マットレスは直置きできる?快適に使用する対策法を紹介

本記事ではマットレスは直置きできるのか、メリットやデメリットまで詳しく紹介します。

マットレスは本来ベッドフレームとの併用がおすすめですが、部屋の構造や予算などによりマットレスを直置きしたい場合もあるでしょう。

そもそもマットレスの直置きは体に良くない?

直置きするならどんなマットレスを選べばいい?

マットレスの直置きに関する疑問を解決し快適な睡眠環境を手に入れられるように、おすすめのマットレスや直置きに適したマットレスの選び方も解説します。

直置きするための対策法も分かりやすく紹介するので、是非参考にしてみて下さい。

目次

そもそもマットレスを直置きすることは、あまりおすすめできません

直置きできるマットレスもありますが、衛生面や耐久性、寝心地などを考慮すると、ベッドフレームの使用がおすすめです。

しかし、部屋の状況や家庭環境などによってベッドフレームを使わずマットレスを直置きしたい人は、メリットとデメリットをよく理解した上で直置きしましょう。

マットレスを直置きするメリットを紹介します。

本来マットレスはベッドフレームでの使用がおすすめですが、マットレスを直置きすることで安全対策ができたり圧迫感のない部屋作りができます。

詳しく解説しますので、ベッドフレームを使わずにマットレスを直置きして使いたい人はぜひ参考にしてください。

赤ちゃんや幼児の安全対策ができる

マットレスの直置きは、赤ちゃんや幼児がいる家庭には安全面で大きなメリットがあります。

赤ちゃんや幼児がいる家庭でマットレスを直置きするメリット
  • 転落時のダメージを防げる
  • 広いスペースで動き回れる
  • 掃除がしやすいため衛生的

ベッドフレームを使用するよりも高さが低いため、赤ちゃんや幼児のお子さんがマットレスから転落してしまってもけがのリスクを軽減。

さらにベッドフレームがない分、部屋を広く使うことができるので、自由に動き回れるスペースが広がります。

マットレスの移動が容易なため、掃除しやすいのもメリットの一つ。

定期的な掃除や換気をする必要はありますが、赤ちゃんや幼児のために清潔な環境をキープしたい方にもおすすめです。

ベッドフレームを置くより圧迫感がない

マットレスの直置きは、ベッドフレームを置くよりも圧迫感がなく開放的な空間を作ることができます。

高さがなくシンプルなため、視覚的にも広々とした印象の部屋に。

どんなインテリアにも合うため、スタイリッシュな空間作りをしたい方におすすめです。

マットレスを直置きすることはカビの発生や底冷えなど、デメリットも伴います。

快適な睡眠環境を保つためにはデメリットをしっかりと理解し対策をすることが大切です。

マットレスを直置きすることのデメリットを詳しく紹介します。

カビが発生しやすくなる

マットレスを直置きすると、床に密着するため湿気がこもりやすくなります。

湿気はカビが発生する原因になってしまうので注意が必要です。

マットレスを直置きする際のカビ対策
  • 定期的に換気する
  • 通気性の良いマットレスを選ぶ
  • 除湿シートや除湿機を使用する

カビが生えているマットレスの使用はアレルギーや呼吸器系のトラブルを引き起こす可能性があるので、しっかり対策を行うことが大切です。

ハウスダストやホコリを吸い込みやすくなる

マットレスの直置きは、ハウスダストやホコリを吸い込むリスクが高まります。

