小正嘉之助蒸溜所は、ロンドンで開催された世界的なウイスキー品評会「ワールド・ウイスキー・アワード2025」の授賞式において、嘉之助蒸溜所 貯酒管理チーフ・神前拓馬氏が「ICONS OF WHISKY」部門で「世界最優秀貯蔵庫責任者賞」を受賞したと発表した。
「世界最優秀貯蔵庫責任者賞」は、熟成管理、樽補修、品質維持における日々の取り組みが高く評価されたもの。また、「樽」や「貯蔵熟成技術」が、現代のウイスキー造りにおいても評価されたことも意味している。
受賞を記念し、嘉之助蒸溜所は貯蔵技術を体験できる特別ツアー「WWA2025 世界最優秀貯蔵庫責任者・神前拓馬と巡るKANOSUKE貯蔵庫ツアー(仮)」の開催を予定。開催日程や予約方法については、後日公式HPにて発表予定となっている。
そのほか、本年度のテイスト部門では、下記の4商品が受賞した。
- 「嘉之助 DOUBLE DISTILLERY」(ベスト・ジャパニーズ・ブレンデッド・ウイスキー賞)
- 「嘉之助 HIOKI POT STILL 2024 Limited Edition」(ベスト・ジャパニーズ・ポットスチルウイスキー賞)
- 「シングルモルト嘉之助 蒸溜所限定 #010」(ベスト・ジャパニーズ・シングルカスク・シングルモルト賞)
- 「嘉之助 DOUBLE DISTILLERY The Mellow Bar Reserve」(免税店限定)(ジャパニーズ・ブレンデッド・ウイスキー部門 銅賞)
「嘉之助 DOUBLE DISTILLERY」は、「シングルモルト嘉之助」と、「嘉之助 HIOKI POT STILL」の2つの個性が引き立つ絶妙な配合を吟味した渾身のブレンデッドウイスキーで、2024年発売の定番商品。価格は1万4,300円(700ml)。
「嘉之助 HIOKI POTSTILL 2024 Limited Edition」では、定番のポットスチルウイスキーのアメリカンホワイトオークの新樽やバーボン樽原酒に加え、焼酎リチャー樽貯蔵の原酒をヴァッティング。価格は1万6,500円(700ml)。
「シングルモルト嘉之助 蒸溜所限定 #010 」は、原料や樽の組み合わせ、エイジング期間によって全く違う個性を楽しめるシングルモルト限定シリーズ。 「深焼き」の焼酎リチャー樽が焼きプリンのような甘い風味、ビターな余韻を生む。蒸留所限定発売だったが、現在は販売終了している。
また、デザイン部門では「嘉之助 HIOKI POT STILL 2024 Limited Edition」が、KANOSUKEとして初めて「ワールドベスト Limited Edition デザイン賞」を受賞した。
蒸溜所が位置する鹿児島・日置のテロワールをデザインしながら、味わいをイメージした深みのある茶色を基調に仕上げている。さらに、化粧箱の側面には、日置の豊かな自然と風景の写真をあしらった。糖化から瓶詰までの工程を国内で完結させる蒸留所のこだわりから、ラベルと化粧箱に「JAPANESE WHISKY」と明記。価格は1万6,500円(700ml)。