCO2排出量が低減し、静粛性や快適性も向上したという。また、内外装のカラーコンビネーションを一部見直している。価格は、それぞれ従来モデルの2万円アップに抑えられ、「ニュービートルEZ」が236万円、レザーシート仕様の「ニュービートルLZ」が298万円となっている。なお、オープンモデルの「ニュービートル カブリオレ」は、2003年6月の導入時より6速オートマチックトランスミッションを採用している。

新グレード「ヴィンテージ」は、セダン、カブリオレの両モデルに追加導入される。これは2005年4月に発売し好評を博した特別仕様車「ニュービートル カブリオレ ダークフリント」と同じボルドーレッドのレザー内装、ガーネットレッドのソフトトップ(カブリオレ)と、ニュービートルで人気の高いブラックやシルバーのボディカラーを組み合わせたクラシカルな雰囲気のモデル。価格は「ニュービートル ヴィンテージ」(セダン)が300万円、「ニュービートル カブリオレ ヴィンテージ」が362万円。

トランスミッション以外、主要諸元は特に変更されていない。「ニュービートルEZ」は1.6L(リッター)エンジンを搭載し、最高出力は75kW (102PS)、最大トルクは148Nm。「ヴィンテージ」を含むそれ以外のモデルは2.0Lエンジン、85kW(116PS)、172Nmとなる。

フロントビュー (LZ)

リヤビュー (ヴィンテージ)

フロントシート(ヴィンテージ)

リヤシート (LZ)

ティプトロニック付6速A/Tシフトノブ ※写真は欧州仕様車

チルト機能付電動ガラススライディングルーフ

電動開閉式ソフトトップ (カブリオレ ヴィンテージ)

シート (カブリオレ LZ)

トランクルーム(カブリオレ)

一輪挿し