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ノートン「セキュアVPN」の評判と使い方|接続できない場合の対処法も

インターネット回線の安全性を高め、オンラインプライバシーを守れると注目されているVPNサービス。フリーWi-Fiスポットが増えてきている昨今、利用者が増えているサービスです。

そして、セキュリティソフトであるノートン 360には、最初からこのVPNサービスの機能が内蔵されています。

ノートン セキュアVPN」という名称で単独販売もされていますが、ノートン 360の利用者なら追加料金なしで利用可能です。

この記事では、ノートン社のVPNサービスであるセキュアVPNについて、実際に使用して感じた内容や、利用している方達の口コミ、使い方などを紹介します。

実効通信速度も簡単に測定してみましたが、思いの外良好な数字で使い勝手も期待できそうです。こういったサービスでは避けきれないトラブル発生時の対処策にも触れていますので、ぜひ参考にしてください。

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ノートンの「セキュアVPN」とは?

ノートン セキュアVPNは、セキュリティソフトの老舗であるノートンライフロック社が提供するVPNサービスです。

ノートン 360のすべてのエディションにフル機能が内蔵されているほか、セキュアVPN単体でも購入可能となっています。

ノートン 360ユーザーならば追加料金なしにセキュアVPNを利用できますし、ノートン以外のセキュリティソフトを利用しているユーザーもVPNサービスとしてセキュアVPNを選べるということですね

これまで料金面でノートン 360を選択肢から外していた方も、VPNサービスの利用を検討しているならセキュリティソフトごと乗り換えてしまっても良いかもしれません。

ただし、ノートン セキュアVPNが提供する基本機能は他の単体VPNサービスと同じですが、付加機能には少々違いがあります。このあたりの事情を以下の節にまとめます。

セキュアVPNの機能

セキュアVPNはセキュリティソフトメーカーが提供するVPNサービスということで、単体VPNサービスとは少し毛色が違う部分も持っています。

機能の内容を、単体VPNとの共通点・相違点に分けて解説します。

単体VPNサービスとの共通点

「通信の基本機能」という点においては、ノートン セキュアVPNも他の単体VPNサービスもほぼ同等です。

具体的には、VPNサービスのサーバーまでの通信経路を暗号化・トンネル化して仮想的に専用回線とし、その経路からの情報の流出の可能性を下げることが可能です。

セキュアVPNを利用することで、各種インターネットサービス提供業者からは「セキュアVPNのサーバーからの接続」に見え、サービス提供側にはユーザーの接続元IPアドレスを始めとしたネット関連の情報が渡らなくなります

これにより、ユーザーのWeb上でのふるまいの追跡が行えなくなりますし、匿名ユーザーとして各種サービスにアクセスできるようになります。

セキュアVPN利用時の操作に専用アプリが使える点も、大手の単体VPNサービスと同様です。一度セットアップを済ませてしまえば、VPN通信への切り替えはワンタッチでOKです

単体VPNサービスとの相違点

他の単体VPNサービスがセキュリティソフト的な機能を有しているのに対し、セキュアVPNはほぼVPNサービスに特化した作りになっています。

この辺りはセキュリティソフト企業らしいスタンスで、ノートン 360などのセキュリティソフトとの併用を前提とした機能の割り振りを行なっているのでしょう。

セキュアVPNの対応デバイス

ノートン セキュアVPNの対応OSは、Windows、MacOS、Android、iOSです

Windows10・11搭載パソコン、Mac、AndroidOSを採用したスマートフォンやタブレット等、そしてiPhoneやiPadでも利用できます。

ただし、VPN接続が失われたときにすべての通信をシャットアウトする「キルスイッチ機能」は、WindowsとAndroidのみの対応です。

セキュアVPNの料金

ノートン セキュアVPNの料金体系は、以下の通りです。

利用可能台数 利用可能年数 価格(税抜)
1台 1年 3,290円
3台 1年 3,890円

ノートン 360のように、複数年版の設定はありません。

3台版を3年間利用した場合の料金を計算すると12,000円近くになりますので、セキュアVPNの機能を内蔵したノートン 360のコスパの良さが良く分かりますね。

ノートン 360デラックス版の3年3台版の価格は14,480円(税込)なので、長期間セキュアVPNを利用するならノートン 360の3年版を購入した方がコスパ的には優れています

また、他社の単体VPNサービスとセキュアVPNを価格面で比較すると、セキュアVPNの価格も実はかなり「お得」です。

「ノートン 360」契約者は追加料金なしでセキュアVPNを利用可能

ノートンライフロック社のセキュリティ製品のうちアンチウイルスプラス以外、つまりすべてのノートン 360には、セキュアVPNのフル機能版が内蔵されています。

セキュアVPNには最大でも利用可能台数が3台までのライセンスしか用意されていませんが、ノートン 360プレミアムなら1ライセンスで最大10台までVPNサービスが使えます

