ICカードが使える勤怠管理システム8選を紹介!メリット・デメリットも解説

勤怠管理

勤怠管理システムの中には、打刻方法にICカードを利用できる製品もあります。ICカードでの打刻は、他の打刻方法と比べてどのような特徴があるでしょうか。

本稿では、勤怠管理システムで利用可能なICカードの種類と、ICカードを利用するメリット・デメリット、ICカード利用がおすすめの会社をまとめました。最後に、ICカードを利用した勤怠管理システムのおすすめ商品も紹介していますので、ぜひ最後までご一読ください。

勤怠管理システムの
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勤怠管理システムとは

    ICカードのイメージ

勤怠管理システムとは、従業員の日々の勤怠状況をオンライン上で管理するためのITシステムの一種です。

勤怠管理システムによって、従来紙のタイムカードやエクセルなどで運用していた出退勤記録は全てオンライン化され、リアルタイムで勤怠状況を確認できます。勤怠データは給与計算や労務管理、人事評価など関りの深い業務と連携することで、バックオフィス業務全般の大幅な効率化も可能です。

ICカードは勤怠システムの打刻方法の1手段として選択できます。次に、ICカードを使える勤怠管理システムの特徴について確認しましょう。

ICカードを使える勤怠管理システムの特徴

ICカードを利用した勤怠管理システムの特徴は、ICカードを出退勤記録に利用すること、カードリーダーが必要となることの2点です。

1、ICカードは出退勤記録に利用

勤怠管理システムは、ICカードに記録されている識別番号から従業員を特定し、出退勤記録に利用します。勤怠管理システムで利用できるICカードの種類は、主に交通系ICカードまたは社員証用のICカードです。

2、ICカード利用に必要なもの

ICカードで出退勤を記録するためには、ICカードそのものとICカードの情報を読み取るカードリーダーが必要です。カードリーダーには、専用のカードリーダーを用意する方法と、カードリーダーアプリをタブレット端末などにインストールしてカードリーダー器として利用する方法があります。

勤怠管理システムで利用できるICカードの種類や規格については、以降でまとめますので確認しましょう。

勤怠管理システムに用いられるICカードの種類と規格の違い

勤怠管理システムにて利用できるICカードの規格は、FeliCa規格とMIFARE規格の2種類です。どちらの規格も、タッチ決済の国際基準である「NFC(Near Field Communication)」という近距離無線通信規格の一種です。各規格の特徴とICカードの種類について以下にまとめました。

規格名 特徴 カード
FeliCa規格
(NFC Type-F)
ICカードに適したデータ管理やセキュリティ機能を搭載しており高速。
高速という特長を活かして交通系ICカードや携帯電話に搭載の「おサイフケータイ」に採用されている。
交通系ICカード
各種電子マネー
MIFARE規格
(NFC Type-A)
国際的に広く普及している。
日本ではマイナーだが安価。
taspo(タスポ)
社員証

FeliCa規格とMIFARE規格の特徴についてもう少し詳しく説明します。

1、FeliCa(フェリカ)規格

FeliCa規格は、NFCのType-F規格をベースに、ソニーが独自開発した規格です。ICカードに適したデータ管理やセキュリティ機能を搭載しており、処理が高速なため、日本に広く普及しています。

交通系ICカードや携帯電話やスマートフォンに搭載されている「おサイフケータイ」、nanaco・WAONといった各種電子マネーもFeliCa規格です。

2、MIFARE(マイフェア)規格

近距離無線通信規格「NFC」のType-Aに分類される規格で、オランダのNXPセミコンダクターズが開発しました。安価であり国際的に普及している規格ですが、日本ではFeliCa規格に比べるとマイナーです。安価にICカードを作成できるというメリットから、日本では社員証によく利用されています。

