データベースとは?基礎知識から導入メリット・注意点までわかりやすく解説!

データベース

現代社会で利用されているシステムでは、ほとんどのシステムでデータベースが使われています。なぜデータベースが使われるのかご存じでしょうか?今回はデータベースを利用することのメリット・デメリットについて解説します。

データベースとは何か

そもそも、データベースとは何でしょうか。これを理解することが、データベースの価値を知るうえでの最初の一歩となります。

1、データベースとはデータの集まり

データベースとは「蓄積された情報(データ)の集まり」です。わかりやすい例では、住所録や電話帳なども、データベースと言えます。

ITの世界では、データベースを管理するシステム(DBMS:Database Management System)を使用することで、膨大な情報からほしい情報を容易に検索・更新できるようになります。データベースは、このDBMSのことを指す場合もあります。

たとえば、本屋や図書館でほしい本を探したいとき、お店の検索のシステムを利用したことはないでしょうか。ほしい本の名前を入力すると、すぐに結果が画面に表示されます。これも、データベースに登録されている情報から入力した本の名前を元に検索し、結果として表示しているのです。

このように、データベースは身近なシステムでも利用されています。今日の社会では、多くのシステムで必ずといっていいほどデータベースが存在します。

2、データベースはSQLで操作する

データベースから情報を取得するには、SQLという言語を使用します。この言語を用いることで、DBMSを通じて以下のようなことができるようになります。

  • データに対する操作(検索・更新・登録・削除)
  • データを管理するテーブル(表)の作成、更新、削除
  • データに対する操作の取り消し
  • 複数のテーブルを結合

SQLでは、このような操作ができるだけでなく、他のプログラミング言語と組み合わせることも可能です。SQLを利用することで、先ほどのような書籍の検索システムを構築することもできるのです。

これまで、データベースとは何か、またデータベースを操作するSQLについてご紹介しました。では、データベースを利用するとどんなメリットがあるのか、詳しく見ていきます。

データベースを導入することのメリット

コンピューターがないときは、紙をつかって住所や電話番号などを管理していました。この場合、以下のような問題に直面したことはないでしょうか。

  • ほしい情報を探すのが大変
  • 同じ情報を別の人が持っており、それぞれで内容が異なる
  • 任意の順番の並び替えが面倒

データベースを利用すると、これらの問題が解消されます。なぜなら、データベースを使用して情報を登録しておくと、情報の検索や並び替えはすべてコンピューターがやってくれるからです。コンピューターは計算が得意なので、人がやると面倒と思う作業も、高速で処理するのです。

「それならExcelをつかってもよいのでは」と思う人もいるでしょう。個人の連絡先管理など、少量であればそれも可能です。

しかし、数十万件を超える大量データに加え、多くの関数も使用していると、Excelファイルが巨大になります。それにより、処理にかかる時間も長くなります。このような大規模なデータを扱う場合こそ、データベースの利用がおすすめです。

データベースを使うことで、以下のようなメリットが得られます。

  • 自動的に情報が整理されるため、ほしい情報を簡単に探すことができる
  • 情報が一元管理されるため、複数の情報をまとめて管理できる
  • 計算は並び替えが一瞬でできる

データベースでは、大量データの中から欲しい情報のみを高速に取り出す仕組みが備わっています。そのため、データ量が多ければ多いほど、データベースの利用が適しています。

データベースを導入する際の注意点

データベースは大変便利なシステムですが、一度導入してしまえば何もしなくてもよい、と言えるほど万能ではありません。導入の際には注意しておくべき点があります。

1、バックアップ、リカバリの考慮が必要

データベースは、今では多くのシステムで情報の取得・更新の格納場所として利用されています。しかし、データベースはコンピューター上で動くものであるため、コンピューターが壊れるとデータベースも止まります。そうなると、システム全体に多大な影響を及ぼします。

特に、データベースが故障し、登録しているデータが失われると問題です。今まで利用していたデータが一切使えなくなるのです。データベースには、万が一データが失われてもいいように、データのバックアップやリカバリ(復旧)の仕組みが備わっています。

しかし、この仕組みも使用できなくては意味がありません。データベース導入時は、バックアップおよびリカバリの仕組みを必ず理解し、いつでも使えるように準備しておきましょう。データベースを導入したものの、故障した際に復旧方法がわからない、では目も当てられません。

2、パフォーマンスの影響がシステム全体に影響する

データベースが稼働するコンピューターが古く、十分なスペックがない場合はデータベースの動作も遅くなります。情報の出し入れに時間がかかるようでは、データベースを使用するすべての処理に影響を与えます。

たとえば、ショッピングサイトでほしい商品の名前を検索したいとき、「検索」ボタンを押しても、いつまでたっても結果が表示されないとどうでしょう。人によっては、もうそのショッピングサイトを利用したくないと考える人も出てきます。

データベースは大量の情報を扱うため、相応のコンピューターの準備が必要です。大規模なシステムでは、データベース専用のサーバーを準備することもあります。

データベースの製品(DBMS)について

DBMSは、データベースを効率よく管理するシステムのことです。代表的なDBMSは、以下のようなものがあります。

DBMS メーカー 特徴
Oracle Database Oracle 世界シェアNo.1
SQLServer Microsoft Windows環境と相性がよい
MySQL オープンソース(Oracle商用サポートあり) 無料で使用可能だが有償版もあり
PostgreSQL オープンソース 無料で使用可能

1、Oracle Database

DBMSでは世界シェアNo.1を誇る製品であり、企業向けシステムで数多くの利用実績があります。Real Application Cluster(RAC)と呼ばれるクラスタ構成を組む機能が備わっており、高いパフォーマンスと堅牢性を両立できることから、小規模から大規模まで多くのシステムに対応しています。

Oracle Databaseは多くのオプション機能が備わっていますが、オプション機能を利用する分のライセンス費用がかかるため、商用データベースの中では費用が高額になる傾向があります。

2、SQLServer

Windowsの開発元であるMicrosoftが開発しているDBMSです。そのため、Windows環境のシステムと相性がよいです。特に管理ツール「SQLServer Management Studio」は、直感的にデータベースを操作することができるため、初心者にも扱いやすいものとなっています。

3、MySQL

MySQLは、Oracle社が開発および管理しているデータベースです。DBMSの中では世界第2位のシェアを誇っています。Oracle Databaseとは異なる点は、オープンソースである点です。オープンソースであるため低コストで利用できる上、高いパフォーマンスと堅牢性を誇っているため、世界的に有名な大企業が運営するWebサイトをはじめ多くのWebサイトで利用されています。

オープンソースのデメリットとしては、製品不具合があった場合などに開発元からサポートが得られない点があります。しかしMySQLの場合は、Oracle社から有償サポートを受けることが可能です。

4、PostgreSQL

PostgreSQLもオープンソースのデータベースです。PostgreSQLの特徴はオープンソースであるにもかかわらず非常に多機能であることです。また他のオープンソースソフトウェアとの連携も可能で、商用データベース並みの性能を持ちます。また、大手企業からの商用サポートも受けられます。

世界シェアとしては4位ではあるものの、最も急成長しているデータベースであり、上記3つのデータベースに並ぶ人気を誇っています。

データベースを活用して大量データを管理しよう

データベースは大量データの管理に適しており、今や利用していないシステムはないといえるほど重要なものです。DBMSも、MySQLやPostgreSQLなど安価に利用できるものがあり、導入も容易です。Webサイトや自社システムで情報を管理したいと考えている場合は、一緒にデータベースの導入も検討されてみてはいかがでしょうか。導入を検討する場合はぜひ、各製品の資料を請求してみてください。

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