おすすめのクラウド型データベース8つ|サービス導入のメリットと注意点を解説

データベース

テレワークの導入が進むなかで、データベースもインターネット上で管理できるクラウド型データーベースが注目を集めています。今まさに現データベースからの切り替えを検討している企業の方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、おすすめのクラウド型データベースのご紹介と導入のメリット・注意点について解説します。

クラウド型データベースとは?

クラウド型データベースとは、クラウド環境下で利用できるデータベースのことです。クラウド型データベースでは、自社にデータベースを扱うためのサーバーやソフトウェアなどの環境を用意しなくても、インターネットを通してクラウド上でデータベースを利用できます。データベースのデータを管理するためのDBMSなどのツールも必要ないため、導入コストを抑えられるなどのメリットがあります。

オンプレミス型データベースとの違い

クラウド型データベースは、インターネットを通してクラウド環境で利用できるのに対して、オンプレミス型データベースは、社内に設置したサーバーに構築するデータベースです。クラウド型データベースはサーバーを設置する必要がないので、オンプレミス型データベースよりも、初期費用や維持費をかけずにデータベースを運用できます。

クラウド型データベースを導入するメリット4つ

クラウド型データベースは、データをビジネスに活用できる便利なツールと言われ、クラウド型データベースを導入するメリットには、さまざまなものがあります。ここからは、クラウド型データベースを導入するメリットについて紹介していきます。

メリット1:導入コストが安い

1つめのメリットは、導入コストが安いことです。クラウド型データベースは、インターネットを通してクラウド上で利用でき、社内に新たなサーバーを設置したり、データベースの環境を構築したりする必要がありません。そのため、データベースを導入するためのコストを、安く抑えられます。また、DBMSなどのシステムを構築する必要もないので、エンジニアの負担も軽減できるでしょう。

メリット2:すぐに利用開始できる

2つめのメリットは、すぐに利用開始できることです。クラウド型データベースは、データベースとして利用するための機能がそろっていて、DBMSの構築やソフトウェアをインストールしなくても利用できます。そのため、データをインポートすれば、すぐに利用開始できます。また、ストレージやサーバー、OSなども用意されていて、データベースに関するメンテナンス作業などの手間も削減できます。

メリット3:バックアップの機能が搭載されている

3つめのメリットは、バックアップの機能が搭載されていることです。データが破損したり紛失したりするなど、万一の場合に備えてバックアップを取っておくことは大切です。クラウド型データベースでは、バックアップの機能が搭載されているので、安心してデータベースを利用できることでしょう。また、データベースを一時停止しなくてもバックアップができ、データベースを使うサービスの構築などにも便利です。

メリット4:セキュリティ対策を強固にしている

4つめのメリットは、セキュリティ対策を強固にしていることです。クラウド型データベースでは、サービスの提供元がセキュリティを管理しているので、自社でセキュリティ対策を強化する必要がありません。クラウド型データベースでは、システムのチューニングやサーバーの保守管理などを任せられ、自社でサーバーを管理するよりも高いセキュリティを実現できることでしょう。

おすすめのクラウド型データベース8つ

    クラウド型データベース

データを活用するために欠かせないツールであるクラウド型データベースですが、クラウド型データベースにはさまざまな種類があります。ここからは、おすすめのクラウド型データベースについてご紹介します。

おすすめ1:Amazon RDS

1つめのクラウド型データベースは、Amazon RDSです。Amazon RDSは、AWSのクラウド型データベースで、クラウド上にリレーショナルデータベースを構築して利用できるようになります。データベースのセットアップやパッチ適用、バックアップなどの時間のかかる作業を自動化でき、コストパフォーマンスの高いツールです。また、既存のデータベースも、簡単にAmazon RDSに移行できるというのも特徴の1つです。

おすすめ2:Google Cloud SQL

2つめのクラウド型データベースは、Google Cloud SQLです。Google Cloud SQLは、MySQLやPostgreSQL、SQL Server向けの、フルマネージドなリレーショナルデータベースサービスです。保管しているデータや送信中のデータを暗号化したり、ファイヤーウォールを利用した接続により高いセキュリティを保ち、安全に利用できるデータベースです。