ICカードを使った出退勤記録を行う場合は、ICカードだけでなく、カードの情報を読み取るカードリーダーが必要です。

勤怠管理システムでICカードを読み取らせる2種類の方法

ICカードに対応した勤怠管理システムでは、カードを読み取るためにカードリーダーが必要です。カードリーダーには2つのタイプがあるのでご紹介します。

1、専用のカードリーダーを利用

まずご紹介するカードリーダーは、ICカード読取専用のカードリーダー機器です。専用機器は、パソコンに接続するタイプと、パソコン不要のカードリーダー専用機器の2種類に分かれます。パソコンに接続するカードリーダーは1台当たり数千円、専用機器は数万円程度の価格です。

パソコンに接続するタイプのカードリーダーは、テレワークや出張先などでもICカード打刻を行いたい場合に適しています。カードリーダー専用機器は、生体認証やID+パスワード認証にも対応している製品もあるため、複数の打刻方法を用意したい場合や、職場の出入口に設置して共用したい場合に便利です。

2、専用アプリをモバイルデバイスにインストールして利用

もう1つのカードリーダーはタブレット端末などに専用アプリをインストールして利用する方法です。すでに会社の備品としてタブレット端末を使えるなら、新しくハードウェア機器を購入するコストもかけずに済みます。

ここまでで、ICカードを勤怠管理システムで利用する方法について整理しました。次に、ICカードを利用した勤怠管理システムを利用するメリットについて見ていきましょう。

ICカードを利用した勤怠管理システムを利用するメリット5点

ICカード対応の勤怠管理システムを導入するメリットは以下の5点です。

1、適切な労働時間の管理

ICカードで職場の入退室もしくはパソコンの電源を入れた後に打刻を行うことで、労働時間を正確に管理できる点は大きなメリットの1つです。

2020年4月より働き方改革関連法案の全面施行もあり、時間外労働の上限管理や、休日管理(年5日の有給休暇取得)が求められています。ICカードを利用した打刻なら、従業員自身が好きなタイミングで打刻する方法に比べて、より客観的な勤怠データが取得可能です。

また、ICカードの打刻はリアルタイムで勤怠管理システムにて集計。勤怠状況を確認して長時間労働になりそうな従業員への対策もいち早く行えます。給与管理システムと連携して、リアルタイムに人件費を管理できます。

2、不正打刻の防止

タイムカードによる打刻を行っている場合、打刻をした人が従業員本人かどうかの証明はできません。従業員が実際より多く残業しているように見せる不正もあれば、上司が定時で終業の打刻をさせた後にサービス残業をさせるという不正もあり得ます。

ICカードを使った打刻なら、従業員本人しか持っていないカードを使って打刻するため、不正打刻は困難です。

3、既存のICカードを使えるためコストが抑えられる

不正打刻を防ぐ打刻方法は他にもあります。ただ、すでに従業員が所持している社員証や交通系ICカードを利用できるなら、導入コストを抑えられる点もメリットの1つです。カードリーダーの導入費用も、タブレット用のカード読取アプリを提供している製品なら、既存のタブレット端末さえあれば導入コストはかかりません。

4、導入のしやすさ

ICカード対応の勤怠管理システムをすでに導入している会社の場合は、カードリーダーを設置するだけで、すぐにICカードによる出退勤記録を開始できます。

すでに従業員が持っているICカードの識別番号を従業員情報としてシステムに登録する手間はかかります。しかし、生体認証やスマホアプリとGPSを利用したスマホ打刻に比べれば、ICカード打刻の導入はかなり容易です。

生体認証の場合は認証用の機器を準備し、従業員全員の生体情報を事前に登録しなければなりません。ICカードは識別番号を登録するだけで済みますが、生体情報の登録は手間がかかります。スマホアプリは対応機種・OSが限られている点がネックになることもあります。

5、誰でも簡単に使える

生体認証の場合も認証の動作自体は簡単です。しかし環境的な要因で認証エラーになるケースがある点では使いにくい場面もあります。

スマホ打刻は、OSのアップデートで動かなくなる、通信環境が不安定だと使えないなどのトラブルが発生する可能性があります。そのためある程度アプリに詳しくないとトラブルに対応できません。

