1865年、ジョルジュ・ファーブル=ジャコ氏が「ゼニス(ZENITH)」を設立。「完璧な時計」を目指し、天空の頂点を意味する「ゼニス」と名付けられた。160年目の2025年、ジョルジュ・ファーブル=ジャコ氏のイニシャルを冠したタイムピース、「G.F.J.」が登場した。160本限定で価格は695万2,000円。
タイムレス&クラシカルな「G.F.J.」は、ゼニスの歴史における傑作のムーブメント「キャリバー135」を甦らせた新バージョンを搭載している。
オリジナルのサイズ、外観、構造を踏襲しつつ、大型のテンプを収納する改良を施すなどして精度と安定性を向上。ほかにも、パワーリザーブが40時間から72時間へと大幅に延び、秒単位で時刻を設定できる秒針停止機構を取り入れている。
時計本体は、オリジナルのキャリバー135が生まれた時代を忠実にとらえ、1950年代のエレガントなヴィンテージと現代のモダンなアクセントを融合。39mmのプラチナケースはスレンダーなプロポーションと、段差のあるベゼル、曲線的なラグが特徴的。ブラッシュ仕上げとポリッシュ仕上げによって、シルエットや彫刻的なラインを引き立てている。
ゼニスのシグネチャーカラーであるブルーの文字盤には、12時位置にゼニスのスターロゴと「ZENITH」の文字に加えて、「G.F.J.」を配置。緻密に作り上げたというディテールから洗練のたたずまいが伝わる。
文字盤の外周リングにはファセットカットのホワイトゴールド製アワーマーカーをセットし、装飾は“ブリック”ギョーシェ模様。ドットのミニッツトラックは、ホワイトゴールドのピーズ(40個)を手作業で並べたもの。
ダイヤル中央は深青のラピスラズリを用いており、内包するパイライト(黄鉄鉱)のきらめきが星空を想起させる。スモールセコンドのサブダイヤルはマザーオブパールだ。
ダークブルーのアリゲーターレザーストラップに加えて、ブラックのカーフレザーストラップ、ブルーの“サフィアーノ”カーフレザーストラップという3本が付属。オプションとして、センターリンクにブリックパターンのエンボスをあしらった7連プラチナ製ブレスレットを用意している。
- リファレンス:40.1865.0135/51.C200
- ケース素材:プラチナ950
- ケースサイズ:径39.15mm×厚さ10.5mm
- 風防:ドーム型サファイアガラス(両面無反射コーティング)
- 裏ぶた:サファイアガラスのシースルーバック
- 防水性能:5気圧
- ムーブメント:手巻き機械式「キャリバー135」
- パワーリザーブ:約72時間