東京・浜町にある東京テレビセンターにて14日、TVアニメ『ヤッターマン』のキャスト陣が出席した記者会見が行われた。1977年1月から放送がスタートしたオリジナル版から、30年の節目を迎えた『ヤッターマン』が装いも新たに復活。読売テレビ系列にて、2008年1月14日(月)の19時から放送が開始される。

21世紀版として生まれ変わる今回の『ヤッターマン』ではあるが、設定や登場キャラクターなど、オリジナル版の世界観を基本的に踏襲している。しかし、エピソードは一新され、現実世界で起きているブームや時事ネタなどもふんだんに盛り込んでいくという。

声の出演もドロンジョ、ボヤッキー、トンズラーの3悪とドクロベエはオリジナル版同様、それぞれ小原乃梨子、八奈見乗児、たてかべ和也、滝口順平が演じる。対する正義の味方ヤッターマンには新キャストが迎えられ、ヤッターマン1号/ガンちゃんに吉野裕行、ヤッターマン2号/アイちゃんに伊藤静、オモッチャマにたかはし智秋が抜擢されている。また、故・富山敬氏が演じたナレーション役は、これまでも多数の氏の持ち役を引き継いでいる"山ちゃん"こと山寺宏一が務める。

会見場にはこのほか『ヤッターマン』のPR女王として、お笑い芸人のにしおかすみこがボンデージ姿にムチを持って登場。小原乃梨子とのトークでも暴言を吐き、「大物に怖いこと言っちゃう、にしおかさんが怖い」(山寺)と会場を笑わせる一幕も。

『ヤッターマン』出演者の面々。写真手前左から、たかはし智秋、小原乃梨子、PR女王に就任したにしおかすみこ、山寺宏一。奥左から吉野裕行、伊藤静

スタッフは、総監督に笹川ひろし、監督にしぎのあきら、シリーズ構成に高橋ナツコ、キャラクターデザインに上北双子、メカニックデザインに大河原邦男、美術監督に中村光毅、音楽に神保正明と山本正之という布陣。制作は読売テレビとタツノコプロが行う。

また、番組OP/ED曲は、OPに音屋吉右衛門が歌う「ヤッターマンの歌」、EDにmihimaruGTが歌う「diverge」に決定している。