違いのわかる大人を目指すあなたに、貴金属・宝石鑑定にまつわる知識をクイズ形式でご紹介します。今回は「天然ダイヤと人工ダイヤは見分けられる?」という問題です。
近年、たびたび話題に上がるようになってきた人工ダイヤモンド(ラボグロウンダイヤモンド)をご存じでしょうか? 2020年ごろから商業ベースに乗り始め、ジュエリーとしても広く利用されるようになった人口ダイヤですが、天然と人工のダイヤモンド、この2種類を見分けることはできるものなのでしょうか?
そもそもダイヤモンドとは?
その硬度、輝き、希少性から高価で人気のある貴石のひとつです。「4C」(カラット、カラー、クラリティ、カット)という評価基準で品質が決まり、それぞれの要素がダイヤモンドの美しさに大きな影響を与えます。ダイヤモンドの4Cを詳しく知りたい場合はこちらをご覧ください。
ダイヤは婚約指輪や結婚指輪など、人生の特別な瞬間に贈られることが多い宝石であり、永遠の象徴とされています。天然のダイヤはボツワナや南アフリカなどのアフリカ各所やロシア、カナダなど、世界中で採掘されています。
人工ダイヤ(ラボグロウンダイヤモンド)とは?
人工ダイヤ(ラボグロウンダイヤモンド)は人工的に製造されたダイヤモンドです。天然のダイヤモンドと同じ化学的、物理的、光学的特性を持ちますが、鉱山から採掘されるのではなく、人工的に作られたものです。ラボグロウンダイヤモンドは環境への影響を少なくするため、またはコストを抑えるために選ばれることが多く、近年ではその品質の高さに加え、SDGsや倫理的な観点から非常に人気が高まっています。
そんな2種類のダイヤモンドですが、見分けることはできるのでしょうか?
――正解は次のページで!