セキュアVPNを含む機能を60日間の返金保証付きで試せますよ。

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また、セキュアVPNだけを購入することも可能です。1台版が1年3,290円、3台版が1年3,890円で購入できますので、他のセキュリティソフトを利用中の方はこちらを購入すると良いでしょう。

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ただし、4台以上の端末でセキュアVPNを利用したい方は、ノートン 360プレミアムを購入してセキュリティソフトごとノートンに乗り換えた方がお得です。

【図解解説】ノートン「セキュアVPN」の使い方

セキュアVPNは、サポート対象OSに専用アプリを準備してくれています。通常VPNサービスを利用する際は、「マイノートン」からVPN通信を有効にするボタンをクリックするだけでOKです。

それぞれのOSで、操作手順を確認していきましょう。

パソコンで使う場合

パソコンに関しては、WindowsマシンでのVPN有効化手順をご紹介します。

1. 通知領域のアイコンからマイノートンを呼び出す

最初にタスクバーの通知領域にあるノートン 360のアイコンから「マイノートン」を呼び出します。

2. マイノートンでセキュアVPNをONに

開いたマイノートンのウィンドウで「セキュアVPN」の「オンにする」ボタンをクリックしてください。

これだけで、通信がVPN化されます。

3. サーバーロケーション選択について

サーバーロケーションを選択するには、セキュアVPNの「オンにする」ボタンの横の「」からメニューを表示させ、「VPNの地域」を選びましょう。

ポップアップするサブウィンドウから、使いたい国を選びます。

スマホで使う場合

スマートフォンの場合にも、基本的な使い方はパソコンと同様です。

基本に、スイッチ一つの操作だけでOK。今回は、iPhoneでセキュアVPNを使った通信手順をご紹介します。

1. マイノートンを起動する

ホーム画面のアイコンの「ノートン 360」をタップすると、

マイノートンの画面が立ち上がります。

2. マイノートンでセキュアVPNをONに

マイノートンで画面を下にスクロールし、「VPN」の項目をタップしてください。

すると、VPN画面に切り替わります。

画面が切り買ったら、VPNのスイッチをONにするだけでOKです。

VPNの自動接続」をオンにしておくと、セキュリティが甘いネットワークに接続した際に自動でVPN接続してくれるので便利です。

ただし、セキュアVPNが「危険ではない」と判断した場合でも、VPN接続をした方が良いケースもあります。

例えば、今回は著者の自宅LANにある無線LANアクセスポイント配下の環境でインターネットに接続しましたが、自動的にVPN接続は行われませんでした。Wi-Fi接続自体が暗号化されているため、セキュアVPN側が「VPN接続は不要」と判断しているものと思われます。

ですが、自宅の固定回線経由の接続であっても、通信経路がトンネル化等で隠されているわけではありません。高度なセキュリティが欲しい際は、自宅からネット接続する場合もVPN通信を行いましょう

3. サーバーロケーション選択


サーバーロケーションは基本的には自動で選択され、日本国内でネットを使っているなら通常VPNのサーバーには日本のものが選択されます。

これを変更したい場合は、「VPNの地域」のボタンをタップ。「VPNの地域」の画面から、変更したい国名をチョイスしてください。

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セキュアVPNを体験!重さなどの使い勝手を生口コミ

続いては、実際にノートン セキュアVPNを使った感想などをご紹介します。

著者の自宅環境になりますが、簡単なベンチマークテストも実行してみましたので、その結果をご覧ください。

簡単なベンチマークテストの結果

まずは、筆者の自宅環境(1Gbps光回線、IPv6接続、有線LAN接続)で簡単な測定を行なってみました。利用したのは、「ブロードバンドスピードテスト」です。

すると、思いの外、と言っては失礼ですが、非常に優秀な結果が出て少し驚きました。

ダウンロード速度 アップロード速度 Ping値
セキュアVPN なし 496.26Mbps 289.33Mbps 26ms
セキュアVPN あり 259.81Mbps 37.87Mbps 30ms

セキュアVPNをONにすると確かに速度は低下しているのですが、一般的なネット利用の際の使い勝手と関連性が高い下りの通信速度(ダウンロード速度)は250Mbps以上を確保。Ping値も極端な低下は見られず、かなり良好な使い勝手が期待できる数値でした。

上りの通信速度の落ち込みは大きいのですが、こちらに関係するのはクラウドストレージへのアップロードなど、一部の機能に限られます。また、低下したとは言え、40Mbps近い数値が出ていればよほどの大量データを送信しない限り大きな使用感の劣化には繋がりにくいはずです。

動画配信サービスとの互換性は?

こちらも少々限定的な検証になりますが、現在、著者が利用している有料の動画配信サービスでセキュアVPNの互換性を確認したところ、以下のような結果となりました。

Amazonプライムビデオ OK
Hulu NG
dアニメストア NG

自動選択で地域は日本が選ばれているのですが、日本向けの動画配信サービスでも使えないものが出てきてしまうようです。

とは言っても、動画配信サービスで特段高いセキュリティが必要なケースは考えにくいと思います。上記サービスを視聴する際は、VPN通信のスイッチをOFFにしましょう

セキュアVPNのネット上の評判は?

