機能を限定した無料版が多くの方に利用されていることから、フリーのセキュリティソフトという印象も強いアバスト。
今回の記事では、アバストの有料版であるアバスト プレミアムセキュリティの性能や機能について、実機を用いて検証していきます。
この記事を書くためにアバスト プレミアムセキュリティの試用を開始したところで、ちょっと驚きのニュースが飛び込んできました。ノートン先生のノートンライフロック社とアバストシリーズを手がけるAVAST社の合併が発表されたのです。
この先どう動くかはまだ全然見えていませんが、両社の技術が上手くシナジー効果を発揮してより良いセキュリティ製品が生まれると良いですね。ノートンとアバスト、両方のエンジンを搭載してダブルチェックができる製品なんかも面白いかもしれません。
アバスト プレミアムセキュリティの特徴
まずは、アバスト プレミアムセキュリティの特徴について確認しておきましょう。
- 総合セキュリティソフト
- 通知を抑えるサイレントモード
- 多数のユーザーデータをサーバーでAI分析
それぞれの詳細は、以下の通りです。
総合セキュリティソフト
アバスト プレミアムセキュリティは、高い防護性能に加え、より広い範囲の防護を可能にする多彩な機能を搭載しています。今のセキュリティソフトが目指す方向性に沿った製品開発が行なわれているソフトと言って良いでしょう。
例えば、他のセキュリティソフトとも共通するような以下の機能を標準で搭載しています。
- ランサムウェアに対する多重防護
- Wi-Fiのセキュリティ強化策
- パスワード流出を監視
- サンドボックスを搭載
- アプリの自動アップデート
中でもユニークなのは、デバイス本体の環境から完全に切り離された領域で未知のアプリを実行して試せる「サンドボックス」機能を備えている点です。
仮に危険なアプリが何らかの悪さをしたとしても、サンドボックス内での実行であればデバイスに悪影響を与えることはありません。サンドボックスとは、いわば「テスト用の仮想OS」のようなもので、信頼性が確認できていないソフトウェアをチェックするには最適な機能の一つです。
また、アプリの自動アップデート機能が搭載されている点も、嬉しいポイントですね。
継続的に開発・保守が行われているソフトウェアは、バグ修正やセキュリティホールが見つかった際に、必ず更新が行なわれるようになっています。ですが、Windowsのデスクトップアプリなどの更新は基本的にユーザー任せ。システムがカバーしてくれないケースが多いのです。
その点を補ってくれるのが、アバストの「自動アップデート機能」。セキュリティアップデートがあるアプリを更新せず放っておく行為は、セキュリティリスクを放置しているのと同様。手動更新が面倒という方は、アバストの自動アップデート機能を利用しましょう。
通知を抑えるサイレントモード
アバスト プレミアムセキュリティには、処理結果を報告する通知を抑制する「サイレントモード」が搭載されています。
ゲーム中や動画再生中の余分な通知は集中を乱す無粋なものにほかなりませんし、仕事でプレゼンテーションを行なっている最中の割り込みも非常に邪魔な存在です。
アバストなら、これらを簡単に防止できます。
多数のユーザーデータをサーバーでAI分析
今のセキュリティソフトは、新しいマルウェアなどのリスク要素に関する情報を開発元のサーバーに集約して、そちらで解析、対処策を作ります。
従来のように定義ファイルを定期的にPCにインストールする必要がなく、クラウド上で処理が行われるため、ユーザーPCの負担が軽減。
実際、今回の実機検証でも動作の軽さを強く実感することができました。
また、アバストには機能を制限した無料版があり、非常に多くのユーザーが存在しているのですが、セキュリティソフトがインストールされたデバイスは、新型のリスク要因の情報を集めるプローブとしても活用する仕組みになっています。
ユーザー数が多い分、新しいリスクに対する情報収集が可能であり、結果的にトータルの防護能力向上につながっている点も、アバストの大きな強みと言えるでしょう。
アバスト利用者の口コミ
続いては、実際にアバスト プレミアムセキュリティを利用しているユーザーの評判を、Twitterの口コミを参考にご紹介していきます。
