本記事では、家庭でできる効果的なダニ退治法と対策・予防方法を徹底解説します。
子どものアレルギーが気になるけど、マットレスのダニ対策って難しそう…
掃除機をかけているだけで大丈夫?
こんな不安や悩みはありませんか?
まずはダニを徹底的に退治し、次に予防対策をしっかり整え、そして毎日の簡単なお手入れを続けることが大切です。
ダニが発生する原因、健康への影響やマットレス乾燥の基本手順も紹介するので、ダニ退治の参考にしてください。
【種類別】マットレスのダニ退治の方法
本記事では、マットレスの種類別に効果的なダニ退治方法をご紹介します。
ノンコイルマットレスなら高温で洗濯と乾燥、コイルマットレスなら専門業者への依頼がおすすめです。
マットレスの種類によってダニの退治方法は異なるため、ご自身のマットレスに合った方法をチェックしてみましょう。
【ノンコイルマットレス向け】側生地を外して高温で洗濯と乾燥
側記事とは、カバーのこと。
ウレタンやラテックスなどのノンコイルマットレスは、カバーを外して洗えるのが特徴です。
60度以上のお湯での洗濯と、しっかりとした乾燥で効果的にダニを退治できます。
マットレス自体のお手入れは、水洗い可能か不可かは製品の取扱説明書に従うことが大事!
【コイルマットレス向け】クリーニング業者に依頼する
コイルマットレスは自宅での丸洗いが難しいため、専門業者への依頼がおすすめ。
高圧洗浄や特殊な薬剤でダニを退治し、アレルゲンまでしっかり除去してくれます。

マットレスを少しでも長く使いたいなら、プロにメンテナンスをお願いするのもいいでしょう。
【ノンコイル・コイル】家庭用の布団乾燥機を使う
布団乾燥機の活用もおすすめです。

40度以上の温風で15分程度温めることで、ダニの退治と予防が同時にできる便利な方法です。
使用上の注意事項
- メーカー指定の温度(40°C以下)を守る
- 使用時間は3時間以内
- カバーを外せる場合は外して使用
忙しい方には手軽にできるお手入れ方法です。
マットレスはダニだらけ?発生する原因
ダニは高温多湿な場所を好みます。
マットレスにダニがいると聞いて心配…でも実際どのくらいいるの?
なかなか肉眼では発見しにくいため、実際にどのくらいダニが潜んでいるのか分かりませんよね。
実は、寝具のダニは目に見えないからこそ、正しい知識を持つことが大切です。
ここでは、マットレスのダニがどのくらい発生し、なぜ増えてしまうのか、詳しく解説していきます。
1㎡あたり25~4000匹以上ダニが潜んでいる
私たちが毎日使うマットレスには、想像以上のダニが潜んでいることをご存知でしょうか。
研究によると、一般家庭のマットレスには1㎡あたり25~4000匹以上のダニが生息しているとされています。
特に湿気の多い季節は要注意で、適切な対策を取らないと数千匹単位でダニが繁殖することも。
さらに、ダニは0.1~0.3mmほどの大きさしかないため、肉眼での発見が難しく気付かないうちに増えていることがあります。
高温多湿な環境はダニが発生しやすくなる
ダニは温度20~30度、湿度60~80%の環境を好んで繁殖します。
特に梅雨から夏場にかけては、エアコンの結露や寝汗でマットレスが湿気を含みやすく、ダニにとって理想的な環境となってしまいます。
日本の気候は年間を通してダニが活動しやすい条件が整っており、特に室内の温度管理が難しい季節の変わり目には注意が必要。
また、換気が不十分な寝室は、知らず知らずのうちにダニの温床となっていることも多いのです。
マットレスはダニの餌になるものがたまりやすい
寝ている間に出る汗や垢は、実はダニの大好物。
一晩で大人一人が放出する汗の量は約200ml、垢の量は約1gにもなると言われています。
マットレスは毎日使用するものだけに、知らず知らずのうちにダニの餌となる物質が蓄積されやすい状況にあります。
さらに、付着した皮脂や食べこぼしのかすなども、ダニの栄養源となってしまうため、定期的なケアが欠かせません。
マットレスのダニによる健康への影響は?
マットレスには目に見えないダニが潜んでおり、健康にさまざまな影響を及ぼすことがあります。
最近、寝ているときに肌がかゆくなって目が覚めることが増えました。
これってもしかしてダニが原因?
わたしにもこのような経験があります。
せっかく、ゆっくり休もうと思っていても、このような状態だとゆっくり寝れるはずがありません。
本記事では、ダニが引き起こす健康リスクについて詳しく解説していきます。
アレルギー症状が出る可能性がある
ダニの死骸やフンは強力なアレルゲンとなり、喘息やアトピー性皮膚炎の原因になることがあります。
特に子どもや敏感肌の方は、影響を受けやすいため、要注意です。
マットレス内のダニを放置することで、アレルギー症状が悪化する可能性が高まります。
ダニに刺されるとかゆみや炎症が生じる
ダニに刺されるとかゆみや炎症が生じます。