ICカードを利用した打刻は、カードリーダーにカードをかざすだけで打刻でき、他の方法に比べると使いやすい打刻方法です。交通系ICカードや電子マネーなどでも使い慣れている人は多く、誰でも簡単に使えます。ITシステムを使い慣れていない人の多い職場でも、問題なく運用できます。

ICカード対応の勤怠管理システムにはこのようなメリットがありますが、その一方でデメリットもあります。具体的にはどういうデメリットなのでしょうか。

ICカードを利用した勤怠管理システムを利用するデメリット3点

ICカード対応の勤怠管理システムを利用することによるデメリットは以下の3点です。

1、ICカードを紛失した場合の対応が必要

従業員がICカードを紛失あるいは所持を忘れた場合、出退勤記録ができなくなるため何らかの対策が必要です。ICカード再発行に時間がかかることも考えて、一時的にIDとパスワードによる認証や、パソコンからのWeb打刻も併用できるシステムを選ぶなど、何らかの対策は考えておきましょう。

2、ICカードリーダーの費用が必要

ICカードリーダーを用意する費用がかかる点は、デメリットの1つです。用意するカードリーダーの数が多くなると、導入費用の負担はさらに重くなるでしょう。中小企業の場合は、カードリーダーにかかる費用が負担となることも考えられます。

小売業のように店舗数が多い場合は、低コストのパソコン用カードリーダーや、タブレット端末に専用アプリをインストールして使用できる製品が適しています。自社にとって、どのタイプの費用対効果が高いかを確認し、カードリーダーにかかる費用を抑えるよう調査する工数も必要です。

3、打刻忘れの可能性

ICカードを使った打刻はとても手軽です。しかし、手軽さゆえに、ついつい忘れてしまうという従業員もいるでしょう。打刻忘れしにくい運用を検討するほか、打刻を忘れた場合のリカバリー方法も必要です。

いずれのデメリットも、事前に対策方法を考えておくことでカバーできます。製品選びに影響する場合もあるため、ICカード対応の勤怠管理システムを導入する前に、自社に適したデメリットの対応方法を検討しておきましょう。

ここまで見てきたメリット・デメリットを踏まえ、ICカード対応の勤怠管理システムはどんな会社に適しているのかをまとめます。

ICカードを利用した勤怠管理システムはこんな会社におすすめ

ICカードを利用した勤怠管理システムの導入に適した会社の特徴は以下の通りです。

1、簡単に打刻できる勤怠管理を行いたい

アルバイトやパートなどが多く人の出入りが激しい職場や、ITシステムを使い慣れない従業員の多い職場では、簡単な打刻方法が求められます。このようなケースでは、カードリーダーにかざすだけで打刻できるICカードでの勤怠管理がおすすめです。

ICカード打刻なら、紙のタイムカードと同じ程度の手軽さで、客観的で正確な打刻方法を実現できます。スマホアプリの使い方を学ぶ必要もなく、生体情報の登録も不要。ICカードさえあれば、すぐに打刻可能です。

2、コストをあまりかけずに不正打刻を防止したい

不正打刻防止には、生体認証を使った打刻が適しています。ただし、生体認証を使った打刻方法を導入するには、従業員全員の生体情報を登録し、生体認証用の専用機器が必要で、コストがかかる点がデメリットです。スマホのGPSを利用する打刻方法では、従業員に会社用の端末を配布するのにコストがかかります。

ICカードを使った打刻方法なら、低コストのカードリーダーを選び、ICカードも比較的低コストで準備可能です。

3、現在の勤怠管理は紙またはエクセル記入のみでシステム化できていない

今でも紙やエクセル記入のみの勤怠管理を行っている場合、客観的な勤怠データを収集できているとは言えない状態です。このようなケースも、ICカードでの打刻がおすすめです。

ICカードでの打刻は、紙のタイムカードと同じぐらい簡単に打刻でき、さらに従来は難しかった、リアルタイムの勤怠データ集計もできるようになります。リアルタイムでの勤怠データ集計によって、長時間労働などの問題をすぐに確認・フォローでき、より適切な労務管理が実現できます。