床に密着しているため床に溜まっているホコリと直接触れる上に、低い位置にあるため舞い上がったホコリも吸い込む可能性も。

ハウスダストやホコリは、アレルギー症状や肌トラブルの原因になってしまうので注意しましょう。

ハウスダストやホコリを対策する方法
  • 定期的に掃除機をかける
  • カバーを使用しホコリの吸い込みを防ぐ
  • 布団乾燥機を使う

マットレスカバーを使用してハウスダストやホコリの侵入を防ぎつつ、定期的にマットレスや床に掃除機をかけることで清潔な状態を保つことができます。

マットレスの劣化が早まる

マットレスを床に直置きすることで、マットレスの劣化が早まり寿命が短くなる可能性があります。

マットレスの劣化が早まる原因
  • 床と摩擦する
  • 湿気の影響を受けやすい
  • 体重による負荷が一点に集中しやすい

マットレスの直置きは、床と直接触れるため摩擦や湿気の影響を受けやすい状況です。

定期的なお手入れとローテーションをすることで、長持ちさせることができます。

冬場は底冷えする

マットレスの直置きは、床の温度がダイレクトに伝わるため冬場は底冷えします。

体が冷えてしまうと、睡眠の質が低下してしまう可能性があるので注意しましょう。

底冷えの対策方法
  • 高さのあるマットレスを選ぶ
  • 断熱シートを使う
  • 厚手や保温効果のあるマットレスパッドを使用する

コンクリートやタイルなどの床材は特に冷気が伝わりやすいので、冬場は注意が必要です。

冷えは体調不良や痛みを引き起こすこともあるので、しっかり対策しましょう。

マットレスを直置きして使用することにはデメリットがあります。

ですが、対策をすれば快適な睡眠環境を作ることが可能です。

直置きするメリットを保ちつつ、対策できる方法を4選お伝えするのでぜひ参考にしてみて下さい。

湿気対策アイテムを使用する

マットレスを直置きする時に、1番ネックとなるのが湿気。

湿気がこもるとカビが発生しやすくなり、マットレスの寿命を早めてしまうので湿気対策アイテムを使用することがおすすめです。

おすすめの湿気対策アイテム
  • 通気性の良いベッドパッド
  • 除湿シートやパッド
  • 珪藻土マット

1つのアイテムだけでなく併用することで、より効果的な湿気対策ができます。

こまめな換気も行いつつ、快適な睡眠環境のために湿気対策アイテムを取り入れてみて下さい。

マットレスを定期的に陰干しする

マットレスを直置きする場合には、定期的に陰干しすることがとても重要です。

定期的な陰干しが重要な理由

  • マットレス内部にこもった湿気対策
  • カビやダニの発生を抑制
  • ニオイ対策

定期的に陰干しすることで、湿気やカビ、ニオイを防げるためマットレスの寿命を延ばせます。

直射日光の当たらない風通しの良い場所に、マットレスを立てかけましょう。

すのこを活用する

マットレスを床に直接置くのではなく、すのこを間に敷くのもおすすめです。

すのこを使用することで、床との摩擦や湿気を防ぎ、底冷え感を軽減します。

すのこには種類があるので、求める睡眠環境に合わせて選ぶことができます。

すのこの種類と特徴

  • 木製すのこ…天然木で作られており通気性が高いが、湿度に弱め
  • プラスチックすのこ…軽くて湿度に強いが、耐久性がやや弱い
  • アルミすのこ…丈夫で湿度に強いが、インテリアによっては合わない

