銀座のクラブに勤務する筆者が「銀座に出没するちょっと残念なおじさん」をご紹介します。今回ご紹介するのは、ホステスに対し、お店を介さずに「普通にデートしようよ」と言うおじさん。
私たち、タダ働きしないので
ホステスから「食事をしましょう」とお誘いがあった際に、これは同伴? それともプライベート? と悩んでしまう方がいらっしゃるそうです。この際なのでハッキリさせておきましょう。ホステスからの「食事をしましょう」ですが、100%同伴のお誘いです。
なので、ホステスの「食事をしましょう」に対し「普通にデートしようよ」「ランチなら良いよ」「お店が休みの日なら良いよ」と返事をすると、1億%嫌われます。
そもそもですが、ホステスはお客様から代金を頂戴して「さすがです」「知らなかった」「すっごーい」などといった"おもてなし"を提供しています。それをお店を介さず、つまり無料でやらせるのは無銭飲食と同じです。
スウェットにスッピンで寝そべってスマホいじっておじさんの話に相づちも打たずにお菓子とか食べてていいなら無料で当然だと思うのですが「普通にデートしようよ」とか言ってくるおじさんに限って「ミニスカートで来てね!」とかを普通に言ってきます。
ミニスカートの女の子と食事をするには同伴するしかないんです。
こういうことを言うと必ず顔を真っ赤にしたおじさんがわらわらと湧いてきて「お金にガメツイ女はヤダね~」と言い出すのですが「無料でオレをチヤホヤしてくれない女はヤダね~」とちゃんと言いなさいよ、と思います。
だいたい20も30も年下の異性が無料でデートしてくれたら、その時点で「普通」じゃありません。宗教かマルチの勧誘だと思った方が健全です。
ハラスメント問題は同伴で解決
最近、とあるタレントさんが「好きな異性に食事に誘われたら喜んで行くくせに好きじゃない異性からの食事のお誘いはハラスメント扱いするなんてヒドイ」といった旨のつぶやきをX(旧Twitter)上に投稿し、やや炎上していました。
私からひと言申し上げるとしたら「そんなに異性と食事がしたけりゃ同伴しなさい」ですかね。
タダより高いものは無いんです。同伴なら喜んで応じてくれる人がたくさんいますよ。