4、従業員の多くが交通系ICカードを利用

従業員の多くが交通系ICカードを利用している場合、ICカード対応の勤怠管理システム導入をより簡単に行えます。ただし、交通系ICカードを所持していない従業員にも交通系ICカードを発行し、従業員全員が交通系ICカードを所持するという準備は必要です。

従業員全員が交通系ICカードを所持している状態にできれば、後はシステムに交通系ICカードと従業員情報を結びつけ、カードリーダーを用意するだけ。すぐに交通系ICカードを使った打刻ができるようになります。

5、社員証をICカード化している

社員証をICカード化しているなら、社員証ICカードの規格に対応している勤怠管理システムを選べばすぐに社員証を使った打刻が可能です。ICカードをわざわざ調達する手間がなく、カードリーダーを各職場に配置すればすぐにでも社員証で打刻できます。

6、複数の従業員で1台のパソコンを共用している

従業員1人につき1台のパソコンがある場合は、パソコンの電源ON・OFFの記録を利用して客観的な勤怠データを取得できます。しかし、工場や小売店などの場合、現場では複数の従業員で1台のパソコンを共用しているため、パソコンの電源ON・OFFのデータは勤怠管理には利用できません。

このような現場では、ICカードを使っての打刻が適しています。従業員数の多い工場でもICカードをかざすだけで打刻できるので、打刻の待ち行列ができにくい点もメリットです。

ICカードでの打刻に適した会社の特徴について説明しました。解説したようにICカードの打刻は便利ですが、他の打刻方法の方が適しているケースもあります。次に、ICカード以外の打刻方法がおすすめのケースについても紹介します。

ICカード以外の打刻をおすすめする3つのケース

ICカード以外の打刻方法が向いているケースは、以下の3パターンです。

1、運輸業など直出直帰の多いケース

運輸業のように、直行直帰の多い職場では、カードリーダーを通す必要のあるICカード打刻は適していません。この場合は、スマホのGPS機能を利用した打刻がおすすめです。位置情報と従業員の所持しているスマホを使うことで、不正打刻の防止にもなり、職場に戻る無駄な移動もなくなります。

2、従業員1人に1台パソコンがあるケース

デスクワークメインの仕事で、従業員に1人1台パソコンがあるケースなら、低コストのWeb打刻も検討しましょう。PCの電源ON・OFFのログを使って客観的な勤怠データを取得でき、カードリーダーの導入費用や全従業員にICカードを用意する手間がかかりません。

3、厳密な本人確認が必要なケース

ICカードを使った打刻でも本人確認できますが、他人のICカードを使って不正に打刻することもやろうと思えば可能です。そのような可能性を排除して厳密な本人確認を求める場合は、本人の身体的特徴を利用する生体認証の方が適しています。

ICカードの打刻方法が適している場合と適していない場合の両方について解説しました。次に、ICカードを利用した勤怠管理システムの選び方を紹介します。

ICカードを利用した勤怠管理システムの選び方7点

ICカード対応の勤怠管理システムを選ぶ場合、確認したいポイントは以下の7点です。

1、自社で利用したいICカードが使えるか

最優先で確認するべきポイントは、自社で利用したいICカードに勤怠管理システムが対応しているかどうかです。MIFARE規格のICカードである社員証を利用して打刻したいなら、MIFARE規格に対応している製品を選びましょう。交通系ICカードを打刻に利用するならFeliCa規格対応かどうかの確認が必要です。

2、ICカード紛失の場合に代替の打刻手段があるか

ICカードを利用して打刻する場合は、ICカード紛失などで手元にカードがない場合に打刻方法をどうするかを決める必要があります。

ICカード以外にも複数の打刻方法があり、代替の打刻手段があるかどうかも確認ポイントです。ID・パスワードを入力して打刻をする、手入力で勤怠管理システムに勤怠データを入力するなど、代替の打刻が選択できるかどうかをチェックしましょう。

3、ICカード紛失時の無効処理が迅速に行えるか

ICカードを紛失した場合、ICカードを第三者に悪用されないように、カードの無効処理をすぐに行える仕組みがあるかどうかを確認しましょう。製品によっては、管理画面を用意しており、従業員が自分でICカードの登録を削除する運用が可能なものもあります。