インテリアや季節に合わせて選ぶこともできるので、最適なすのこを取り入れてみて下さい。

マットレスの下にアルミシートを敷く

マットレスの下にアルミシートを敷くことで、手軽に快適な睡眠環境を目指すことができます。

アルミシートのメリット

  • 保温効果が高い
  • 結露を防止できる
  • 湿気によるカビを予防できる

アルミシートは高い反射性と保温性が特徴のアイテムです。

床からの冷気を遮断し、暖かさを保つことができるので、寒い時期の使用が特におすすめです。

夏場は熱く感じることがあるので、涼しい素材のアイテムを使用しましょう。

直置きに適したマットレスには、選び方にポイントがあります。

厚さのあるマットレスや折りたたみ式を選ぶことで、直置きするデメリットである湿度を軽減できます。

直置きでも快適に眠れるマットレスを選び、できるだけ長く愛用しましょう。

コイルがないマットレスを選ぶ

マットレスを直置きする場合は、コイルがないコイルレスマットレスがおすすめです。

コイルがないマットレスは、マットレス内部に空気が通りやすいため湿気がこもりにくくカビやダニの発生を抑制。

また、体のラインにしっかりフィットし寝返りを打つ音が少ないので、快適に眠ることができます。

おすすめのマットレス
  • ウレタン…弾力性があり体圧分散性に優れている
  • ラテックス…通気性が高く柔らかい寝心地

通気性の良いコイルレスマットレスを選ぶことで、耐久性もアップ。

寝心地だけでなく睡眠環境に合わせてマットレスを選びましょう。

体が床に接触しない厚さのマットレスを選ぶ

直置きしても快適な睡眠環境を作るために、底付き感を感じない厚みのあるマットレスを選びましょう。

厚みがない薄いマットレスは、床の硬さや温度がダイレクトに伝わるため寝心地が悪いと感じてしまう可能性があります。

おすすめは10cmくらいの厚みがあるマットレスです。

10cmほどの厚みがあれば、床との間に空間を生まれるため底付き感や床の温度の影響を受けず、快適に眠ることができます。

折り畳み式のマットレスを選ぶ

マットレスを直置きするなら、折り畳み式のマットレスがおすすめです。

折り畳みマットレスがおすすめのポイント

  • お手入れしやすい
  • 通気性が良い
  • 部屋が狭くても使える

折り畳み式のマットレスは、軽量でコンパクトなので掃除がしやすく持ち運びにも便利。

マットレスを直置きする際に気になる湿気やホコリを簡単にお手入れできるので、清潔に保ちたい方にもおすすめです。

直置きしても快適に睡眠できる、おすすめのマットレスを3選紹介します。

マットレスの基本情報から、口コミまで詳しく調査しました。

好みの寝心地や部屋の環境などに合わせてチェックしてみて下さい。

商品名価格おすすめポイント


エムリリー 優反発シリーズ8cm
17,580円(税込)~
※セミシングルの価格
公式サイト
優反発&高反発の二層構造で作られたマットレス
エムリリー優反発マットレス体験レビュー


ニトリ ソファーになるマットレス
11,990円(税込)~
※シングルの価格
公式サイト
ソファー・マットレス・カウチの3way


シーリー シーリーフトン スタンダード
66,000円(税込)~
公式サイト
「世界基準の眠り」をコンセプトにした米国発のブランド「シーリー」が開発

エムリリー 優反発シリーズ8cm

エムリリー
硬さ上部:70N
下部:140N
(少し柔らかめ)
素材上部:優反発ウレタン
下部:高反発ウレタン
密度
(寿命目安)
上部:50D
下部:25D
寿命:5~6年前後
重さセミシングル:5.4kg
シングル:6kg
セミダブル:8kg
ダブル:10kg
保証品質保証:3年
返金保証:なし
おすすめの人
おすすめでない人
  • 安定感のある寝心地を求める
  • 三つ折りタイプが良い
  • 腰や背中の痛みに悩んでいる
  • 柔らかい寝心地が好き
  • ラテックスタイプがいい

エムリリー優反発8cmマットレスは、独自の低反発と高反発を組み合わせた素材で今までにない快適な寝心地のマットレス。

体圧分散性に優れているので、体をしっかり支えて肩や腰、背中の負担を軽減してくれます。

しっかりした安定感のある寝心地でありながら、コンパクトに三つ折りできるタイプ

さらに、カバーははずして洗濯できるので衛生面が気になる方にもおすすめのマットレスです。

実際に使ったエムリリ優反発マットレス体験レビュー記事もぜひご参考ください。

エムリリー 優反発シリーズ8cmの口コミ

楽天市場から実際に利用した人の口コミをピックアップしてみました。引用元:楽天市場

2021年9月に購入し、二年間使用した上でのレビューです。
結論から言うと、最高です。へたれません。

今まで大手で購入した一万円程のマットレスを使っていましたがヘタリや寝心地が悪く、散々探した所こちらへ辿り着きました。 口コミと価格と保証が決め手で購入しました。 まだ半月程の使用ですが今のところ寝心地良いです。柔らかすぎる事はないですが、思ったより柔らかいので硬めが好きな方は合わないかなと思います。

今まで同じ厚さの安いマットレスを使っていて、肩や腰が痛くなったので買い替えを検討していた所YouTubeでこちらがお勧めされていたのを見て購入に至りました。 たった8cmの厚さにも関わらず本当に底つき感がなく、肩腰への負担が減りました!

ニトリ ソファーになるマットレス

ニトリ
硬さほんの少し硬め
素材高反発ウレタン
密度
(寿命目安)
5年前後
重さシングル:約6kg
セミダブル:約7.57kg
ダブル:約8.9kg
保証品質保証:1年
おすすめの人
おすすめでない人
  • 部屋を広く使いたい
  • 厚みのあるマットレスが良い
  • 手頃な価格のマットレスを探している
  • 柔らかめの寝心地が良い
  • 通気性の良いマットレスが良い