おすすめ3:Azure SQL Database

3つめのクラウド型データベースは、Azure SQL Databaseです。Azure SQL Databaseは、フルマネージドなリレーショナルデータベースサービスで、バックアップやプロビジョニングなどを自動化してくれます。データベースの構築に必要なストレージ容量をすぐに拡張でき、柔軟で応答性の高いサーバーレスコンピューティングを実現しています。

おすすめ4:AWS DMS

4つめのクラウド型データベースは、AWS DMSです。AWS DMSは、既存のデータベースを短期間で安全にAWSに移行して、データベースを利用できるツールです。多くのオープンソースデータベースや商用データベースに対応していて、異なるデータベースプラットフォーム間の移行もできます。また、素早いデータベースの移行も、低コストで実行できます。

おすすめ5:nyoibox

5つめのクラウド型データベースは、nyoiboxです。nyoiboxは、プログラミングをしなくてもデータベースを作成できるツールで、少ないコストで利用できます。Excelファイルからデータベースを作成でき、専門的な知識がなくても、Excelのように直感的に操作できます。また、スマートフォンやタブレットからデータの閲覧などができ、簡単にデータを活用できるようになることでしょう。

おすすめ6:楽々Webデータベース

6つめのクラウド型データベースは、楽々Webデータベースです。楽々Webデータベースは、エクセル業務を簡単にWeb化できる業務効率化ツールで、顧客管理や棚卸管理などExcelを使ってデータ管理している業務に適しています。便利であるがゆえに利用者が多く、予期せぬトラブルが起こりがちなExcel管理の悩みを解決します。シートではなくその中にあるデータそのものを共有化するため、データの読み書きが早いのはもちろん、データの表示・非表示や更新可・不可をコントロールでき、データ保全も完璧なので、管理者が思った通りのデータ管理が可能です。

おすすめ7:WaWa D-Be

7つめのクラウド型データベースは、WaWa D-Beです。WaWa D-Beは、ポータルグループウェアWaWaOfficeのオプションサービスで、グループウェアをワークフロー、SFA、Web社内報等のオプションとシームレスに連携するクラウドサービスです。顧客情報、商談情報、商品情報、クレーム情報などニーズに合わせて、自由にフォームを作成し共有できます。蓄えたデータはすべてCSV出力可能で、自由にデータ加工を行うことが可能です。

おすすめ8:kintone

8つめのクラウド型データベースは、kintoneです。kintoneは、案件管理や顧客管理、さらには問い合わせ管理等、日々の業務に必要となるデータベースツールをノンプログラミングで作成することができるクラウドサービスです。専門知識が不要なため、誰でも簡単にデータベースを作成でき、データの登録・共有だけでなく、集計やグラフ化もマウス操作のみで簡単に行うことができます。

クラウド型データベースの注意点2つ

クラウド型データベースは、簡単にデータを活用できるようになる便利なツールですが、クラウド型データベースを使用する際には、注意すべき点がいくつかあります。ここからは、クラウド型データベースの注意点についてご紹介します。

注意点1:セキュリティ対策を過信しない

1つめの注意点は、セキュリティ対策を過信しないことです。クラウド型データベースでは、サービスの提供元がセキュリティ対策を実施していますが、セキュリティのレベルはサービスによって違うため注意が必要です。データの重要度に応じて、自社で独自のアクセス制御を取り入れたりするなど、自社でもセキュリティ対策を実施することが大切です。

注意点2:連携できないシステムがある

2つめの注意点は、連携できないシステムがあることです。クラウド型データベースは、他社のシステムに対応していなかったり、既存のシステムと連携ができない場合があるので注意する必要があります。オンプレミス型とは違い、クラウド型データベースで連携できるシステムには制限があるので、使用したい機能を持つシステムと連携できるかどうかを確認することが大切です。

クラウド型データベースを導入して業務の効率化を目指そう!

ここまで、クラウド型データベースを導入するメリットや注意点、おすすめのクラウド型データベースなどを紹介してきました。クラウド型データベースは、簡単にデータを活用できる便利なツールです。ビジネスにデータを活用したい場合は、ぜひクラウド型データベースを導入して、業務の効率化を目指してみましょう。

タイトルとURLをコピーしました