4、カードリーダーのコスト

ICカードの打刻で利用するカードリーダーの導入コストの確認も必要です。カードリーダーの種類は、製品によって異なります。業種や店舗数、職場で働く従業員数などを考慮して、自社にとって費用対効果の高いカードリーダーを選択しましょう。

5、自社に合った機能が提供されているか

ICカードを利用した打刻以外にも、勤怠管理システムとして自社の求める機能が揃っているかどうかも確認しましょう。打刻方法は、複数を同時に利用できる製品もあるため、自社で利用したい打刻方法が全て使える製品を選べると便利です。

従業員の勤務形態がシフト制で複雑な勤務形態の場合は、シフト管理機能もある製品を選びます。勤怠管理システムと給与計算システムとの連携ができれば、給与計算業務の大幅な効率化も可能です。

6、料金体系

料金体系は、提供形態により大きく異なります。クラウド型の場合は、初期コストは低く抑え、利用人数に応じた月額料金となるケースが一般的です。オンプレミス型は、自社でサーバ環境を構築してソフトウェアをインストールするため、初期コストはかなり高額になります。

勤怠管理システムを利用する期間(例えば5年間など)を設定して、総コストを算出して複数の製品を比較しましょう。

7、サポート体制

勤怠管理システムは毎日利用するため、サポート体制が重要です。トラブルが発生した場合にどのような形で対応してもらえるかを確認しましょう。

また、システム導入直後はトラブルも多く、慣れない従業員から操作などで質問を受けることも多くなります。導入支援サービスなどのソリューションメニューも活用して、スムーズに運用を開始することも検討してください。

ICカード対応の勤怠管理システムの選び方について解説しました。最後に、ICカードを利用できるおすすめの勤怠管理システムをご紹介します。

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ICカードを利用できるおすすめの勤怠管理システム8製品を比較!

ICカードに対応したおすすめの勤怠管理システムを紹介します。ICカードの対応規格やカードリーダーの種別など、ICカードに関する情報をメインに特徴を解説するため、自社に合った製品があるかどうかご確認ください。

ICカードで勤怠管理ができる!!
株式会社チームスピリット

POINT
  • 対象従業員規模:全ての規模に対応
  • 提供形態:クラウド / SaaS
  • 初期費用:150,000円
  • 月額費用:600円/人
  • 対応機能:勤怠管理、工数管理、経費精算、電子稟議、社内SNS、レポート・ダッシュボード、(オプションの契約により)プロジェクト原価管理、シフト管理、社員情報管理、マイナンバー管理
  • ICカード対応規格:FeliCa、MIFARE
  • カードリーダー種別:パソコン接続タイプ、専用機器タイプ
  • ICカード以外の認証方法:Web打刻(PC/モバイル/タブレット)、ICカード打刻、GPS打刻、入退館管理システム連携打刻、PCログ管理システム連携打刻、 顔認証/温度検知連携打刻 ※Web打刻・GPS打刻以外は、別途連携サービスの契約の必要あり

「TeamSpirit」は、標準機能で日本語と英語の切り替えが可能 なクラウド型の勤怠管理システムです。社内に、母国語が日本語ではない従業員が多い職場では、日本語と英語の表示切替ができると便利です。

勤怠管理システムの機能としては、勤怠状況を確認できる画面はダッシュボード形式 。グラフ表示などもありスッキリと見やすい点も魅力の1つです。勤怠管理機能だけでなく、 工数管理・経費精算機能もあり、正確な原価管理をサポート 。従業員数が増えてきて原価管理が難しくなっているケースにも適しています。

TeamSpirit公式HPはコチラ

無料で始めるクラウド勤怠管理システム「スマレジ・タイムカード」
株式会社スマレジ

POINT
  • 提供形態:クラウド
  • 初期費用:0円
  • 月額費用:0円~
  • 対応機能:勤怠管理、給与計算、休暇管理、シフト管理、日報、プロジェクト管理
  • ICカード対応規格:無し
  • カードリーダー種別:無し
  • ICカード以外の認証方法:Web打刻(パソコン、スマートフォン、タブレット対応)

