「PX-G5300」

エプソンは、「エプソンプロセレクション」の新機種としてA3ノビ対応「PX-G5300」を発表した。店頭想定価格は6万円台後半で、2007年末ごろ発売予定。エプソン販売を通じ発売する。

PX-G5300は、全8色の新光沢顔料インク「New"PX-Gインク"」を採用。従来の「PX-Gインク」にオレンジインクを加えることで黄色・オレンジ色周辺の色再現範囲が大きく前進した。また、グリーンよりのイエロー、ブルーよりのマゼンダ、明るめのシアンも採用している。

インクを最小1/5760インチ間隔で制御し、ドット配置最適化と新しい画像処理を行うことで、階調性の向上を実現。微小インクを3サイズで制御するMSDT(マルチ・サイズ・ドット・テクノロジー)で緻密な画像を表現できる。

また、新開発の画像形成技術「LCCS」(Logical Color Conversion System)を採用。あるインクをどの程度の量で表現するか決定するデータテーブル(LUT)を、数式アルゴリズムによる論理的ワークフローで作成し、最適化を行う。

そのほかオリジナル機能として、新アルゴリズムを導入した自動処理機能「オートフォトファイン!EX」、人物の顔の小顔化し、肌の色を美白補正する機能「ナチュラルフェイス」などを搭載している。

PX-G5300の印字解像度は5,760×1,440dpi(MACH方式)で、ノズル数が黒:360ノズル(各180ノズル×2)、カラー:1,080ノズル(各180ノズル×6)。印刷スピードはL判で42秒。また、インタフェースはUSB 2.0×2を採用し、PictBridgeに対応。Photoshop Elementsを同梱している。