演劇/パフォーマンスユニットのPort B(ポルト・ビー)は22日、ツアー・パフォーマンス「東京/オリンピック」を開催する。

商店街を舞台にしたツアー・パフォーマンス第1 弾『一方通行路』をはじめ、演劇以外の活動に携わるアーティストや職人を中心に演劇的実験を繰り返すPort B。ツアー・パフォーマンス第2弾となる『東京/オリンピック』では、観光バスの代名詞とも言える 「はとバス」を利用し、ガイド歴35年のはとバス元名物ガイドの及川光代氏 を"ゲスト・パフォーマー"として迎え、東京を巡る"ツアー"を行う。

1964年の東京オリンピック開催時の様子など、案内役・及川氏からさまざまなエピソードが語られる『東京/オリンピック』

公演名でもある"東京オリンピック"は、1964年に東京で開催され、高度経済成長期の日本を象徴する一大イベント。現在は、2016年の"東京オリンピック"開催に向け、招致活動が展開されている。同ツアーでは、東京オリンピックというテーマで「過去(1964) -現在(2007) -未来(2016)」をつなぐ一味違ったバスツアーを提供していく。

同ツアーのコースは、巣鴨→原宿、代々木競技場→国立競技場、神宮外苑→日本武道館→東京ドームシティ→上野→秋葉原と進み、1964年の 東京オリンピックに併せて建設された首都高速にて夜景鑑賞を楽しんだ後、再び巣鴨に戻る。

ツアーの始まりは、"おばあちゃんの原宿"巣鴨から

レトロな雰囲気を味わえる上野・囲碁センター

国立代々木競技場をはじめとする東京オリンピックの建築遺産巡りからスタートするこの旅では、紅葉に色づく街並みを車窓から眺めるだけではなく、それぞれの箇所でPort Bによる"仕掛け"が用意されている。仕掛けの詳細は、本番までのお楽しみだという。

また、高度 経済成長期を支えた元"戦士"たちが「白黒」の勝敗を競う上野・囲碁センターや、現代の"センシ"たちが機械相手にゲームでの"タタカイ"を挑む秋葉原のゲームセンターを訪れるといった、通常のツアーとは異なる方法で" 東京"を体験できるのも特徴だ。ツアー終了後には、記念写真などが入った「おみやげセット」が手渡される。

「東京オリンピック(1964年)の軌跡とその思い出を巡りながら見えてくる"現代"と"アカルイミライ"を感じるツアーを通して、東京という街で繰り広げられる"戦い/平和"の危うさや不気味さ、可笑しさを体感してもらいたい」(広報担当)。

開催日程は、11月22日、28日、12月2日、3日、8日、9日、13日、16日、19日、23日で、ツアー時間は14:00(受付開始は13:30)~19:30(予定)。予約制、各回定員40名。予約はPort B公式サイトから申し込み可能となっている。料金は、前売り3,800円、当日4,200円。