「スマレジ・タイムカード」は、クラウドのPOSレジサービス「スマレジ」シリーズの勤怠管理システムで、30名までは無料で利用できます。
iOSのみの対応ですが、顔写真を撮影しての打刻やシフト確認も可能です。Android用のアプリはないため、Androidから本製品を利用する場合はWebブラウザアプリから利用してください。

不正打刻防止機能としては、写真撮影以外にもパスコード入力や位置情報の記録があります。管理者向けの機能もあり、シフト作成・管理機能や有給休暇管理機能などが利用できます。

公式HPはコチラ

打刻方法もカードリーダーも幅広く対応「ジョブカン勤怠管理」
株式会社Donuts

POINT
  • 提供形態:クラウド / SaaS / ASP
  • 初期費用:0円
  • 月額費用:200円 ~ 500円/1ユーザー
  • 対応機能:36協定支援,同日複数勤務,申請承認,シフト作成,給与計算連携,スマホ対応
  • ICカード対応規格:FeliCa,MIFARE
  • カードリーダー種別:パソコン接続タイプ,専用機器タイプ
  • ICカード以外の認証方法:指静脈認証打刻,Web打刻(共用PC・自PC), GPS打刻

「ジョブカン勤怠管理」は、出勤管理・シフト管理・休暇申請管理・工数管理の4つの機能を自由に組み合わせて利用できる クラウド型の勤怠管理システムです。同じジョブカンシリーズの給与計算システムなどとも連携でき、バックオフィス業務全体のシステム化がしやすい点が大きな特徴です。

ICカードの対応規格はFeliCaとMIFARE両方で、カードリーダー種別は、パソコンに接続するタイプと専用機器「PitTouch Pro」の両方に対応。交通系ICカードでもMIFARE規格対応の社員証でも利用できます。 ICカード以外の認証方法も生体認証・GPS打刻・Web打刻に対応しており、幅広い方法での打刻が可能です。

パソコンに接続するタイプのカードリーダーを利用すると、ジョブカン経費精算との連携で経費精算も自動的に行えます。 PitTouch Proは、認証速度が速いため、工場など多くの人数がICカード認証を行う場合に適しています


選べるタイムレコーダーの種類が豊富「タッチオンタイム」
株式会社デジジャパン

POINT
  • 提供形態:クラウド / SaaS / ASP / サービス
  • 初期費用:0円
  • 月額費用:300円/1人
  • 対応機能:36協定支援,同日複数勤務,申請承認,シフト作成,給与計算連携,スマホ対応
  • ICカード対応規格:FeliCa,MIFARE
  • カードリーダー種別:パソコン接続タイプ,専用機器タイプ
  • ICカード以外の認証方法:指静脈認証打刻,指ハイブリッド認証打刻,Web打刻(共用PC・自PC), Windowsログオン・ログオフ,GPS打刻

「タッチオンタイム」は、打刻方法が豊富に用意されている点が特徴的な勤怠管理システムです。特に独自のタイムレコーダー 「タッチオンタイムレコーダー」は、1台で3種類の打刻方法(指紋認証・ICカード認証・ID+パスワード認証) を利用できます。

タッチオンタイムレコーダーを利用する場合、従業員単位で利用できる打刻方法を自由に設定(複数設定も可能)できます。そのため、 ICカードを忘れた場合の対策として、別の打刻方法をあらかじめ設定しておくことも可能です。

対応している生体認証は、指紋認証・指静脈認証および、指紋と指静脈を組み合わせた指ハイブリッド認証の3種類です。豊富な打刻方法が使えるため、 あらゆる業種・職種の勤怠管理に対応できます。