噛まれた直後は気付かないのですが翌日や翌々日に症状が現れることが多いです。
ダニの種類によっては、強烈なかゆみを伴うこともあります。
マットレス乾燥の基本手順
本記事では、マットレスの乾燥の手順を解説します。
乾燥ってどうやればいいの?
正しい方法がわからない
マットレスを清潔に保つためには、適切な乾燥方法が必要です。
乾燥が不十分だと、湿気が残りダニやカビの温床になる可能性があります。
効果的な乾燥の手順を具体的にご紹介!
【ノンコイル・コイル】ダニ駆除薬剤を使うのもあり
ノンコイル・コイルマットレスは、ダニ駆除薬剤を使う方法もあります。

とはいえ、市販のダニ駆除スプレーは手軽に使える反面、薬剤が残る可能性も。
使用する場合は、子どもやペットがいる方は十分注意が必要です。
退治したあとはダニアレルゲンの除去も忘れずに
ダニを退治しただけでは不十分です。
ダニを退治しても、死骸やフンは強いアレルゲンとなります。

掃除機で丁寧に吸引し、できれば専用のフィルター付き掃除機の使用がおすすめです。
マットレスのダニ対策・予防法は?
本記事では、マットレスのダニ対策と予防法をお伝えします。
毎日できる簡単なダニ対策と、効果的な予防法です。
ダニ対策・予防の正しい方法を知ることで、清潔で快適な睡眠環境がつくれるでしょう。
マットレスのお手入れをこまめに行う
清潔で快適な睡眠環境のためには、こまめなマットレスのお手入れが必要です。
具体的な方法は以下の通りです。
毎日のケア
- 起床後、寝具を30分〜1時間めくり、湿気を逃がす
- 窓を開けて換気する
- 掛け布団を風通しの良い場所に広げる
週1回のケア
- シーツ、カバー、敷きパッドを洗濯
- 布団を大きく動かし、中の空気を入れ替える
月1回のメンテナンス
- マットレス全体を掃除機で清掃
- 表面と裏面を丁寧に
- 特に角や縁の部分に注意
- ベッドフレームを乾拭き
- マイクロファイバークロスを使用
- 水拭きは避ける
半年に1回の大掃除
- マットレスを天日干し
- 黒い布をかけて温度を上げ、ダニを退治
- 両面に掃除機をかけ、死骸を除去
ダニ・カビ対策するために、室内の温度を22〜28°C、湿度は60%以下に保ちましょう。
布団乾燥機の活用もおすすめです。
こまめなお手入れにより、マットレスの寿命を延ばし、清潔な睡眠環境を維持できます。
マットレスをしっかりと保護する
防ダニ加工されたマットレスパッドやプロテクターの使用がおすすめ。

マットレスを汚れ、ダニ、カビから守るだけでなく、寝汗やおねしょなどの汚れからも保護します。
汚れやすい表面を守りながら、ダニの繁殖も防げるので、一石二鳥の予防法です。
マットレスダニのよくある質問・Q&A
水洗いすることで、ダニの死骸やエサになる汚れを除去し、高温で乾燥することで生存しているダニを退治することができます。
布団やマットレスは清潔に保ちましょう。
まとめ
本記事では、家庭でできるマットレスのダニ退治方法を解説しました。
マットレスのダニ対策は「予防」「退治」「維持」の3ステップが重要です。
ダニは目に見えず知らぬ間に繁殖するため、定期的なケアが欠かせません。
朝の布団めくりから始め、週1回のシーツ交換、月1回の丁寧な掃除などできることから始め、無理のない範囲でコツコツと続けることが、効果的なダニ対策の秘訣です。