WebやツイッターでセキュアVPNの口コミを検索すると、セキュアVPN自体の評判というよりも「VPNサービス自体の機能の内容がまだまだ浸透していない」と見受けられるコメントが多い印象でした。

そもそもVPNサービスがどんなものなのかという点が、あまりまだ世間に認知されていないのかもしれません。

全体的にはそういった状況でしたが、セキュアVPN自体の評判はそれほど悪くありませんでした。VPNサービスとはどういうものかを理解しているユーザーからは、一定の評価は得ているようです

ただし、通信速度の低下、レスポンスの低下を訴えるユーザーは一定数存在しています。

また、動画配信やネットワークゲームなど、接続元のIPアドレスから接続が拒否されるケースを報告するユーザーも、それなりに見受けられました。セキュアVPNによるVPN通信を切ればこれらのサービスも普通に使えますが、その切り替え操作自体が面倒と感じるユーザーが多いようです。

セキュアVPNに接続できないケースの原因と対処法

セキュアVPNがVPN接続を確立できない場合の代表的なパターン2つと、その対処方法についてもご紹介しておきます。

セキュアVPNウィンドウが「接続中」表示で止まってしまうとき

この状態は、セキュアVPNがVPNサーバーとの接続に失敗した時に発生しやすいです。次の順番で状況の確認および再接続を試みてください。

  1. セキュアVPNを切った状態でインターネットに正常に繋がるかどうかチェック
  2. 1を試して接続できる場合は、セキュアVPNからサインアウト
  3. デバイスを再起動
  4. 再起動後にセキュアVPNを起動して再サインイン
  5. 再接続を試みる

Macでは、MacOSのバージョンが古い場合に同様の現象が発生するケースもあるようです。

こちらに該当する場合には、MacOSのバージョンを10.14.x以上にアップグレードしたうえで、再接続を試してみてください。

「ネットワークが検出されません」というエラーの時

このエラーが出たら、基本的にどのOSでもセキュアVPNを一度アンインストールし、再インストールするという手順が必要です。

  1. Androidでは最初にセキュアVPNのデータとキャッシュをクリア
  2. 以降は全OS共通で、セキュアVPNを再起動して再接続をトライ
  3. 1.の処置でもダメな場合にはセキュアVPNのアンインストールから再インストール
  4. 再インストール後に再接続にトライ

このほかのエラーについては、ノートン公式サイトのFAQも参考にしてください。

ノートン「セキュアVPN」はこんな方におすすめ

セキュアVPNは、公式サイトで「フリーWi-Fi利用時の安全性強化」を強調しています。その点からも、「国内におけるインターネット利用時のセキュリティレベル向上を」主な目的としていることが伺えますね。

日本から海外専用のサービスを利用する」「海外から日本国内向けの各種ネットサービスを利用する」といった目的での利用も可能ですが、その点に関してはそれほどアピールをしていません。

実際、サーバーロケーションの対応国数は単体VPNサービスに比べると少なめですし、日本国内の各種サービスへの対応に関してもより高い対応力を持つVPNサービスがあります。

その代わり、他の単体VPNサービスよりも料金は非常にリーズナブルです。特に、セキュアVPNが最初からセットになったノートン 360のコスパは、非常に優れています

国内でのフリーWi-Fi接続利用が多い方できるだけ安くVPNサービスを利用したい方セキュリティソフトごと乗り換えを検討している方は、ぜひノートン 360もしくはセキュアVPN単体の利用を検討してください。

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こんな方には必要ないかも

ネット利用シーンは自宅や会社のネットワーク経由での接続がメインで、出先でもフリーWi-Fiなどを利用する機会は少ないという方なら、そもそもVPNサービス自体の必要性は低いです。

また、日本国内から海外の特定の地域限定のネットサービスを利用したい方、海外旅行などの出先から日本国内限定のネットサービスを利用する目的でVPNサービスを契約したい方には、他社の単体VPNサービスの方が向いている可能性があります。

おすすめのVPNサービスについてはこちらの記事でまとめていますので、併せて参考にしてください。

>>【2022】無料・有料のVPNサービス8社を比較|目的別のおすすめは?

まとめ

ノートン セキュアVPNなら、手軽にVPNサービスを始められます。既にノートン 360を利用しているユーザーなら、追加料金なしですぐにでも無制限で利用できますよ。

フリーWi-Fiなどの利用機会が多い方や、できるだけ安い値段でVPNサービスを始めたい方は、ノートン 360もしくはセキュアVPNの単体利用を検討すると良いでしょう。

単体VPNサービスと比較してスペックが劣る点もありますが、やはり価格面は大きなメリットです。

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この記事を監修した人

元某大手電機メーカーのプログラマ。
MS-DOS時代からのPCヘビーユーザーでデジタルガジェット大好き人間です。写真、音楽、読書、ゲームなどすべての趣味がPCを中心に回っています。実体験も交えたノウハウでセキュリティソフトの実際をご紹介します。

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