17種類もの打刻が可能!「KING OF TIME」
株式会社ヒューマンテクノロジーズ

POINT
  • 提供形態:クラウド / SaaS / ASP
  • 初期費用:0円
  • 月額費用:300円/1人
  • 対応機能:36協定支援,同日複数勤務,申請承認,シフト作成,給与計算連携,スマホ対応
  • ICカード対応規格:FeliCa,MIFARE
  • カードリーダー種別:パソコン接続タイプ,専用機器タイプ
  • ICカード以外の認証方法:指紋認証打刻,指静脈認証打刻,指ハイブリッド認証打刻,指ハイブリッド+ICカード打刻 ,Web打刻(共用PC・自PC),Windowsログオン・ログオフ,GPS打刻,カメレオンコード認証(iPad),入退室管理システム(ICカード), 顔認証(iPad),ビジネスチャット(WowTalk・LINE WORKS),GPS勤怠管理(スマホアプリ),温度検知連携

「KING OF TIME」は、17種類もの打刻方法を選択できる 勤怠管理システムです。ICカード打刻は、パソコン接続タイプと専用機器タイプを用意。生体認証は、指紋・指静脈・顔および指紋と指静脈を組み合わせた指ハイブリッド認証が可能です。指ハイブリッド認証とICカードをセットにした打刻もできます。

次世代の2次元コード「カメレオンコード」やビジネスチャット、入退室管理システムと連携した打刻も あり、自社の環境に合わせて柔軟に打刻方法を選べます。コロナ禍対策として、温度検知連携の打刻もあり便利です。


3種類のICカード規格に対応「マネーフォワードクラウド勤怠」
株式会社マネーフォワード

POINT
  • 提供形態:クラウド / SaaS
  • 初期費用:無し。既存システムからのデータ移行費用等は別途お問い合わせ
  • 月額費用:基本料金2,980円(年払いプラン)~。従業員数30名以下の場合:基本料金+α、従業員数31名以上の場合:お問い合わせください
  • 対応機能:36協定支援,同日複数勤務,申請承認,シフト作成,給与計算連携,スマホ対応
  • ICカード対応規格:FeliCa,MIFARE,eLWISE
  • カードリーダー種別:パソコン接続タイプ,専用機器タイプ
  • ICカード以外の認証方法:Web打刻(自PC),共用モバイルデバイスでの打刻,GPS打刻

「マネーフォワードクラウド勤怠」は、3種類のICカード規格に対応している勤怠管理システムです。勤怠管理システムの機能としては全て揃っており、同シリーズの給与計算システムと連携できます。 異動履歴管理や打刻丸め機能は、本製品の特徴的な機能です。

専用のICリーダーライター 「ピットタッチ・ビズ」を選択した場合のみ、FeliCaとMIFAREに加えて、「eLWISE」にも対応 できます。「eLWISE」はNTTコミュニケーションズ開発のICカード規格です。

生体認証を利用した打刻方法は提供されていません。ICカードでの打刻方法以外に選べる打刻方法はWeb打刻・共用端末での打刻・GPS打刻です。


カードリーダーの画面をカスタマイズ可能「jinjer(ジンジャー)勤怠」
株式会社ネオキャリア

POINT
  • 提供形態:クラウド
  • 初期費用:別途お問い合わせ
  • 月額費用:300円 /ユーザー
  • 対応機能:36協定支援,同日複数勤務,申請承認,シフト作成,給与計算連携,スマホ対応
  • ICカード対応規格:FeliCa,MIFARE
  • カードリーダー種別:専用機器タイプ
  • ICカード以外の認証方法:Web打刻(自PC・IPアドレス制限可能),顔認証(スマートフォン・タブレット),GPS打刻

「jinjer勤怠」は、専用機器タイプのカードリーダーが利用できる 勤怠管理システムです。専用機器の「ピットタッチ・プロ2」は、タッチパネル搭載。ソフトウェア開発キットも提供されているため画面デザインやアプリケーション開発が可能で、拡張性がある点が大きな特徴です。

自席PCからのWeb打刻では、IPアドレス制限が可能なほか、 タブレットでの顔認証には「笑顔判定」機能を提供 。管理者は従業員の顔写真を一覧上から確認でき、誰が出勤しているかがひと目で分かる仕組みです。


