NECは15日、Android 2.2搭載のモバイル端末「LifeTouch NOTE」を発表した。3機種7モデルが用意されており、価格はすべてオープンプライス。店頭予想価格はFOMAハイスピード搭載の「LT-NA75F/1A」が55,000円前後、Wi-Fi/Bluetooth対応で16GBストレージ搭載の「LT-NA75W/1A」が45,000円前後、同じくWi-Fi/Bluetooth対応で4GBストレージ搭載の「LT-NA70W/1A」が40,000円前後。「LT-NA75F/1A」のみ4月下旬の発売予定で、その他は3月10日の発売を予定している。

「LifeTouch NOTE」シリーズ

「LifeTouch NOTE」は、長時間駆動・常時起動といったスマートフォンのメリットを最大減にいかしながら、パソコン同様の入力性を提供する新カテゴリの製品。外出先でSNSやブログなどへすばやく快適に投稿するといった使い方を想定しているという。

「LifeTouch」は、2010年11月に企業向け製品が発表されていた、同社で"クラウドコミュニケーター"と呼ぶ製品シリーズ。今回の「LifeTouch NOTE」は、基本的に一般のユーザー向けに家電量販店・同社直販サイトなどで販売されるという。

搭載するAndroidのバージョンは2.2で、Androidマーケットも利用可能。BIGLOBEが運営する「andronavi」から優良アプリ・コンテンツを安心して導入できる体制も用意。FOMAハイスピードモデルではGoogleの認証取得も予定している。

日本語入力に関しては、おなじみの「ATOK」を搭載し、キーボードとの組み合わせでPCと同レベルの入力環境を実現した。また、快適な日本語入力を活用してコミュニケーションをさらに便利にする独自アプリ「ライフノート」により、ブログやSNS、Evernoteのようなデータ管理サービスを快適に活用できる。キーボードはキーピッチ16.8mm、キーストローク1.6mmの81キー。本体カラーはバーミリオンレッド/チョコレートブラウン/ピアノブラックの3色。ただし「LT-NA70W/1A」はピアノブラックのみとなる。

バーミリオンレッド

チョコレートブラウン

ピアノブラック

CPUはNVIDIA Tegra 250で、動画やFlashを快適に再生できる。ディスプレイは7型ワイドで800×480ドットの表示に対応、タッチパネル搭載。センサーはGPS/電子コンパス/加速度センサーを搭載する。インタフェースは、USB(クライアント)×1、ヘッドホン出力/ライン出力×1、SDHC/SDカードスロットを装備。200万画素のメモカメラもディスプレイ裏側に内蔵する。本体サイズはW234×D138×H25mm。

3機種ともにIEEb/g/n対応ワイヤレスLANとBluetooth 2.1+EDRに対応。「LT-NA75F/1A」のみFOMAハイスピード対応ワイヤレスWANを内蔵する。また、「LT-NA75F/1A」「LT-NA75W/1A」は内蔵8GB+SDHCカード8GBで16GBのストレージを搭載。「LT-NA70W/1A」は内蔵2GB+SDカード2GBの4GBストレージを搭載する。

FOMAハイスピードモデルの「LT-NA75F/1A」は重量およびバッテリ駆動時間が未定で、「LT-NA75W/1A」「LT-NA70W/1A」の重量は約699g。バッテリ駆動時間は、ホームページ閲覧最長約9時間、動画再生最長約8時間、YouTube動画再生最長約7時間とされている。