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三流は"仕事と関係のないこと"、二流は"仕事での行動"をほめる、では一流は?

JUN. 03, 2025 07:00
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この記事では、部下のやる気を引き出し、主体的に動けるようになる指導法を解説した書籍『教え方の一流、二流、三流』(北宏志 著/明日香出版社)より、「教え方の最適解」を抜粋して紹介します。今回のテーマは「三流は、仕事と関係のないことをほめ、二流は、仕事での行動をほめ、一流は、何をほめる?」

三流は、仕事と関係のないことをほめ、二流は、仕事での行動をほめ、一流は、何をほめる?

ほめられて、嫌な気持ちになる人は少ないでしょう。上司と部下も、いい関係性を築くために、「ほめ」は重要です。

ほめ方には細心の注意を払う必要があります。

「素敵なスーツだね」「今日の髪型、かっこいいね」

このようなほめ言葉もダメではありませんが、上司が部下に伝えるメッセージとしてふさわしいかと言うと、少し疑問です。

「この提案書はうまくできているね」「さっきのアポの話の進め方、とてもよかったよ」 このような言葉は、上司が部下に伝えるメッセージとしては、適しています。

でも、これだけでは"今どき"の若者たちを満足させることはできません。

今の若い世代は「承認欲求」が強い世代だと言われます。若者と関係性を築くうえでは、1つのキーワードであることは間違いないでしょう。

「さっきのアポの話の進め方、とてもよかったよ」は、あくまでも部下の仕事での行動 をほめています。

そこから一歩踏み込んで、「さっきのアポは、あなたがいてくれて助かったよ」「あなたがいたからこそ、アポがうまくいったんだよ」というように、部下の存在を認める言葉選びができれば、なおよいでしょう。

彼らの存在を認める言葉をかけることが、承認欲求を満たすヒントなのです。ほめる時は一つひとつの行動ではなく、彼らの存在そのものを認めて、ほめる。このことを意識するだけで、上司側の視点も大きく変わるはずです。

とは言え、ここにも注意点があります。何でもかんでも部下の存在を認めて、ほめればよいというわけではありません。

最近の若者は、非常に現実的な考え方を持っています。ほめ方が不自然だったり、明らかにとってつけたようなほめ言葉だったりしては、彼らの気持ちが冷めていくことは容易に想像できるでしょう。

本当は読んでもいない資料を「よくできていたね」とほめたところで、「どこがよかっ たですか」と聞かれて、墓穴を掘るのは目に見えています。

ほめるためには、相手をよく知り、よく見ることが重要です。上司のほめ言葉が適切かどうかは、上司が部下をどれくらいしっかりと見ているかを示すバロメーターにもなるのです。

一流は、存在を認める

  • 表面的なほめ方は逆効果

『教え方の一流、二流、三流』(北 宏志/明日香出版社)

教え方ひとつで、部下のやる気が変わる! 「指導が苦手」な上司におくる、一流の教え方 / 部下指導において、「教え方の最適解」を知っていますか?本書では、部下のやる気を引き出し、主体的に動けるようになる指導法を、「一流・二流・三流」の比較を通じて解説。元中学・高校教師であり、現在はZ世代向け研修で人気の著者だからこそ書ける、職場で即実践できる教え方のコツを紹介します。


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※ 本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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