ゼネラルモーターズ・アジア・パシフィック・ジャパンは、右ハンドル仕様を追加した2008年モデルの「キャデラックSTS、STS-V(左ハンドルのみ)」を11月より発売する。価格は、STS 3.6が685万円、STS 4.6が820万円、STS-Vが1,075万円(受注発注モデル)となる。

キャデラックSTS

「キャデラックSTS」は、高級感のある内外装とハイパフォーマンスを両立させた新世代のキャデラックとして、発売以来高い支持を集めている。2008年モデルでは、内外装を一部変更するとともに、パワートレーンにも変更を加え、よりパフォーマンスと安全性を高めたという。

「STS 3.6」は新型のV6直噴エンジンを搭載。最高出力を従来の189kW(257ps)から229kW(311ps)に拡大するとともに、トランスミッションも5速ATから6速ATに変更。ただしSTS 4.6および、STS-Vのエンジン、トランスミッションは従来どおり。また、STS 4.6 AWDは2007年モデルで終了となる。

新型キャデラックSTSの外観は、フロントマスクに新型CTSと同様の新しいデザインを採用。外観の変更にともなって、ボディの全長が5,020mmに長くなった。また、ホイールデザインを一新し、足元を引き締めることによりスポーティな走行性能を強調したという。STS-Vの外観における変更点は、フロントフェンダーに設けられたエアエクストラクターのみとなる。

内装では、ステアリングホイールのデザインとウッドパネルの素材をサペリウッドに変更。さらにセンタースタックにメタリック・モールディングを追加した。また、2008年モデルのSTSには、ユーザーからの希望が強かった右ハンドル車を追加設定している。STS-Vは左ハンドル仕様のみの設定となり、内装は従来どおり。

また、2008年モデルから「レーン・ディパーチャー・ウォーニング・システム」を導入。フロント・ウインドシールド内側上部に設置されたカメラが、車線を示す白線を認識し、時速56km/h以上の走行中にウインカーを出さずに車線を変更しようすると、チャイム音とスピードメーター内に警告が表示されるというもの(STS-Vに標準装備。STS 4.6左ハンドル車にセットオプション)。