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1 外資IT社長の仕事術

年収1,000万円を超えられる人と超えられない人の違い

Updated MAR. 25, 2025 15:10
Text : 松塚展国
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みなさん、はじめまして。think-cell Japan株式会社 代表の松塚展国と申します。博報堂、Google、その他外資IT企業で働き、様々なビジネスパーソンを見てきた経験をもとに「仕事で活躍して収入を上げ続ける」人の習慣や特徴についてコラムを書かせていただくことになりました。

「年収1,000万円の壁」。多くのビジネスパーソンにとって、この数字はひとつの目標であり、また超えるのが難しいハードルでもあります。事実、年収1,000万円はビジネスパーソンの中で5.5%、30代に限定すると0.2-0.4%しか存在しないエリート層になります。

しかし、私がこれまで様々な外資系企業で働き、優秀なプロフェッショナルと接する中で確信したことがあります。年収1,000万円やその先にいけるかどうかは、スキルや知識以上に「思考と行動の姿勢」によって決まる、ということ。

今回は年収1,000万円を超えて収入を伸ばし続ける人と、そうではない人の違いについて解説していきます。

  • 年収1,000万円を超えて収入を伸ばし続ける人と、そうではない人の違いとは?

会議で発言しない「傍観者」に活躍する人はいない

会議は「情報を受け取る場」ではなく、「付加価値を提供する場」です。年収1,000万円やそれ以上に伸びていく人は、会議で必ず発言し、議論に視点を加え、前に進めるということをやっています。

一方、発言しない人は、どれだけ参加しても「存在しないのと同じ」になってしまいます。私自身、Googleに転職して間もない頃、会議で発言をしなかったら新卒2年目の若者に「発言しないのなら会議に出ないでください」と言われてハッとした経験もあります。

発言そのものより、発言をするという姿勢を持つことがアクティブリスニングとなり、相手の発言や時間を尊重して会議の価値を高めることにつながるのです。

「良い意見が思いつかない」と感じるかもしれませんが、質問をするだけでも十分です。100%相手の説明を理解できるということはほぼなく、必ずわからない部分があるはずです。その点をクリアにするために質問するだけでも良いのです。

「自分だけわかっていないだけかもしれないから、質問はやめておこう」は傍観者の始まりであり、勇気を持って発言することから活躍は始まります。

"誰かが自分の頑張りを見てくれている"という幻想を捨てる

評価は「してもらう」のではなく、「させる」ものです。年収1,000万円を超える人は、自分の成果を正しくアピールする姿勢とスキルを持っています。

一方で、収入が伸び悩む人の多くは、「自分の頑張りは、誰かが見てくれているはず」と考えてしまいます。しかし、どれだけ優れた仕事をしていても、それが周囲や上司に伝わらなければ、評価されることはありません。

「アピール=自己主張が強い」という誤解を持つ人もいますが、適切な成果のアピールは自己主張ではなく重要な権利であるとともに仕事の一部なのです。

外資企業では、例えば考課などのタイミングで、成果を示すために定量的なデータを集め、しっかりと準備することが当たり前になっています。私の場合、組織全体の成果についてはパワポでしっかりとまとめてプレゼンを行って、最大限伝わるようにしています。

日本企業では「謙虚であること」が美徳とされる文化がありますが、ただ待っていても評価される時代は終わりました。グローバルな環境において、「価値を生み出す人」だけでなく、「その価値を適切に伝えられる人」がより高い評価を得るのです。年収1,000万円を超えたいのであれば、自分の成果をしっかりアピールする習慣を身につけましょう。

できない理由を並べるのではなく、どうすればできるかを考える

仕事には常に予算や時間など様々な制約がついてきます。むしろ制約が一切ないのであれば誰がやったって結果が出ます

新たな案件や問題が発生したときに、普通の人は「ほかの案件があるから」とか「人数が少ないから」など、できない理由を並べがちです。ですが、できない理由を並べるのは時間の無駄でしかなく、制約がある中でそれでも「どうすればできるか」を考える人こそが付加価値の高い高年収人材になりえます。

「どうすればできるか思考」は、ロジカルに状況を整理する力と思考のクリエイティブジャンプが必要となるので、これを続けていく人は問題解決力自体が向上していき、ビジネスパーソンとしての土台を一段階高めてくれます。

外資企業では「10x thinking: これを10倍にするにはどうしたら良いか」や「thinking out of the box: 枠にとらわれず考えてみよう」といった言葉があり、強制的に「どうすればできるか思考」を発動するケースがあります。

みなさんもぜひ現在の業務に「10x thinking」「thinking out of the box」を取り入れて、「どうすればできるか思考」を鍛えてみてください。

姿勢こそが年収を上げる土台である

今回は、「年収1,000万円を超えられる人と超えられない人の違い」について解説してみました。

もちろん、スキルの向上は重要です。ただ、結局のところ社会は人とのかかわりあいでできており、「人の発言を真剣に聞く」「適切に自己主張をする」「ものごとを前進させるために思考をめぐらせる」という根本の部分に真剣になるということが、一番の年収アップのポイントだったりします。

心が変われば行動が変わる。
行動が変われば習慣が変わる。
習慣が変われば人格が変わる。
人格が変われば運命が変わる。

私の好きな言葉です。

まずは心=姿勢を意識的に変えてみることからやってみていただけたら、解説者冥利に尽きます。


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※ 本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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