良い評価・悪い評価どちらも2つずつピックアップしてみました。
良い口コミ
まずは、良い口コミ2つです。
アバストはセキュリティーソフトの中では一番軽い
— すらーぷの妖精#フォロバ100 (@surapunoyousei) August 10, 2021
こちらの口コミ同様に、著者もアバストの軽さを実感しています。実際、これまでにレビューしてきた製品の中で最も軽いと感じました。
もちろん、この辺りの感触は動作環境などに依存しているため、ユーザーごとに異なる可能性はあります。ですが、一連のレビューの範囲ではメモリ消費量もアバストが一番少なく、使用感もかなり良かったです。
ブラウザのブロック突破してきて初めてウイルスをダウンロードしたわ、なんとかアバストが粛清してくれたけど
一枚目、デスクトップの黄色に塗られたやつがマルウェアらしい pic.twitter.com/Zf5l60CJy0— Ayu (@Ayu24344490) August 9, 2021
こういう書き込みを見ると、やはりセキュリティソフトの重要さを実感します。リアルタイム保護機能は必須機能ですね。
ブラウザによる各種ブロック機能は信用しすぎない方が良い、という教訓にもなりそうです。
悪い口コミ
続いて、悪い評価の口コミ2つです。
昨日からVysor使ってたけど今日起動したらexe消滅して再DLしても権限がないとか出て調べても手詰まりだったからウイルス疑ってPC初期化考えてたけどもしかしたらと思ってアバストみたら案の定ファイル隔離されてたからシールド制御無効化したら無事解決
アプリの起動問題は毎回此奴が原因で困る— oo (@_harudesune) August 11, 2021
Twitterの口コミを調査した範囲内ですが、アバストシリーズは他のセキュリティソフトと比べて誤検出に関する書き込みがやや多いように感じられました。
フリーウェアに関するものが多かったのですが、比較的メジャーなタイトルでも誤検出で起動しなくなるケースが報告されています。
フリーウェアの新バージョンなど、アバスト側が動作実績のデータを持っていないアプリはちょっと注意した方がいいのかもしれません。
Avastかー
昔使ってたPCで入れてたけど超スキャンが重い記憶しかないな
俺がガキンチョの頃だなNortonとAvastが合併 ユーザー数は5億人規模にhttps://t.co/hXgBir4fOU
— 麻相 芳樹@愛車エンジン修理完了で喜びの余り情緒不安定になった人 (@YA_Theophilus) August 14, 2021
どのセキュリティソフトでも出てくる、「重い」という評判。
最新のバージョンであれば、おおむね動作の軽さ/重さが大幅に変化していますから、「以前試用して重くてダメだった」という感想をお持ちのユーザーも一度最新のお試し版で再チェックしてみる価値はあると思います。
多くの場合、動作感の変化に驚くのではないでしょうか。
アバストは重い?動作の軽さと使い勝手を実機検証で評価
続いて、PCの実機を使ったテストでアバスト プレミアムセキュリティの軽さ・使用感を検証していきます。
テスト用のマシンは、エントリークラスでWindows 10 Pro版搭載のノートPC。CPUはデュアルコアのCeleron 1.8GHz動作。メインメモリは4GB。ストレージにはSATA3接続のSSD 250GBモノを搭載しています。
スキャン性能、メモリ消費量、そして実際の使用感をチェックしています。
※アバスト プレミアムセキュリティはスキャン実行結果のログに経過時間が出ませんので、手元のAndroidスマホのアプリを使って手動で実行時間を計測しました。誤差は大きくても数秒程度です。
スキャン性能
まずは、スキャン性能から確認していきましょう。
- 各種データ10GBほどを詰め込んだテスト用フォルダのスキャン
- PC全体のフルスキャン
2つのスキャンを実行して、Windowsセキュリティと性能の比較を行なっていきたいと思います。
テスト用フォルダのスキャン結果
まずは、テスト用データ約10GBを含むフォルダのカスタムスキャンの結果です。
↓↓アバスト プレミアムセキュリティ:46秒↓↓
