次に歌詞を入力します。VOCALOID2 EDITORにはテキスト入力した歌詞を音符に流し込む機能があるので、それを利用してみます。

歌詞を流し込む

1小節目の最初のド(C3)の音を選択して、[ジョブ]メニュー→[歌詞の流し込み]を選択します(音符を右クリック→[歌詞の流し込み]を選択してもOKです)。すると「歌詞の流し込み」ダイアログが開くので、ここに歌詞をひらがな(またはカタカナ・ローマ字)で入力します(図25)。以下のように入力しましょう。

わたしのうたをきかせてみるよ らららら ちょっとわうまくなったかな

(図25)歌詞をひらがなで入力していきます。改行は無視されるので、分かりやすい位置で改行するとよいでしょう

これで[OK]ボタンをクリックすると、「入力可能な数を超えて入力された歌詞は切り捨てられます」というメッセージが表示されます。とりあえず[OK]ボタンをクリックして確認してみると、7小節目以降で音符と歌詞が一致していないようです(図26)。また、通して聞いてみると、小さい「っ」の音を「つ」と発音しています。そこで、この部分を修正しましょう。

(図26)音符の数と歌詞の数が合っていなかったため、7小節目以降の歌詞がずれています

まず、7小節目の小さい「っ」の音符は、選択して[Delete]キーで削除します。音符と音符の間を空けることで、小さい「っ」の雰囲気が出せます(図27)。「なったかな」の部分は、「なあったかな」と聞こえるように変更します。まず、8小節目最初の「っ」を「あ」に変更します。次の「た」の音符は、[Ctrl]キーを押しながら右隣へドラッグ&ドロップしてコピーします。そして歌詞を「か」に書き換えます。最後の音符は、歌詞を「な」にすれば完了です。ここで一度再生して、問題なければ保存しておくとよいでしょう。

(図27)「ちょっと」の「っ」の音符は削除します。さらに「た」の隣に音符をコピーし、歌詞を「なあ たかな」とします

ここまでの完成ファイル