春、新たなスタートの季節。スーツやシューズの新調を検討するビジネスパーソンも多いこの時期、そろそろ"一生使えるビジネスバッグ"への投資を考えている人も少なくないだろう。
であれば、ぜひ国内メーカーに目を向けてみてほしい。日本の職人たちが生み出す世界最高峰の銘品、今回はそのうちの一つ、「TSUCHIYA KABAN」のコレクションをご紹介。「TSUCHIYA KABAN 日本橋店」の竹内祐眞 店長にオススメをセレクトしていただいた。
時を超えて愛される価値をつくる「土屋鞄製造所」
ランドセルの製造メーカーとして創業し、今年60周年を迎えた「土屋鞄製造所」(TSUCHIYA KABAN)。製品開発から素材調達、製造、販売、アフターサポートまで一貫して自社で行っており、大人向けの製品も25年前から展開している。
「比較的シンプルなデザインのアイテムが多いので、性別・年齢問わずお使いいただけます。ランドセルづくりで培った技術をいかし、見た目だけでなく使いやすさという点でも細部までこだわってつくっています。」(竹内さん)
使い手の魅力を引き立てるシンプルな美しさと、永く寄り添える丈夫さ。ものを運ぶアイテムとしての過不足のない機能と負担を感じさせない持ちやすさ……いずれのアイテムにも、これらのこだわりが込められているという。
ビジネスバッグ:「マグナス ファスナートップブリーフ」
そんな「TSUCHIYA KABAN」のラインナップからまず竹内さんがオススメしてくれたのは、ランドセルと同様、箱型の本体が特徴的な「マグナス ファスナートップブリーフ」。
ブリーフケースのラインナップの中でもハイエンドな価格帯で、持っているだけで背筋が伸びるような、格調高いアイテムだ。
「このアイテムで一番推したいポイントは、持ち手の設計です。2本の持ち手の長さに差をつけることで上下にすっきりと重なり、持ちやすくなっています。また、根元から握る部分に向けてゆるやかに細く・薄くなっているので、握り心地もいいですよ。」(竹内さん)
メイン収納部にはA4サイズの書類や、14インチまでのPCが収まるほか、手前と背面側それぞれにマグネット式ポケットがついているので、細かいアイテムをしまいやすくなっている。