↓↓Windows セキュリティ:49秒↓↓
このテストでは、ほとんど処理時間の差がありませんでした。少々アバストの方が速い、といった程度です。
ただし、アバスト プレミアムセキュリティもスキャンの詳細なログが表示されないため、処理内容の違いなどはよく分りません。
フルスキャンの結果
フルスキャンの結果は、以下のようになりました。
↓↓アバスト プレミアムセキュリティ:24分36秒↓↓
↓↓Windows セキュリティ:38分26秒↓↓
フルスキャンに関しては、アバストの方がかなり高速という結果となりました。Windowsセキュリティと比較して、約2/3以下の時間で終了できています。
ちなみに、初回のフルスキャンでも2回目以降のスキャンでも処理性能に差はほとんどありませんでした。
ただし、フルスキャンに関してもアバスト側では処理したファイル数の表示は出ません。そのため、処理レベルの違いが把握できず、本当の意味で処理性能・効率の判断は行えないのですが、実処理時間自体はアバストが速いこと確かです。
詳細レビューの考察という観点からはちょっと困りますが、実際に利用するシーンを考えるなら「実行時間が少なくて済む」という事実だけで十分かもしれませんね。
メモリ消費
メモリ消費量は2.6GBと、Windows セキュリティよりも200MB以上少ない感触で、これまでにレビューしてきたメジャーどころの製品の中でも「最も消費が少ない」と思われます。
フルスキャン実行中でも消費メモリ量はさほど跳ね上がることなく、かなり余裕を持たせた動作をしてくれている感じです。
スキャン実行中に他の操作を行なうのはあまりおすすめできませんが、その必要が出た時にもユーザー操作のタスク側への影響はある程度抑えられそうです。
使用感
アバスト プレミアムセキュリティを導入したテスト用PCの使い勝手は、確実にWindows セキュリティよりも良くなっています。また、これまでにテストしてみたメジャーどころのセキュリティソフトのどれよりも感触は良好でした。
今のセキュリティソフトは開発元の工夫で以前のものよりとても軽くなっていて、ユーザーの操作に悪影響を及ぼすケースは非常に少なくなっています。その中でもこの製品の軽さが一歩進んでいるという実感はできました。
使用感に関しては、非常に良い感触です。
アバストの防御性能・セキュリティ機能について
ここからは、アバスト プレミアムセキュリティの防護性能・セキュリティ機能をもう少し掘り下げて確認してみます。
まず、基本となる防護性能に関しては、トップクラスの能力を保持。セキュリティ製品評価の第三者機関であるAV-TESTの直近評価で、5回連続で「TOP PRODUCT」の称号を獲得し続けています。
ただし、防護性能に関しては他のセキュリティソフトも高いものが多く、この観点での差別化は難しくなっています。
以下でご紹介する「アバストならではの機能」をチェックのうえ、ご自身に合う製品かどうかを見極めて下さい。
今風の多彩な防護機能を搭載
アバスト プレミアムセキュリティは単にウイルス対策に有効であるだけでなく、多方面からの防護を可能にする機能と性能を備えた総合セキュリティソフトに仕上がっています。
- ランサムウェアに対する多重防護
- Wi-Fiのセキュリティ強化策
- パスワード流出を監視
- サンドボックスを搭載
- アプリの自動アップデータ
上記のような今風の新しい機能で、さまざまなリスク要因からユーザーのデバイス、データを守ります。
中でも、パスワードの流出を監視する機能やサンドボックス機能は、他の製品にはないユニークで強力な特徴なのではないでしょうか。
パスワード流出管理機能とは?
昨今は、たくさんの顧客を抱える企業は必ずと言っていいほど悪意ある人間からの攻撃に晒される時代です。企業側も努力していますが、情報が流出するリスクはゼロにはなりません。つまり、ユーザーがうっかりミスをしなくても大事な個人情報が漏れ出すリスクがある訳です。
アバストのパスワード流出管理機能は、そういった事態を察知してユーザーに通知。万が一、通知を受けたらパスワードを変更することで、リスクを減らすことができます。
サンドボックス機能とは?
