オンライン株式スクール「株の学校ドットコム」は、株価との関係で注視しているニュースや話題についてのアンケート結果を4月23日に発表した。調査は4月2日、全国800名の個人投資家を対象に行われた。
はじめに、株式投資の経験年数は、最も多いのが「5~10年未満」の20.9%で、次いで「10~20年未満」の19.9%が続いた。「30年以上」は5.0%だったが、その他はおおむね均等に分かれた。
「株価に大きな影響を与えると思うニュース・話題」について、20の選択肢から複数回答で選んでもらい、その結果を経験年数別に分析してみると、いずれの項目においても、経験年数が長くなるほど選んだ人の割合が多くなる傾向があった。
経験年数別の回答数(選んだ項目の数)を見てみると、投資経験が「30年以上」の人は、20の選択肢から平均で7.6個を選んでいます。その一方で、「3年未満」の人は平均3.8個となっており、経験を積むほど様々なニュースや話題に目を向けていることがわかります。
経験年数による回答率の差が最も顕著だったのは、全体ランキングで2位に入った「アメリカ経済」。投資経験が「30年以上」の人では78%が選んだのに対し、「3年未満」の人で選んだのは34%に留まり、その差は44ポイントに。次に差がついたのは全体3位の「日銀の金融政策」で、37.3ポイントの差だった。
「株価にまったく影響を与えないと思うニュース・話題」については、「大阪・関西万博」(358人・44.8%)が最多に。次いで、2位は「7月の参議院選挙」(102人・12.8%)、3位は「石破政権の政策方針」(78人・9.9%)が続いた。
これを経験年数別で見てみると、ある程度の差が見られたのは1位の「大阪・関西万博」で、「3年未満」の人と「30年以上」の人を比べると回答率で20ポイントの差があった。