「TIMETRAC」で3種類の打刻方法が選べる「kinnosuke(キンノスケ)」
HOYA株式会社

POINT
  • 提供形態:クラウド
  • 初期費用:別途お問い合わせ
  • 月額費用:300円〜/1ユーザー
  • 対応機能:36協定支援,同日複数勤務,申請承認,シフト作成,給与計算連携,スマホ対応
  • ICカード対応規格:FeliCa,MIFARE
  • カードリーダー種別:パソコン接続タイプ(予定),専用機器タイプ
  • ICカード以外の認証方法:指紋認証(TIMETRACでのみ選択可能), Web打刻(共用PC・自PC), GPS打刻

「kinnosuke」は、FeliCaとMIFARE規格両方のICカード打刻に対応 している勤怠管理システムです。専用機器はコンパクトなICカード専用機器と、 指紋認証・ICカード認証・暗証番号の3種類の打刻方法が選べるレンタル型タイムレコーダー「TIMETRAC」 が選べます。

ICカード打刻以外では、共用PCや自PCを使ったWeb打刻やモバイルデバイスを使用したGPS打刻も可能。 さまざまな業種や職種に使える打刻方法を網羅しています。


ICカードに加えてQRコードでも打刻できる「バイバイ タイムカード」
株式会社ネオレックス

POINT
  • 提供形態:クラウド / SaaS / ASP
  • 初期費用:別途お問い合わせ
  • 月額費用:別途お問い合わせ
  • 対応機能:36協定支援,同日複数勤務,申請承認,シフト作成,給与計算連携,スマホ対応
  • ICカード対応規格:FeliCa,MIFARE
  • カードリーダー種別:パソコン接続タイプ
  • ICカード以外の認証方法:QRコード認証,指静脈認証,Web打刻(共用PC・自PC),Windowsログオン,GPS打刻,携帯電話+画面メモ

「バイバイ タイムカード」は、パソコン接続タイプのカードリーダーに対応 した勤怠管理システムです。ICカード認証の場合は、パソコンにカードリーダーを接続して認証します。

本製品の特徴は、ICカードよりも安価に利用できるQRコード認証にも対応 している点です。入室用と退室用2種類のQRコードを印刷したカードを使い、QRコードをタブレット端末またはiPhone・iPadアプリに読み取らせるだけ。ICカードよりも低コストで本人確認を兼ねた認証が可能です。

また、Windowsのログオン打刻や、携帯電話を利用した打刻も できます。ICカード打刻よりも低コストで、本人確認も兼ねた打刻をしたい場合におすすめの製品です。


手のひら静脈認証や入退室打刻にも対応「e-就業 ASP」
株式会社ニッポンダイナミックシステムズ

POINT
  • 提供形態:クラウド / SaaS / ASP
  • 初期費用:別途お問い合わせ
  • 月額費用:別途お問い合わせ
  • 対応機能:36協定支援,同日複数勤務,申請承認,シフト作成,給与計算連携,スマホ対応
  • ICカード対応規格:FeliCa,MIFARE
  • カードリーダー種別:パソコン接続タイプ,専用機器タイプ
  • ICカード以外の認証方法:手のひら静脈認証,Web打刻(共用PC・自PC),PCログオン・ログオフ, 入退室打刻,GPS打刻

「e-就業 ASP」は、ASPサービスとして提供 される勤怠管理システムで、ICカード打刻では2種類の規格に対応しています。本製品は、手のひら静脈認証 やPCログオン・ログオフと連携した打刻、入退室打刻 も可能です。さまざまな認証方法を提供しているため、どのような業種・職種の勤怠管理にも対応できます。

勤怠管理システムの打刻はICカードを使うと便利

ICカードでの打刻が可能な勤怠管理システムの特徴や、おすすめ製品を紹介しました。

ICカード打刻は、パソコンを複数の従業員で共有している工場や小売店、ICカードを従業員の多くが所持している会社などに適しています。製品によって対応しているICカードの規格やその他の打刻方法に差があるため、自社に向いている製品を探しましょう。

導入を検討する際は、ぜひ複数の製品を比較して自社に最適な製品を見つけてください。

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