新しいフリーソフトなど「安全に動作する実績がないソフト」をいきなり本番環境で実行することには、それなりのリスクが伴います。危険なコードが埋め込まれている可能性がゼロではないため、セキュリティ面に不安があるだけでなく、バグが原因でOS自体をクラッシュさせる可能性も。
そんなソフトをテスト実行するために、「サンドボックス」は非常に有効な機能です。万が一、マルウェアが含まれていたとしても、サンドボックスの外に影響は出ません。
Windows 10にもサンドボックスが搭載されていますが、使えるエディションはPro以上に限定されています。フリーウェアをたくさん利用するユーザーは、ぜひアバスト プレミアムセキュリティのサンドボックス機能を利用してください。
稼働端末の多さが力に
アバストシリーズには、無料で利用可能な機能制限版が存在します。機能の範囲はかつてのウイルス対策ソフトレベルの内容ですが、無料ゆえに多くのユーザーを抱えています。
今のセキュリティソフトの仕組み上、ユーザー数が多いほど各種の脅威に対する情報収集が行えるため、新しいセキュリティリスクへの対応も早いです。ユーザー数の多さは大きなアドバンテージとなっているのです。
クラウド型AI搭載で軽い
多くのユーザーから集めた「既知」「未知」の脅威に対する分析や対策は、アバスト側のクラウドサーバーで行われます。
そのため、ユーザーのローカルPCにかかる負担は小さく、動作への影響を感じられないほどの「軽さ」を実現しています。
独自VPN、Webトラッキング停止、チューニング機能をオプション搭載
最新セキュリティソフトの機能のトレンドである独自VPNやWebトラッキングブロックなどの機能も利用可能ですが、これらの機能は有償のオプションとなっています。
機能を全部盛り状態にするとある程度費用の上乗せが必要になりますので、ご自身の環境に必要な機能をよく見極めて上手に利用しましょう。
ファイルの完全削除機能
こちらも、最近重視されることが多くなってきた機能ですね。
「廃棄するはずのハードディスクを中古市場で売却しお小遣いを稼げたものの、重要な情報を流出させてしまった」という事例も発生しているように、ハードディスクなどのデータを通常のOS操作で削除しても実際のデータ本体は消えていません。
万が一の情報流出を防ぐには、「完全消去機能」が必要になるのです。この機能を活用すれば、デバイスを他のユーザーに譲渡する際も安心ですよ。
アバストのプランと料金
アバスト プレミアムセキュリティの料金プランは、非常にシンプルです。
【アバストプレミアムセキュリティ】
料金(税込) | 2,980円(5,800円)/1年 4,980円(11,600円)/2年 4,940円(17,400円)/3年 |
3,980円(7,900円)/1年 5,980円(15,000円)/2年 6,740円(23,000円)/3年 |
利用可能台数 | 1台 | 10台 |
利用可能台数は、1台または10台。
公式HPからの申し込みをすると大幅な値引きが適用されていて、非常にお得に購入できるようになっています。
いずれも30日間の返金保証がありますので、まずは無料で試してみて、問題がないようでしたらそのまま継続という形で試してみてください。
アバスト プレミアムセキュリティのメリット・デメリット
ここで改めて、アバスト プレミアムセキュリティの特徴について、メリット・デメリットという観点から整理し直していきたいと思います。
メリット
まずは、アバスト プレミアムセキュリティのメリットからです。
軽い
アバスト プレミアムセキュリティの軽さは、これまでレビューしてきた主なセキュリティソフトと比べてもトップレベルのものでした。メモリ消費量も少ないですし操作感への悪影響も軽く、エントリー級のデバイスでもより問題なく利用できます。
今のセキュリティソフトはどの製品も非常に動作感が良くなっていて、通常時はめったに重さを感じることはなくなりました。特に性能が大幅に底上げされたメインストリームクラスのデバイスなら、動作に支障を感じるケースはほぼないと思います。
