コロナ禍をひとつのきっかけとして、食料品の買いだめや冷凍食品の消費が増えた。保存に必須の冷凍冷蔵庫も、冷凍庫の容量や使い勝手に着目した製品が人気だ。2台目、3台目の冷蔵庫/冷凍庫の需要も高まり、トレンドを形成している。
2台目以降に向いたコンパクトな冷蔵庫/冷凍庫に力を入れているメーカーのアクアから、業界唯一(アクア調べ)とする引き出し式のコンパクトな冷凍庫「AQF-DFA15R」が発売される。発売日は6月11日、価格はオープン、市場想定価格は8万2,500円だ。
高さをおさえたチェストタイプの本体は上下2段の引き出しで構成され、上段は63L(41L)、下段は82L(42L)、総容量は145L(83L)だ。カッコ内の容量は食品収納スペースの目安。本体サイズは幅600mm×奥行き685mm×高さ900mm、重さは40kgだ。
「冷凍庫」とはうたっているが、冷凍・チルド・冷蔵モードという3通りの温度帯を使い分けられる(上段と下段は同じ設定となり、別々の温度帯を設定することはできない)。急速冷凍機能を搭載しているため、作り置きの料理や下ごしらえした食材をすばやく冷凍保存できる。なお、急速冷凍では消費電力がや約90%増加する点に注意。
天面は耐熱100℃の仕様となっているため、電子レンジやオーブンを置いておける。庫内から取り出した食品をスムーズにあたためたり解凍したりできるため、時間と手間の節約につながる。
省エネ性能にも配慮しており、2021年省エネ基準達成率は従来モデル(AQF-GD10N)の124%から、新モデルでは194%に向上した。年間消費電力の目安は240kWh/年。また、キッチン以外の場所に置くことも多い2台目以降の冷蔵庫/冷凍庫では動作音も大切な要素だが、AQF-DFA15Rの動作音は約20dBとかなり小さくおさえられている。