ニトリならではの手頃の価格で購入できる、ソファーになるマットレス

ソファーになるマットレスという商品名のとおり、マットレス以外の使い方も出来る3wayアイテムです。

3wayタイプのマットレス

  • マットレス
  • ソファ
  • カウチ

組み立て方次第で自由な使い方ができ、コンパクトに折り畳めるので掃除や収納もしやすいマットレスです。

使いやすさだけでなく、約12cmの厚みがあるので体をしっかり支えた安心感のある寝心地も魅力の一つ。

手頃な価格で使い勝手も良いので、来客用や今の睡眠環境を変えたい方にもおすすめです。

ニトリ ソファーになるマットレスの口コミ

ニトリから実際に利用した人の口コミをピックアップしてみました。引用元:ニトリ

これ、とても実用的です!収納に皆さま困ってませんか?お客様用の布団、ない、収納できない❗️私の困り事解決してくれました。普段はカバー掛けてソファーにしてます。子供の昼寝用に、両親が来た時には布団に。。先日友人が遊びに来た時も、いいねー、便利だねー、ノンストレスだわーと絶賛。是非、ソファーの買い替え、ゴールデンウィーク前のお客様来訪の準備にご検討下さいませ。本当にオススメです。良い買い物が出来ました。大満足です♡

最初は3つに折りたためるマットレスを考えていましたが、店頭でこの商品を見て、これに決めました。 このマットレスにしてからはよく眠れるようになりました。厚みがあることと、ソファにできるのがいいです。

狭い部屋にも置けるソファベッド的なものが欲しくて、こちらを購入しました。 値段も手頃でまたソファ↔マットレスの変更が手軽に出来るのがとても良かったです。 朝起きてすぐマットレスをソファにしたかったので、この手軽さは大満足です。 寝る時も反発強めであまり沈まないのが寝やすく、マットレスとしても良かったです。 おすすめです!

公式サイト:https://www.nitori-net.jp/ec/

\3wayタイプのマットレスが11,990円!/

シーリーフトン スタンダード

硬さほんの少し硬め
素材中反発ウレタン
ウレタン
ジェルラテックス
密度
(寿命目安)
5年前後
重さシングル:5.6kg
デラックス:5.6kg
プレミアム:10kg
保証返金保証:なし
おすすめの人
おすすめでない人
  • 質の高い睡眠を求める
  • 腰痛に悩んでいる
  • 収納しやすいマットレスが良い
  • 手頃な価格で購入したい

アメリカシェアNo.1のマットレスブランドであるシーリーから販売されている、シーリーフトンスタンダード

高密度のウレタンフォームと高弾性のジェルラテックスを使用しているから体圧分散性に優れており、質の高い睡眠を取ることができます。

とくに負担が掛かりやすい腰部分はサポート力が強化されているので、腰痛持ちの方にもおすすめです。

折り畳みはできませんが、ベルトが付属しているため三つ折りして収納できます。

シーリーフトン スタンダードの口コミ

楽天市場から実際に利用した人の口コミをピックアップしてみました。引用元:楽天市場

初め座ってみると柔らかいかな、と思いましたが寝てみると程良い固さでした。

底つき感もなく良い感じです。お値段がもう少しやすければなぁとは思います。
シーリーのマットレスの方がやっぱり寝心地は良いです。

公式サイト:https://sealy-jp.com/futon/

\シングルサイズが66,000円!/

マットレス直置きのよくある質問・Q&A

マットレスを直置きすると熱くなるのはなぜでしょうか?

マットレスを直置きすると床と直接触れることになるので、風が通る隙間がありません。

風の通り道がないと湿気や寝汗などがマットレス内に溜まり、熱もこもってしまいます

さらに、マットレスや床の素材によっては熱が伝わりやすいため、熱くなると感じることがあります。

マットレスを直置きして眠ると睡眠の質は低下しますか?

マットレスを直置きすると、湿気がこもりやすく温度調節が難しくなるため睡眠の質が低下する可能性があります

さらに使用するマットレスによっては床の硬さを感じるため、寝心地が悪化することも。

睡眠の質を低下させないためには直置きに適したマットレスを選び、湿気対策や適度にお手入れすることが大切です。

ニトリの除湿シートはどこに敷けばいいのですか?

ニトリの除湿シートは、基本的にマットレスや布団の下に敷くアイテムです。

下に敷くことで床からの湿気を吸い上げ、寝汗を吸収し快適な睡眠環境に導いてくれます。

ニトリでは厚みや素材などが異なる種類の除湿シートが販売されているので、季節や好みに合わせて選んでみましょう。

まとめ

『マットレスは直置きできるか?』という疑問を解決し、快適に睡眠できるよう対策方法を紹介しました。

マットレスを直置きする際に、気を付けたいのは湿気です。

湿気がこもるとカビやダニの発生しやすくなり、睡眠環境が悪化したりマットレスの寿命を早めてしまう可能性があります。

直置きに適したマットレスを選び適切にお手入れすれば、快適に眠ることができるので今回の記事をぜひ参考にしてみて下さい。

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この記事を書いた人

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