ティアックはNAMM 2008で発表したTASCAMブランドのポータブルリニアPCMレコーダ「DR-1」を2月11日より国内で発売すると発表した。価格はオープン。

DR-1は使用状況に合わせてマイクの向きを90度可変できる高品位ステレオコンデンサマイクを内蔵。最高24bit/48kHzのサンプリングビット数/周波数で録音できるリニアPCMレコーダ。録音フォーマットは、非圧縮で高音質録音が可能となるWAVと、長時間録音が可能となるMP3に対応している。

多彩な再生機能を備えるリニアPCMレコーダ、TASCAM「DR-1」

録音メディアは汎用性の高いSDカードを使用し、4GB~32GBのSDHCカードもサポート。また製品には1GBのSDカードが付属する。本体にはUSBポートを装備し、パソコンと接続してファイル転送が可能となっている。

バッテリーは充電式のリチウムイオン電池を採用し、フル充電で内蔵マイクを使用しMP3で記録した場合、約7時間の録音が可能。ACアダプタも別売で用意される。

DR-1は録音レベルを最適に保つオートゲインコントロールやリミッタ、そして風切音などの影響を低減するローカットフィルタ機能、録音済みのデータに新しい録音を重ねることが出来るオーバーダブ機能、15種類のプリセットが用意されるエフェクタ機能などを搭載。再生は同ブランドの「MP-GT1」など「トレーナーシリーズ」で好評を得ている、音程を変えずにテンポを変更させるVSA(Variable Speed Audition)機能、音程を自由に変えることができるキー・コントロール機能、ループ再生機能など、多彩な再生機能を備える。

DR-1のサイズは70.0×135.3×27.0mm、重量は約208g(リチウムイオン電池含む)。パソコン接続の対応OSはWindows Vista/XP/2000、Mac OS X 10.2以降。またオプションとしてアクセサリーキット(三脚、ホルダー、マイクスタンド用アダプタ、ウィンドスクリーン)も近日発売予定となっている。