しかし、PCのスペックが低いエントリーモデルを利用している場合は、ソフトによって多少の差が出ます。
「少しでも軽いセキュリティソフトが欲しい」という方は、ぜひアバスト プレミアムセキュリティを試してみてください。
多数のデバイスに利用すれば非常にコスパが高い
公式HPでは大幅な割引が適用されていることもあり、アバスト プレミアムセキュリティのコストパフォーマンスは非常に高いです。
10台版の割引後価格が3,980円(税込)ですので、10台フルに使用すれば1台あたり年間398円(税込)という計算に。
家族とのライセンス共有も可能ですので、多くのデバイスを守りたい方はアバストを候補に入れると良いでしょう。
デメリット
続いて、アバストのデメリットについても考察していきます。
一部日本語対応に不安な点も
基本的にはほとんどの箇所で問題なく日本語対応が行なわれており、怪しい表記も気づく範囲では一切ありませんでした。まずここは抑えとして記しておきます。
しかしながら、初期設定でユーザー情報を入力する際に、著者の環境では漢字の入力が行えないという事象が発生しました。
かな漢字変換システムを起動することができず、日本語入力モードにすら入れなかったのです。
実用上は全く問題ないのですが、こういう箇所があるとユーザーとしてはちょっと不安を感じてしまいますよね。しかも、初期設定の段階での話ですので、早期の対応を期待したいところです。
ダッシュボードの通知が有償オプションへの誘導
アバスト プレミアムセキュリティのダッシュボードを開くと、主に2パターンの警告通知バナーが表示されます。クリックして中身をじっくり見てみると、アバストの「有償オプション」への誘導になっていました。
確認した限りでは、独自VPNオプションと、デバイスのクリーンアップ機能のオプションです。
そして、このバナーは、(少なくとも一見した範囲内では)すぐに消せるボタンがあるようには見えません。セキュリティソフトのダッシュボードを開く機会がそう多いとは思いませんが、何度もこれを見せられるのはちょっと邪魔な感じがしてしまいます。
設定の中からでもいいですから、この通知を抑制できる仕組みが欲しいところです。
アバストはこんな方におすすめ
アバスト プレミアムセキュリティは、通常時は動作の重さもなく使い勝手も上手に整理されていて、どんなユーザーにも問題なくマッチする製品に仕上がっています。
そんな中でも特におすすめなのは、旧モデルなど少し非力なデバイスをメインで利用しているユーザーでしょう。アバストの動作の軽さは特筆できるポイントで、メジャーどころの製品の中でもトップクラスの軽快さがあるからです。
アプリのチョイスなどで特別にこだわった使い込みをせず、メジャーどころのブラウザやオフィススイートだけを使うような一般ユーザーに、より適した1本になると思います。
こんな方には向いてないかも
フリーウェアを多用するユーザーは、アバストの「癖」的な特徴を理解しておく必要があります。ここに対処できない場合は、アバストは避けた方が良いかもしれません。
Twitterの口コミをザッと確認した範囲では、他製品よりもフリーソフトなどの「誤検出」にまつわる書き込みが多めに見えました。必須のフリーソフトがあるユーザーは、30日の返金期間中にしっかりと確認しておきましょう。
まとめ
著者がアバストシリーズに触れたのは、今回が初めてでした。無料版のユーザーは比較的身近なところにも結構いて色々な噂は聞いていたのですが、使い勝手等々に関しては今回初めて確認した次第です。
独自のクールなデザインと使い方の作法の部分で、慣れるまで少しだけ時間がかかりましたが、機能の階層構造などはキチンと整理されているため、一度理解すれば使いやすいシステムでもありました。
また、これまでにレビューしてきたメジャーどころの製品と比べ、最も軽い使用感に感じたのは、正直なところちょっと驚きです。
著者の手元では何も問題は起きていないのですが、Twitterの口コミを見ると誤検出で苦労する環境もあるようです。そういったポイントをクリアできるなら、ぜひおすすめのセキュリティソフトと言って良いのではないでしょうか。